写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.345] 2011年8月12日 東日本大震災から5ヶ月間が過ぎた。2万人を越える死者・行方不明者のご冥福を祈るとともに、被災者とこころをつなぎ続けよう☆~

 

DSC_0563.JPG
「三国志巡歴」の旅より・・・・・紹興県安昌鎮・2011年7月14日撮影

昨日でちょうど東日本大震災が発生してから5ヶ月が過ぎた。福島原発事故の放射能漏れ、うだるような炎暑、そしてゲリラ豪雨と気が重い日々が続く・・・・・・・。まして被災された人びとにとっては耐え難い5ヶ月間だったろう。2万人を越える死者・行方不明者と、そのご家族のことを想うと胸がはり裂かれる思いがする。己の無力さも痛感しながら・・・・・・・。

せめて節電をして蒸し暑さのなかに身を置き、少しでも苦痛を共感できればと思い家の中ではパンツ一枚でこの夏は暮らしている。お客が来るたびに慌てて布を腰に巻いて出るのである・・・・・・・。

僕らが子どもの頃は、夏といえば大人も子どもも上半身は裸というのは当たり前。小さいガキどもは、みな素っ裸だった。いわゆる「フルチン」というやつだ。先日、中国に取材に行ったが、中国は大都市でもまだまだ上半身は裸で町を歩いている人がけっこういるのが懐かしくもあった。

そういえば中学生になるまでは、褌をして泳ぐとお姉さんたちに殴られたものだ。その中学生や高校の姉さんたちはシミーズという白い下着で泳いでいた。もちろんパンツは履いていたが、ブラジャーなどはしていなかったので濡れた布に張り付いた乳房は子ども心に眩しかった記憶がある。裕福だったふとん屋の息子が、町で20円で買ってきたという前あてに三角巾が付いている黒い褌を「ジャ~ン!」という感じで締めてきたときには、僕らはうらやましさとカッコよさに憧れたが、それを見つけたネエネエたちがたちまちに取り囲んでその黒い褌を剥ぎ取ってしまい、投げ捨てた。あげくの果ては、ふとん屋の倅はネエネエ軍団に、掟を破ったと川に突っ込まれてギャーギャーと泣いていた。僕はその光景を目撃して以来、女性に対しての恐怖心がどこかにトラウマのようにあるのかも知れない?!~☆ 嫌いではありませんが・・・・・・。

まだまだ晩夏にはほど遠く極暑の日々が続きます。みなさん、くれぐれもご自愛くださいまし・・・・・ 合掌

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。