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[no.449] 2012年5月17日 ”チベット6010キロメートル走破の旅”ー探検家・矢島保治郎の生誕130年記念事業の成功のため敢行!!無事帰国しました・・・・・。

 4月25日以来、23日ぶりのブログの更新、大変ご無沙汰しました。実は西蔵ことチベットへ取材に行っていました。今年生誕130年となる上州の探検家・矢島保治郎の記念事業の一環として今年11月に開催される展覧会をはじめとした事業を成功させるために敢行した旅であった。中国政府のビザはもちろんチベット自治区政府の軍区、公安局、外事局、旅遊局の4部門の許可書を取ってようやく入れた取材だった。これは奇跡に近いことで、日本をはじめ、欧米の観光客のツアーのほとんどは許可がおりていないのが現実であった。

当初は許可が下りていた地域も現地に入ってから許可が取り消された地域もあり、大変な取材となった。検問に継ぐ検問、パスポートの提示はもちろん何度も呼ばれて本人確認をさせられた。その数は数十回、22年間中国を旅し、5万6000キロメートルにおよぶ取材をしてきたが、こんな経験ははじめてのことであった。

今回の取材には、都内在住の中国の写真家であり探検家でもある烏里烏沙君と長崎在住の写真家・山崎政幸君の2人が同行してくれた。高山病や下痢、胃腸炎など苦しんだが何とか3人とも無事に帰国することができた。さまざまなエピソードがあったが、明日から数回に分けて写真を中心に報告していきたい。どうぞご期待ください・・・・・・・・・・。   合掌 (オーマニ・ペイメイホン)

 

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 チベットを象徴するポタラ宮殿を背景にして(ラサ市内)

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 まだチベットが統一されていなかった時代の初代西蔵王の宮殿で。標高3750mの岩山の上に聳えていた。旅の安全を祈願してタルチョー(祈祷旗)を奉納した。

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 メラサン峠(5130m)をはじめ、5000m級の峠はいくつも越えた。標高4500m以上は氷雪だった。雪が降りしきる峠も多かった。2度越えた4500mのセチラサン峠で。

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 1419年創建の色拉寺の入り口のマニ車を旅の安全を祈願して廻す。

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夕暮れの布丹拉山(4910メートル)に立つ。午後8時を廻っていた。写真家の烏里烏沙君が撮影してくれた・・・・・・・。

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