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[no.571] 2013年4月24日 第141回「一滴・しずく」俳句会(中原道夫選)に今年になってはじめて参加した。第38回「木村伊兵衛写真賞」授賞式・レセプションに出席した・・・・・。

4月23日、新橋において俳句同人誌「一滴」の第141回目となる句会が開かれた。僕は昨年暮れの忘年会の句会に参加して以来だった。この日の選者は、俳人の中原道夫さん。代表の岡井輝生さんも元気な姿で参加していた。久しぶりに句をひねってみたが駄句ばかり。案の定3句のうち入選は1句のみであった・・・・・・・。

・一村の終焉の地の穀雨かな  (入選)     風写

・琉球弧 島人集ふ復活祭          風写

・江戸っ子の祖母の肖像切山椒        風写

1句目と2句目はこの前、行った奄美大島のことを詠んだもの。一村とは、日本画家の田中一村のことだ。同人誌「一滴」11号が刷り上っていた。今号の特集は「誰にでも『ふるさと』はある」だ。僕も「私の故里・上州人気質とチベット」と言う題で文章と写真2点それに俳句を2句でページを構成している。1冊、800円ですが内容は面白いのでぜひどうぞ~!☆

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真剣に投句をし、選をする同人たち。
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句会終了後は、いつもの中原さんを囲んでの「懇親会」。僕が休んでいる間に、ワインバーの洒落た店に行くようになっていた。僕は居酒屋派なので、どうも落ち着かないなあ~・・・・・・・・。
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この日は午後6時半から丸の内の東京會舘で、第38回「木村伊兵衛写真賞」の授賞式・レセプションがおこなわれた。主催は、朝日新聞社と朝日新聞出版。写真界の大勢の人たちが参加していた。
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今年の受賞者の菊地智子さん(右端)受賞作品は「IandI」だ。作品展は新宿のコニカミノルタギャラリーで5月2日まで。
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「対岸」で受賞した百々新君。今年の2人の作品は人間くさいドキュメンタリーの匂いがして好感が持てた・・・・・・・。
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日本の写真家を代表するメンバーがいたので記念写真をパチリ~!☆。 右から野町和嘉さん、田沼武能さん、水越武さん、中村征夫さん。これだけの豪華メンバーが一堂にそろうのも珍しいだろうね・・・・・。ちょと表情が暗いかなあ~。僕もふくめて、おじさんばかりだものね~・・・・・・・・。
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レセプションを早めに切り上げてこの後、銀座のバーを2軒廻った。一軒目ははじめての店だったが創業43年の銀座では老舗のバーだった。二軒目は、太宰治などが通った文壇バーとして知られる「ルパン」だ。この店は昭和3年にオープンしているから、今年で創業85年。大老舗のバーである。
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久しぶりだったがマスターは僕を覚えていてくれて、写真家・林忠彦、義勝親子のことなど話が弾んだ。ちょうど発売になったばかりの「サンデー毎日」を持っていたのでプレゼントをした。「沖縄の美しい風景とともに島の人々が写っているのがいいですね・・・・・」と言ってくれたのがちょぴりとうれしかった・・・・・・。林義勝さんは、時々は店に顔をだしているという。僕ももう少しは来ようかなと思った・・・・・・。ちなみにこの店は僕の著書『太宰治と旅する津軽』(新潮社)の中にも登場する・・・・・・。

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