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[no.739] 2014年8月18日 武蔵野市民学校主催:”小さなシネ・フォーラム~敗戦記念日特集”『6000人の命のビザ 杉原千畝物語』[第1部]、『軍旗はためく下に』(監督:深作欣二、原作:結城昌治、脚本:新藤兼人、音楽:林光)[第2部]を観てから参加者とデスカッションをした・・・・・・。

 

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『6000人の命のビザ 杉原千畝』より。 リトアニアの日本領事代理であった杉原千畝は、ドイツのヒットラー率いるナチ党による迫害から逃れようとするユダヤ人に、当時、ドイツと同盟を結ぼうとしていた日本政府の意向に反してビザを発給して出国できるようにした。ユダヤ人の人々はシベリアを横断して福井の敦賀から日本へ入国。そして神戸や横浜からアメリカへと渡り、約6000人の人々の命が救われたのだ・・・・・・・。
第2部の『軍旗はためく下』は壮絶な戦争の真実を描いていて圧巻だった。映画を観た若い人たちは、目を向けていられないほど恐ろしかったと感想を述べていた・・・・・・・・。

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日本ではあまり知られていない杉原のことについて多くの質問がでた。当日、武蔵野市民学校代表の兼岡さんが編集した資料が配布された。この中に3つの現在、使用されている中学生の社会科教科書が紹介されていたが、その内容を見て驚いた。
杉原千畝を単独で小さく取り上げている教科書は一つのみ。後の二つは、それぞれ関係ない人物と同列に扱っていた。一つの教科書には、ユダヤ人を人道的な立場から救った杉原の行為と当時、ハルピン特務機関長の樋口季一郎少将と同列視しているだけでなく、関東軍参謀長の東条英機が樋口がおこなった行為に、ドイツが抗議してきたことに対して「日本はドイツの属国ではない」として部下の樋口を守り、ユダヤ人の逃亡に協力したかのように描いていた・・・・・・・・。

★8月の同市民学校・映画○学ぶ会の上映会のお知らせ★
16日(土)[リクエストに応えて フランス編]
『ピクニック』(1936年制作 監督・脚本:ジャン・ルノワール) 『草の上の昼食』(1959年制作 監督:ジャン・ルノワール)
17日(日)[小さなシネ・フォーラム]
『そして、父になる』(2013年制作 監督・脚本:是枝裕和 主演:福山雅治) お話◆松本昌次さん
24日(日)[リクエストに応えて ロシア編]
『黒い瞳』(1987年制作 監督・脚本:二キータ・ミハルコス 原作:アントン・チェーホフ カンヌ映画祭主演男優賞受賞作品)
30日(土)[日本の名監督 今村昌平&新藤兼人⑦]
『西銀座駅前』(1958年制作 )  『「エロ事師たち」より人類学入門』(1966年制作 監督・脚本:今村昌平 原作:野坂昭如 音楽:黛敏郎)

☆参加費無料(どなたでも自由に参加できます)場所はすべて志木柳瀬川図書館(東上線・柳瀬川駅徒歩4分) 連絡先:080-4291-4904(兼岡)まで。

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武蔵野市民学校・映画○学ぶ会の運営の中心メンバーの一人、焼肉「南大門」の主人・李ルセ君と友人。映画の上映が終わった後、ルセ君の誕生日が前日だったので、数人で顔を出した。彼は気持ちよさそうに、すでにだいぶ呑んでいた・・・・・・・・。
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その後、一人で居酒屋「三福」へ寄った。自転車を置かせてもらっていたからだ。先月、籍を正式に入れた三福の3代目・まさ君と若女将となる小津枝さん。
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記念にハイ・チーズ~!☆!☆
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女将さんもようやく嫁が決まって一安心。うれしそうだった。常連の山本建設の社長夫妻もめでたいことなので一緒にパチリ~!☆
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久しぶりに立ち飲み「みのる」へまさ君と。ここは毎日のようにたむろしている若い常連客ばかりだ。「撮って~」というので、僕も少しいい気持ちになっていたのでパチリ~!☆
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今度は、沖縄の石垣島出身という青年が、突然、彼女を抱き上げて「先生~撮ってください~」というので、このこの・・・・と思いつつ撮ったのだ~!!!!
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最後にまさくんとまみちゃんとでツーショツト~!☆。 小津枝ちゃんに叱れても知らないからね・・・・・・・・・。

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