写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2010年1月22日 都写真美術館を観て、落語を聴いて、警察官から不愉快な質問を受けた寒風の一日でした。

2週間ぶりに都内に出かけてみた。大都会の雑踏は疲れることを改めて実感した。何をしているわけでもない。ただ佇んでいたり、ゆるやかに歩いていたり、メトロに揺られていたりするだけなのに・・・・・。1200万人の人いきれに、自分の皮膚感覚がついていけないのかもしれない。あるいは2週間もの間、家の中に篭っていたことにより、体調がやはりどこかズレていたのかもしれないが・・・・・。兎にも角にも恵比寿の東京都写真美術館までは辿り着いた。「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン  東洋と西洋のまなざし」と「日本の新進作家展VOI・8 『出発ー6人のアーティストによる旅』 」を観た。感想は、止めておこう・・・・・。まあ~自ら足を運んでみてください。


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コーヒーを飲んで、一息ついた後、第43回「志遊の会」へ行った。スッキリしない気持ちを吹き飛ばすような初笑いを求めて。座席は、ほぼ満席。昨年、真打になったばかりだからと心配するも、大丈夫のようだ。演目は2人の前座の後、仲入りをはさんで「湯屋番」と「三枚祈請」。周りのおばさんたちは、ツボにはまったらしく終始笑いこけていたが、僕はいまひとつ腹の底から笑えなかった。噺の内容の浅さにあるのだろうか?、やはり立川志遊には人情噺が合っている。泣かせて笑わせるほうがいいなあ~と思った。次回は、いよいよ国立演芸場での「立川志遊の会」だ。6月6日、いまから予定していて欲しい。ついでに1月26日、第116回「桂春雨の会」が上野広小路亭で開かれる。春雨師匠の高座も最近聴いたのだが僕はいっぺんに好きになった噺家である。彼は桂春団冶(3代目)師匠の愛弟子。志遊師匠の小石川高校の先輩でもある。鳩山首相も小沢民主党幹事長も同窓の先輩だというからおもしろい。さて、この「春雨の会」にも志遊君は出演する。木戸銭は2000円なり。ふるってご来場くださいませ。帰宅途中の寒風のなか、不審な警察官2人に呼び止められてどうでもいいことをあれやこれやと高圧的に質問されて不愉快極まりなかった。僕はれっきとした正真正銘の日本人だぜよ!!

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