写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.572] 2013年4月26日 第38回木村伊兵衛写真賞受賞作品展(コニカミノルタプラザ・5月2日まで)、国境なき子どもたち・ハービー山口写真展「物語、岩手の子どもたち」(ギャラリーシリウス・5月8日まで)、田沼武能写真展「戦後を生きた子どもたち」(キャノンギャラリー銀座・5月8日まで)をはじめ6の写真展と唐津隆大窯・中里太亀展(柿伝ギャラリー・27日まで)を巡り、夜はアキミューズ SOLO CONCERT「虹に咲く花」へ・・・・・・。

 

SDIM0205-001.JPG

SDIM0203-001.JPG

第38回木村伊兵衛写真賞受賞作品展を新宿のコニカミノルタプラザへ見に行った。菊地智子「IandI」と百々新「対岸」の2作品だ。それぞれ正攻法のドキュメンタリーでの表現で好感が持てた。作品の内容は現代に標準を当てたもので、ただ単にドキュメントという訳でなく人間の内面をしっかりと描いている。久しぶりの木村伊兵衛賞にふさわしい作品であった。会場は若い人たちであふれていた。

同時に開催していた高橋智史の「トンレサップー湖上の命」と瀬頭順平の「西海岸」の若い写真家の作品展も丹念にモティーフに迫っていて若若しい感性で表現していて気持ちが良かった。今年の土門拳賞受賞作品にしてもそうだが、ようやく写真が本来持っている大きな特性であるドキュメント性をいかんなく発揮した作品に光が当たりつつあるようである・・・・・・・・。

SDIM0207-001.JPG

近くにある柿伝ギャラリーで開催している「唐津隆大窯・中里太亀展」へ顔を出してみた。本人がいたので久しぶりの再会にパチリ~!!20数年前に、一度唐津の隆大窯を訪ねたことがある。その当時は彼は父親の跡を継いで陶芸をまだ始めたばかりであった。その後、親子展など何度か見にっていたが、こうして彼の個展を見るのははじめてであった。想像していた通りの作家となっていたのでうれしかった・・・・・・・。

SDIM0211-001.JPG
銀座の写真弘社に、5月締め切りの連載用の写真のデュープを出しに行った後、急いで行った「akiimuse solo concert ~虹に咲く花~」が開かれる南青山マンダラは、開演前からいっぱいのお客さんだった・・・・・・・。
SDIM0212-001.JPG

会場で会った僕の家の近所で、知り合いの大石朝子さんと義母さん。大石さんは新体操の全日本選手権代表だったアスリート。現在は後進の育成と地域で子どもたちに体操を指導している。彼女が中心となって昨秋制作したチャリティDVD「わけわけ体操」(1500円)は好評発売中。公式ホームページはhttp://wakewake9.jimdo/com/ 。 一度ぜひ、見てください。面白いですよ・・・・・・・。
そういえばアキさんを紹介してくれたのも彼女だった。1月の僕の新宿での個展にアキさんと来てくれた以来だったので、懐かしかった・・・・・・・・。

SDIM0215-001.JPG
第一部はアキさんのピアノの弾き語りを中心とした曲で構成されていた。
SDIM0223-001.JPG
第2部は衣装もがらりと変えて熱唱するアキミューズさん。写真家のアラキー曰く「アキの声歌は美しく哀しい、愛への祈り。」だが、その本質が伝わってくステージだった・・・・・・・・。
SDIM0237-001.JPG
アキさんのCD「akimuse」のプロデューサーで、ピアニスト・作曲家の安田美充央さんとコントラバスの名手・齊藤順さんのトリオでのステージは時には笑いもあり会場を和ませていた・・・・・・・。
SDIM0241-001.JPG
大きなアンコールの拍手に包まれながら歌い上げるアキさん・・・・・・・・。
SDIM0250-001.JPG

この日も前回のコンサート同様、PHP研究所の取締役・編集局総局長の小林成彦さんと行った。彼とは1987年に同社から刊行した僕の3冊目の著書『啄木・賢治 青春の北紀行』の担当編集者だった以来の付き合いだからかれこれ20年にはなる・・・・・・。2人で日本中を旅したこともある気心知れた友人である・・・・・・・・。

SDIM0251-001.JPG

翌日の26日、20数年前のKKベストセラーズの編集長時代から一緒に仕事をしてきた編集プロデューサーの松田祐造さんから数年ぶりに連絡があり、仕事の打ち合わせに高田馬場にある仕事場へ出かけた。還暦を過ぎ、持病をいくつか持っているとは言うが、金髪に染め上げた頭だけをみても彼は元気そのものだ。

SDIM0254-001.JPG

お互いにいくつもの病気持ち、明日はどうなるかわからないので一緒に記念写真を撮ろうよ~と言って事務所代表の三浦さんにシャツター切ってもらったのがこの写真。三浦さんいわく「まるでメキシコあたりのギャングの兄弟みたいですね」だって・・・・・・・・・。

 

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。