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[no.621] 2013年9月19日 今日は仲秋の名月・・・・・。 昨日開かれた「写真集団・上福岡」の9月例会に参加した・・・・・・。

 

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「写真集団・上福岡」の9月例会の合評。先月は写真展だったので、2ヶ月ぶりの例会だった。終了後、有志でいつもの焼き鳥屋へ行ってしばし写真論議に花を咲かせた・・・・・・・。来年卒寿を迎える2代目会長の柴田格一さん(右端)は、お元気に毎回出席する。長年撮り続けてきた「樹」を卒寿を記念して来年当たりに写真展をやろうと言うこととなった・・・・・・・・。

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仲秋は、陰暦の8月の異称。いわゆる秋の半ば、という意味である。この季節の月は特に大気も済んでいて美しいということで、古来から日本人は、仲秋の名月と言って、ススキを飾り、団子を供えてお月見をしてきた。僕らの田舎では、この夜、子どもたちは長い竹ざおの先に魚を突くヤスなどをくくりつけて、家々の縁側に飾ってある団子を狙って回り歩いた。金持ちの家は、団子だけでなく、饅頭やお菓子も供えてあったので、特に力を入れて狙ったものである。番をしている親父さんなどに見つかったものなら「こ~ら~!!」と怒鳴られたが、それ以上は追求されなかった。暗黙の内に、仲秋の名月の夜は、いわゆる供え物を盗んでも良いと言うことになっていたのである・・・・・・・・。

ちなみに今日、9月19日は俳句・短歌の革新をおこない、中興の祖となった俳人・歌人の正岡子規が明治35年(1902年)に亡くなった日だ。明後日の21日は、詩人の宮澤賢治が昭和8年(1933年)に亡くなっている。二人とも30代の若さだった・・・・・・・・。
昨日は台風一過の後だったので、綺麗な月の夜だった。今夜も仲秋の名月にふさわしい満月が望めることだろう。お供えにと、きんつばを買ってきたので、今夜はお月様にお供えをしたあと、いただこう~と・・・・・・・・。
上の写真は、玄関前に広がる畑の隅に咲いた野菊の一種だろうか・・・・・・。今朝撮影した。



 

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