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[no.465] 2012年6月28日 弟30回記念写真展「写真集団・上福岡」、松村敏興写真展「はな いのち」同時オープン、60数点の力作並ぶ!☆アトレ川越6F/7月1日(日)まで。

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 昨日6月27日から川越駅東口のアトレ6Fで始まった弟30回記念写真展「写真集団・上福岡」、松村敏興写真展「はな いのち」を見に行った。30周年記念にふさわしいそれぞれの力作が並んでいた。午前中飾り付けをし、午後1時からオープンしたのだが、僕が行った4時にはすでに入場者が100名を超えていた。非常に好評だと会員たちは喜んでいた。僕も「宮澤賢治 雨ニモマケズという祈り」よりー早池峰神楽の1作品を出品しているが、何だか気恥かしくなるような思いがするくらい会員たちの作品はいい。見に来てくれた日本写真家協会会員の烏里烏沙君も「プロ、アマチュアの壁を越えてすばらしい出来栄え・・・・・・」と感想を語っていた。

写真展は7月1日(日)17時まで。会期中の6月30日(土)15時から僕の作品合評が行われる。無料で自由に参加できますのでふるってご参加ください。希望者は終了後、交流会を予定しています。上の写真は、個展を同時に開いている松村敏興さん。作品の前で記念写真を撮った。松村さんが写真集団・上福岡の門を叩いてから、かれこれ10年程たつが、この間の彼の努力は目を見張る物があった。花一点に絞り、ひたすらその表現を追求してきたのだ。その集大成が今回の作品。はなの持つエロスをイメージした作品は、いままでの日本の作品でも例が少ない。作品から漂う生命への直向きな姿をぜひ、会場でご覧下さい。作者の熱い思いも聞けるでしょう。

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4月5月に一緒にチベットを取材した写真家の烏里君が、わざわざ初日に見に来てくれた。彼はチベットから帰国した後も2度四川省、雲南省へ行っており1週間前に戻ったばかり、そして3日後にはまたチベット国境の大雪山脈へ取材に入ると言う超多忙な写真家だ。チベット以来の再会だったので一杯飲んだ。8月の四川省西南地方の取材の打ち合わせも兼ねてだ。今月一杯で法律で規制されるレバ刺しを食べに行こうということになった。この日も3皿食べたがこの間食べまくっている感がある。大体5~60年にわたり日本人が食の一つとして食べ続けてきたレバ刺しを一方的に強制手段を使い法律で規制するとは、腹立たしいにも程がある。食の自由を奪うのか。それは何千万人もが食すれば、中には具合いが悪くなる人もいるだろう。それは何もレバ刺しに限ったことではない。命を落とすほどの猛毒のある河豚だってきちんと調理することで、美味しくいただけるのだ。それぞれの自己責任で食せれば良いことで、何かお上が刑罰をちらつかせながら法律で規制するやりかたは馴染まないであろう。

などと2人で文句を垂れながらもしみじみと「旨いね~」と食べたのである。もちろん芋焼酎をやりながらだ。この日はもう少し廻ろうかと魚を食べに行き、そして酒屋の立ち飲みで飲んで、最後にまた魚の旨い店でお開き。もちろん最後の2軒ではつまみは無しである。烏里君も久しぶりに旨い酒をたらふく飲んだと喜んでいた。薄暗い路地で彼の旅の無事を祈り、固い握手を交わして別れたのである・・・・・・・・・。 

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