写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2340] 2021年12月14日  10月28日~11月4日までの「琉球 OKINAWA」の取材行の第二弾~!☆!(沖縄で会った人々と食事編)です~♡☆

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那覇市国際通り。僕が常宿にしているホテルの前からの夕日。

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およそ30年ぶりに逢い呑んだ昇さん。互いに若かった頃は、報道写真家をめざして、沖縄の米軍基地を取材して歩いた。児童文学を書いていて、若くして癌で亡くなった奥さんもいつも一緒だった。僕が沖縄取材中は必ず彼の家に泊まった。長い時には1ヵ月間お世話何なったこともあった。娘さんもふくめて家族の様な付き合いだったのである・・・。当時、高校生だった娘のFちゃんは50歳になっていた。

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牧志の公設市場でよく呑む。1Fの鮮魚屋さんで魚を選び、2Fの食堂に持って来てもらって千ベロ(千円でべろべろに酔う意味)を頼む。生ビールでも泡盛でも4杯呑めるのだ。沖縄の飲み屋では千ベロはよくあるメニューだ。店によって内容はそれぞれ異なる。ちなみに上の写真の刺身盛は1.000円なり。

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真っ黒だった髪も真っ白に・・・。歳月の流れを感じた。でも、語り口や笑い顔や声は昔とまったく変わっていなかった・・・。この日は二軒で締めた。お互いにいい歳になったのだ。

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僕の写真の先輩でもある沖縄を代表する写真家・小橋川共男さん。「泡瀬干潟を守る連絡会」の共同代表も務めている。僕が上京して間もない頃に出会った。僕が行っていた写真学校でも講師をしていた。JPSの理事も一緒にやっていた時期もある。でも先生と言ったことは一度もなかった。約半世紀ずーと友だち付き合いだった。小橋ちゃんはもう80歳になるという。

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嘉手納町にある防衛施設局の前で、一人で抗議のための写真展を開いた。見に来た人は僕と小学生の3人の女の子だった・・・。写真は小橋川さんのライフワークの一つ、泡瀬干潟ものがたり。

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泡瀬漁港にある漁連の直営店で遅い昼ご飯を食べた。共通の友人であるMさんが駆けつけてくれた。久しぶりだった・・・。

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名護市内に戦前からある老舗写真館の四代目、東邦定さん(左端)。沖縄県写真協会の会長でもある。彼がミャンマーの少数民族の人たちを撮影した作品。見て欲しいというのでみんなで見させてもらった。さすがに日本肖像写真家協会の会員でもあるだけに、一人一人の個性や内面を捉えるのはさすがと思った。

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東さんのスタジオで。沖縄県写真協会の理事のみなさんが本島全域から集まってくれた。前列右が会長の東さん。後列左が事務局長の新里栄治さん。

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僕は名護に行くと寄るそば屋がある。その一つ宮里そばのソーキそば。新里そば、八重そばにも行く。この三軒は旨い。

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やんばるの名物、イノブタ丼。

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かって名護湾でおこなわれていたイルカの追い込み漁の写真。いまでも名護の酒場ではイルカ料理を出す店もある。(宮里そばの壁に飾ってあった写真、地元の写真家が撮影したものだという)

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僕が名護に行くと必ず寄る食事処・春海へ東さんと行った。東さんもよく知っている店だった。

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古い友人の宮城リーミさんの店にも寄る。彼女はヘアメイクアップアーティストでもある。同時に名護市商工会理事、同会女性部常任理事、北海道日本ハムファイターズ名護市協力会応援団長、名護ファイターズクラブ後援会副会長などの顔も持つ。また、写真にも興味を持ち、撮影もする。お姉さんは現在、ニューヨークで画家として活躍をしている。

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僕が那覇に行くと必ず顔を出す牧志公設市場の食事処ツバメの会長・張陳 雪貞さん(中央)。今は息子さんが社長を継いでいる。長い付き合いである。

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沖縄芸術大学4年生の仲濱美海さん。東京にある琉球料理店・みやらびの女将・仲濱功子さんのお孫さんだ。彼女が小さい頃から知っていたがこんなに大きく育っていたとは・・・。沖縄ではじめて今回会った。卒業したら東京に戻り、功子女将のサポートをすると言う。琉球舞踊も三線、島唄も猛勉強中である。

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公設市場で親子で鮮魚店をしている。

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帰京する前日に、「沖縄タイムス」記者で編集委員の阿部岳さんと会う。彼とも20数年来の付き合いだ。まだ若いが今や沖縄タイムスを背負ってたつ辣腕・スター記者である。

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僕はこの大嶺鮮魚店を贔屓にしていて、必ずこの店で美味い肴を用意してもらっている。後ろが大将。家族ぐるみでやっている。この公設市場のどの店もコロナ禍の影響でガラガラ。閉まっている店も多く、閉店になった店も目立った。一日もかっての賑やかな市場になって欲しいと思った・・・。

◆この1年間は、明けても暮れても新型コロナウイルス感染との闘いだった。気が付けばもう師走。日本文化の良い面なのか、あしき習慣なのか。「お歳暮」のシーズンがやって来た。貧乏写真家にとってはサンタクロースなどよりもずーとありがたいのがこの習慣だ。心優しい全国のみなさまが今年もまたさまざまな心の籠もったお歳暮をお送りくださった。ありがとうございます・・・ 合掌

☆埼玉・Nさま 会津みしらず柿一箱  ☆長崎・Yさま 博多一口ぎょうざ一箱  ☆岡山・Tさま 瀬戸ままかり詰め合わせ  ☆愛知・Hさま 鎌田醬油の詰め合わせセット  ☆岡山・Hさま 信州りんご一箱  ☆埼玉・Tさま 大根、白菜など野菜いっぱい  ☆長野・Hさま 干し柿     ◆ありがとうございました・・・。

 

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