写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.914] 2016年4月24日 中国貴州省・雲南省2000kmの旅ー「夜郎国故里」とイ族が創った政権「羅殿国」の世界を11日間取材した~!☆(食事編そのⅠ)

3月30日から4月9日の11日間取材に行っていた中国・貴州省と雲南省の旅から無事帰国したという報告をしたままになっていたので、2回に分けて旅の食事編を紹介する。第1回目は、3月30日~4月4日の昼食まで。第2回目は4月4日の夕食から帰国の日の4月9日の朝までを報告する。

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3月30日、貴州省の省都・貴陽市の空港に着いたのは午後10時30分を回っていた。軽い夕食は機内食で済ませていたが、貴陽での夜はこの日だけとホテル近くにあった屋台で遅い晩飯取った。炭火の上にトレーみたいな鍋をのせて鳥肉と内臓を焼いて食べるのだが、珍味であった・・・・。

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3月31日貴州省旅游局の課長の楊さん(右から2人目の女性)、前日空港に出迎えてくれた通訳・ガイドの姚沐君(正面)、運転手らと合流した。長さ50キロ、幅1、2~5,3キロ続く石楠花の原生林の「百里ツツジ(石楠花)」の食堂で昼食を取った。
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またしても写真が縦位置にできなくてすみません・・・・。
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3月31日は大方など巡り七星関に泊まる。走行距離は約300kmだった。この日もまた、ホテル近くの屋台に繰り出して焼き鳥で一杯やった・・・・。中国にはこの手の屋台は全国にあるが、その地方、地方によって具材や味付けが多少は変わる。深夜から朝方までやっているので、若者たちから家族連れまで訪れて賑やかだ。

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七星関区のホテルは、僕が26年間中国を旅して宿泊したなかで、5本指に入る良いホテルだった。とりわけ食事がずば抜けて良かった。そう言うこともあって3月31日、4月1日の2日間の夕食は、めずらしくホテルで取った。何が良かったかというとまず、新鮮な魚介類。その数の多さに驚いた。貝はみな生だった。カニもあり、刺身では、タイ、サーモン、タコ、イカなど、ナマコまでありその場で切って盛り付けてくれた。もちろん巻きずしから握りずしまでそろっていた。

他に各種鍋物、ビールやワインは飲み放題。おかずの種類は30種をこえていた。フルーツやデザートも豊富だった・・・・。 標高2000mを超す山岳地の街で、これほどの鮮度の良い魚介類を出すとは・・・・。 本当に驚いた。お客は外人は僕らだけ、すべて中国の人たちだった・・・・。

 

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4月2日、四川省の境にある大屯イ族の土司荘園を訪ねる。大屯郷の役場で昼飯をご馳走になる。正面の眼鏡の人が副郷長さん。郷は村や鎮より大きな行政機関だ。悪路を120キロ以上走って来たのでみな相当疲れが出た・・・。

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4月2日の夕食。朝から320kmを走ってようやくフーザンに着いた。標高は2070mの街だ。旅游局の幹部と外事部、行政の幹部の人たちが出迎えてくれ、ホテルでの遅い夕食となった。

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右から一番お元気な90歳の写真家・中村咲さん、僕、一番若い眞月美雨さん。

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美雨さんのポートレートを撮る・・・・。

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右から役所の幹部、写真家の烏里烏沙君、通訳の姚君。旅游局の局長さん。ちなみに姚君は大連外語大学の日本語科卒。烏里君の大学の後輩だ・・・。

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4月3日、カセツ市珠市での昼食。貴州大学の民俗学を学ぶ学生たちと合流して昼食を取った。地元の旅游局の責任者が自家製の白酒をポリタンクに入れて持ってきた。美味であった。

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イ族出身の旅遊局担当者(右から3人目)が、イ族の歌を披露したので、日本側から何か返さなければいけないと僕が代表して、故郷・上州の正調「草津節」を唄った・・・・。

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この地方では名物の羊の鍋料理・・・・。
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3月31日~4月3日までの4日間、僕らとともに行動してきた貴州省旅游局の楊さんがここでお別れとなるので、みんなで記念写真を撮った・・・・。
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4日間、ありがとう~!☆「貴州省の魅力をぜひ、日本の人たちに知らせてください・・・」とメッセージを言ったあと僕と記念写真を撮った。別れ間際に彼女は僕と、熱いハグを交わした・・・・。
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4月3日の夕食。威寧にある標高2170mの草海の辺の食堂で遅い夕食を取った。左端は地元の旅游局の担当の王玉媚さん。4日はイ族の民族衣装を纏って僕らを案内してくれた。
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4月4日、イ族の板底村に取材行く。そこでの昼食の折、美雨さんと烏里君の要望によりポートレートを撮ることとなった・・・・。
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「写真家らしく撮って欲しい」と言う烏里君の要望にそって厳しい眼光の写真を撮った・・・・。
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美雨は自然体で・・・・。
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ここでも歌を唄いながら次々と酒を注いでくる・・・・。
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イ族の伝統的な料理をいただく・・・・。器も漆器で模様も美しい・・・・。

 

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