写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.764] 2014年11月1日 小松健一写真展「三国志巡禮」の最終的な打ち合わせの後、松本徳彦写真展「迷宮都市・ウ”ェネツィア」(富士フィルムフォトサロン)、写真歴史博物館企画写真展「土門拳 二つの視点」(第1部 ”こどもたち” 12月1日まで。第2部 ”風貌” 12月2日~2月2日/フジフイルムスクエア)など見た。そして橋本真智子<奄美の地・血・智>奄美大島からの発信・・・展VOL・11(11月3日まで/アートギャラリー道玄坂)に行った。

 

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今日から11月、神無月(陰暦10月の異称)。この時期、出雲地方では、全国津々浦々の諸国から神々が集うので神有月と呼んでいる。今年、2014年も残す所あと2ヶ月となってしまった・・・・・・・・。

11月4日から始まる僕の写真展「三国志巡禮」の最終的な打ち合わせのために、会場となる東京中国文化センターへ出向いた。この間、担当として係わっていた嘉村さんが、今日から中国出張のためしばらく留守にするので、新担当の媛さん、副センター長の張さんらを交えて細かい話し合いをしてきた。当日飾る看板やレセプション用の備品の確認などもした。いよいよ後2日でオープンする・・・・・・・。

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虎ノ門にある東京中国文化センターで、僕の写真展の担当になった媛さんと。中国人スタッフだが日本語は何とか大丈夫だ。ギャラリーは「中国藝術展」を開催中だった・・・・・・・。
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六本木の東京ミッドタウン・ウエスト1Fにあるフジフイルムスクエア(左)。
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写真家・松本徳彦さん(右)と写真家・高木康允さん。2人とも僕が30年前に日本写真家協会に入った頃からずいぶんお世話になった先輩たちだ。JPS理事を3期一緒に務めたこともあった。松本さんは現在、公益社団法人日本写真家協会の専務理事として活躍されている。
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展示された作品は数点を除き銀塩フィルムで撮影したものだと松本さんはいう。発色や臨調感、奥行きなどの空気感がやはり昨今のデジタル写真ばかり見ていたので、全然違うことが改めてよく理解できる写真展だった。記念にパチリ~!(高木さんが撮影)
フジフイルムスクエア内にある写真歴史博物館で、土門拳のモノクロ写真展をしていたので見た。「こどもたち」シリーズの名作が並んでいた。12月2日からはじまる「風貌」の作品はすべてウ”ィンテージプリントだというので、じっくり見に来たいと思った・・・・・・・。

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昨年3月~4月に奄美大島に行った折に、偶然に島唄が聞ける酒場で出会ったのが縁で、友達になった橋本真智子さんの展覧会へ行った。会場は渋谷のアートギャラリー道玄坂。彼女は1974年からデザイナーの高田賢三さんのスタッフとしてフランス・パリへ在住し、その後、文化出版局のスタイリストなどを経てオリジナルブランドを立ち上げた。現在は1300年の伝統を受け継ぐ奄美大島紬の魅力に惚れ込み、ここ数年奄美がよいを続けている。第22回ユザワヤ創作大賞展でグランプリ。今年の23回展では、ファッション大賞受賞している・・・・・・・。

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今年の授賞式に、真智子さんの受賞作品を着て、モデルとして登壇したというまり子さん。その縁で来たのだ。
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まり子さんは、日常的にも着物が大好きでよく着ると言う。大島紬の反物を着付けているのが真智子さん。
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大島紬の反物を見事に着物みたいに着こなした・・・・・・。
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今度は白大島紬の反物をあてているところ。ギャラリーのオーナーも手伝わされていた。
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は~い、完成です~!☆
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今年の授賞式ではじめて会ったというお二人だが、とても息のあった仲間みたいに見えた・・・・・・・。
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後片付けを黙々としていた。信州で生まれ育ったというまり子さん。僕はオーナーが注いでくれた奄美の黒糖酒・高倉をちびり、ちびりとやりながら、彼女らのやり取りや会話を肴にして時折、パチリとやっていたのであ~る・・・・・・。
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3人で記念写真もしっかりと。オーナーの撮影。僕が被っているベレー帽は、スペイン製の超おススメだからと言われたもの。でも僕には真智子ちゃんみたいに似合わないよ~!
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最後はまり子さんの撮影で撮った。 みなさん、僕の写真展には必ず来てくれると言っていた・・・・・・・。待っているさ~!

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僕の親しい友人の画家で音楽家の美崎太洋さんから昨夜、突然電話があり「小松さんの最寄り駅まで秋刀魚すしを持って来ているからちょっと出てきてよ・・・・・」と言う。僕は4日間は家から一歩も出ずに、静かに写真展の初日を迎えようと決めていたのだけれども、わざわざ太洋さんが手作りの秋刀魚すしを持って来てくれたというので、ついつい出かけた。これがその太洋作の秋刀魚すし(何個かすでに食べたあと)。彼の故郷は紀伊半島の先っぽの御坊市だ。秋刀魚すしと、めはりずしが本場の土地柄。美味な秋刀魚すしを頬張りながら佐藤春夫の詩「秋刀魚の歌」を思い出した・・・・・・。

 

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