写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.410] 2012年1月20日 「弟49回 立川志遊の会」を聞きに行った・・・・。今朝はこの冬初めての本格的な降雪、いまも しんしんと降り続いている・・・・・。

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節約のため暖房器具を基本的に使用していないので、朝方の我が家は冷え込む。寝床からカーテンを開けて見ると外は雪景色だった。例年より大分遅い降雪だ。まずは起き出して愛用のシグマDP-1を持って玄関前の雪の光景を撮った。 それが上の写真。昨年までは栗の木が2本あってポイントになっていたのだが、虫にたかられて枯れてしまい、伐採されてしまった・・・・・・・。

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 昨日、19日は「弟49回 立川志遊の会」を聞きに日暮里サニーホールへ行った。この日の番組は、前座の立川吉笑と今度二つ目に昇進する立川らく太の落語。志遊の演目は、最初が「粗忽の釘」仲入り後、「鼠穴」だった。特にとりに噺、「鼠穴」は良かった。150人ほど入った満員のお客さんが水を打ったように静かに聴き入っていた。志遊にこう言う人情噺をさせるとさすがに上手い。まるで噺のなかの登場人物が高座にいるようである。緊迫感を持たせたまま、最後まで観客を引っ張っていき、ラストのどんでん返しでホッとさせて、落ちでどっと笑いを誘う・・・・・・。観客はそこでようやく「鼠穴」の意味が理解できるという仕組みなのだ・・・・・・。

僕も何度もこの会には足を運んでいるが、昨日ほどを客さんが入った事はなかった。椅子席が足りなくて始まる前に追加したほどであった。高座の終わったあと師匠は、この会をしばらく休会にする旨を発表した。しかし、必ず節目となる弟50回目は開催することも約束したのだ。20数年間にわたって彼を見続けてきた僕にはその心境が痛いように理解できた。志遊よ、多くのことを学んでさらに芸を磨き、一回りも二回りも大きな噺家となって僕らの前に現れよ~!!☆と願うばかりである・・・・・・・・・。 合掌

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 一番前に陣取った左から「志遊応援団長」のOさん、「三福きずな寄席」の世話人・居酒屋三福の主人(3人目)とその友人、左端は、琉球舞踊家の美崎陽子さん。遠くから駆けつけてくれてありがとう・・・・・・・。

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お客さん一人ひとりにお礼のあいさつをする志遊師匠を囲んで、記念写真をパチリ!・・・・・・・。

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この日は遅くなったのでいつもの師匠を囲んでの打ち上げはしないと言うので、僕らで立川流一門がよく飲みに来る店で打ち上げをした。初めて飲む面々だったが、話は多岐にわたって盛り上がった。陽子ネーネーをのぞいて、みな帰る方向が同じなので、最寄駅でもう一軒寄って氷雨のなか家路についたのであった・・・・・。

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