写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.352] 2011年8月31日  同志社大学生の愛ちゃんと”花のお江戸ぶらり~3日間☆グルメデート” 鈴木孝雄写真集『我が心の山嶺』本印刷の立会い始まる!!

8月28日、僕の写真の長年の弟子、高松に住むSさんの娘さんの愛ちゃんから突然連絡があって上京するので会いたいという。僕は愛ちゃんが小学校低学年の頃からよく知っているので、前夜の飲みすぎで頭がふらふらしていたにもかかわらず、待ち合わせをしていた東京駅へ向けて、9時過ぎには家を出た・・・・・・・。

SDIM5654.JPG
2年半ぶりの愛ちゃんはすっかり大人になっていた。何よりも長い闘病生活に打ち勝ってすっかり元気を取り戻していたのがうれしかった。足取りもしっかりしていたし、笑顔も可愛かった。今は希望していた京都の同志社大学の1回生、大学祭の実行委員もやっているそうだ。国会見学をしたり、友達にあったりするため3日間の滞在するという。僕に会うのも目的のひとつだと、うれしいことを言ってくれた。
昼時になったので、まずは御徒町の江戸前鮨屋へ入り好きなものを食べまくってもらった。この店は上野広小路亭に落語を聞きに来る時には、よく寄る鮨屋。新鮮なネタで安いのがいい。愛ちゃんは雲丹、いくら、鮑、牡丹エビなどおなか一杯注文していた。20歳の誕生日を過ぎたので「ビールも飲めます~」というので、初めて彼女と乾杯をした。大学入学と病気快復を祝って・・・・・・・・。
SDIM5656.JPG
上野・アメ横も歩いてみた。大学入学のお祝いに気持ち小さなプレゼントをした。
SDIM5660.JPG
彼女は東京をのんびり歩いたことがないというので、浅草・浅草寺にも行ってみた。日曜日とあって仲見世通りは観光客でいっぱい。まずは定番の雷門前で記念写真をパチリ。
SDIM5663.JPG
次に下町のシンボルとなったスカイツリーをバックにパチリ。僕はまるで愛ちゃんの専属の記念写真カメラマンで~す☆
SDIM5664.JPG
暑いのでなつかしのキャンデーを2人で。
SDIM5671.JPG
いよいよ、浅草寺本堂へ。その前にまたパチリ・・・・・・。
SDIM5675.JPG
本堂でお参りをすませてからお御籤を引いた。僕はなんと「第9 大吉」それも内容がいままでのどのお御籤よりもいい。ラッキーさ~☆ 愛ちゃんは「中吉」だった。でも内容はすこぶる良し。
SDIM5680.JPG
浅草寺山門と新名所・スカイツリーのコラボレーション。
SDIM5682.JPG
長い時間歩いたので少し涼しくなるまで「神谷バー」へ。神谷バーへは愛ちゃんが行きたい、行きたいと言うので行った。僕は浅草へ来れば必ず寄る店で、俳句仲間と句会などもここでやる。神谷バーといえば創業明治13年の日本一の老舗バー。130年余の歴史がある。永井荷風、川端康成、石川啄木、萩原朔太郎、谷崎潤一郎、坂口安吾、壇一雄、三浦哲郎など多くの文人たちが愛した店だ。作品の舞台としても登場する。愛ちゃんも僕と同じデンキブランに黒ビールでちびりちびりやっていた。日本酒が好きでよく一人でも飲むのだそうだ。お父さんもお酒が強いからそのDNAなのか・・・・・・・。
SDIM5684.JPG
僕がデンキブランをやっているところを愛ちゃんが撮ってくれた。彼女は神谷バーのオリジナルのこのグラスをおみやげに3セットとデンキブラン1本を買い求めていた。
SDIM5688.JPG
西日になって少し涼しくなって来たので隅田川の辺に。アサヒビールのビルとスカイタワーをバックにしてまたまたパチリ。愛ちゃんの頬がほんのり赤く染まっていた。川風がここちよかった・・・・・・。
SDIM5689.JPG
写真を撮っていた青年が「お二人で撮りましょうか?」と言って記念写真を撮ってくれた。
SDIM5699.JPG
隅田川の浅草から日の出桟橋を経て台場まで海上バスで短い船旅をすることにした。韓国や中国、ヨーロッパなどからの観光客が多かった。
SDIM5701.JPG
永代橋をくぐる。気持ちよさそうに眠る愛ちゃんでした・・・・・・・。隣は韓国から来たという2人の娘さん。
SDIM5706.JPG
暮れなずむ東京湾。
SDIM5709.JPG
SDIM5714.JPG
レインボーブリッチの下を行く。
SDIM5722.JPG
お台場で。愛ちゃんが有楽町・銀座へ行きたいと言うので有楽町でディナーをすることにした。
SDIM5725.JPG
日曜日なので鮮魚などを専門に扱う店は休みの所が多い。この店は鹿児島料理の店。オープンの時から鹿児島県の観光課のお偉いさんに案内されて来ていた。久しぶりの来店だったが店長が覚えていたらしくあいさつに来た。
SDIM5726.JPG
黒豚のしゃぶしゃぶが旨いが、きびなごや桜島のハマチなども歯ごたえがあって旨かった。その他ガツガツと愛ちゃんは食べまくった。若いのだから大いに食べてね~。僕は焼酎のロックをしみしみとやっていた。美味しそうに元気に食べる愛ちゃんを見ているだけでも酒はすすむ・・・・・・・。
SDIM5732.JPG
翌29日は午後6時に池袋で待ち合わせた。昼は国会など見学に行ってきたという。東京で夕飯を一人で食べるのは淋しいだろうと思い、出かけてきたのだ。ちょうど前日に中国・四川省の奥地から戻ったばかりの写真家・烏里烏沙君と今度の取材と写真展の打ち合わせが合ったので合流した。
SDIM5734.JPG
愛ちゃんは本格的な四川料理を食べたことがないというので、27日に作家の重松清さんたちと来たばかりだったが、また例の民衆食堂へ来たのだ。愛ちゃんは辛いのが大好きと言って唐辛子が大量に入っている四川料理をバクバクと食べていた。「いつも唐辛子をかけすぎてお母さんに叱られるんです」と笑いながらかぶりついていたのだ。
SDIM5735.JPG
そして締めはこれまた愛ちゃんが好きな琉球料理の店「みやらび」。ここも27日に寄ったばかりだったが、烏里君も付き合ってくれた。女将で琉球舞踊家の川田功子さんと記念写真。
SDIM5737.JPG
僕とお店の琉球舞踊家の陽子ネエ~ネエ~を愛ちゃんがパチリ☆~!!
SDIM5743.JPG
3日目となる30日は早朝8時45分に埼玉県の森林公園駅で待ち合わせをした。埼玉北部に位置する比企郡玉川村の東京印書館の印刷工場へ鈴木孝雄写真集『我が心の山嶺』の印刷立会いに行ったのだ。愛ちゃんのお母さんのMさんは7~8年前に東京印書館のADの高柳さん世話になって写真集『じいちゃんの田んぼ』を印刷している。このシリーズの作品で第4回藤本四八写真文化賞奨励賞を受賞している。
SDIM5748.JPG
愛ちゃんの突然の工場見学に現場の人たちは大歓迎。地粉を使った手作りうどんの店で、大きな穴子とエビ天うどんをごちそうになって愛ちゃん大満足でした。作者の鈴木さんもとても喜んでいた。その後、最寄り駅まで車で送り愛ちゃんは京都へ戻っていったのでした。3日間ごくろうさまでしたね。オジサンの僕はさすがに4連チャンだったのでくたびれ申した・・・・・・・・。若いということはただそれだけですばらしい。輝いていると改めて思い知った3日間でした・・・・・・・。
SDIM5751.JPG

東京印書館の印刷立会いの1日目は夕飯抜きで午後9時まで。家に戻ったのは11時頃だった。立会いの2日目も9時からスタートして夜9時半頃までかかった。全部で28版、9月1日にようやく印刷が終了して、これから製本にまわることになる。本の発行日は、9月25日。すばらしい山岳写真集が出来たと自負している。乞うご期待くださ~い☆!!

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。