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2009年7月3日 俳句同人「一滴会」9周年記念展が開催中!!

写真は那覇の牧志公設市場で撮影。俳句は、沖縄取材の折、詠んだもの。
写真は那覇の牧志公設市場で撮影。俳句は、沖縄取材の折、詠んだもの。紙はヒマラヤネパールの山麓で手漉きのものを買い求め、墨は中国のものを沖縄の泡盛で磨った。

6月30日から7月11日(9時~17時)まで、東京・日比谷公園内にある「緑と水の市民カレッジ」(TEL03-5532-1306)において、僕も同人と出展している俳句会「一滴」の創立9周年記念「一瞬世界の飛翔」展が開かれている。初日の30日は、園内にある松本楼で、オープニングパーティが同人、招待出品者をはじめ、俳人、写真関係者、マスコミの方々を集めて開かれた。同人を代表して、あいさつに立った岡井輝毅さんは「写真と俳句の境界を乗り越える新たなる表現の試みをご覧下さい」と呼びかけた。

会場風景(photo:Ikenaga Kazuo )
会場風景 (photo:Ikenaga Kazuo )

展覧会場に展示された作品は、同人36名の作品はもとより、その多くが初公開のものばかりで、どれもが興味深く鑑賞するものばかりであった。同人作品では、細江英公さんの有名な「鎌鼬」、「抱擁」のオリジナルプリントに句がつけられていたし、先日急死した稲越功一さんの写真に本人が亡くなる前に、句を揮毫していたものなど印象に残った。また、招待出品者では、故秋山庄太郎さんの「薔薇」、故林忠彦さんの「太宰治」などの名作をはじめ、浅井慎平、石川文洋、大石芳野、栗原達男、斉藤康一、白川議員、白旗史朗、土田ヒロミ、藤井秀樹、故前田真三さんら総勢22名の豪華メンバーの作品と句が並ぶ。俳人では伊丹三樹彦、故松井牧歌、正木ゆう子、池田澄子、山元志津香さんとそうそうたるメンバーだ。これだけの人々が一同に会することは、最初で最後ではないかと思う。必見の価値がある展覧会だ。梅雨時の日比谷公園もしっとりしていていいですよ。ぜひ、お越しください。

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