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[no.344]  2011年8月10日 この夏、”ぶどうぱん社”が贈る2冊の豪華写真集☆ その第1弾!! 瀬下太刀男写真集『瀧 巡礼』(限定250部・シニアルNO入り)刊行。同写真展も銀座・コダックフォトギャラリーで8月19日~25日まで開催!!☆~

 

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東京・隅田川の夏 (2009撮影)

昨年来、準備をしてきた瀬下太刀男写真集『瀧 巡礼』が8月上旬に刊行された。本書は瀬下さんがこの5年間、主に東日本の120の瀧を四季を通じて取材したもの。有名、無名の瀧もあるが、そのどれもが瀬下さんがほれ込んで通った瀧ばかりである。作品を見てもらえればわかるが、厳寒の氷雪のなかの瀧をはじめ、どの瀧も深山にひっそりとあるものばかり。来年、喜寿を迎える瀬下さんにすれば、決して楽な撮影ではなかった。トレーニングを重ねて何時間も重いカメラと三脚を担いでの取材行だったのが忍ばれる。

本のサイズはA4最大上製本、240センチX310センチ。130ページ(内モノクロ8ページ)。日本の瀧の写真の第一人者、写真家・北中康文さんの文章と僕の「日本人の精神を求めて瀧巡礼をする写真家」を収録。撮影した全ての滝のデータも。限定250部で、すべての本にシニアルNOと作者の印章が捺印されている。定価は税込みで12000円だ。印刷は現在、日本で最高のスタッフが担当。すばらしい仕上がりとなっている。

大震災があった2011年の夏に”元気がでる本”として、世に送り出した「ぶどうぱん社」の第1弾目の写真集をぜひ、お手に取ってごらんください。(申し込みは、FAX048-456-7302・ぶどうぱん社)
最後に写真家・北中康文さんの本文中からの一節を紹介します。
「滝を崇め、滝に身をゆだね、そして滝によって心身を清めるという日本人独自の精神性にまで、瀬下さんのカメラアイが迫りました。」

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仕上がった写真集『滝 巡礼』を抱えてカメラの前に立った著者の瀬下太刀男さん。ぶどうぱん社で

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