僕の中国大陸への取材は、1991年に始まり2014年4月、そして来月にも最後の取材へ行こうと思っている。この23年間、延べ取材日数は500日を越える。1年5ヶ月間余り現地に滞在したことになる。航空機を除いた車、列車、船での移動走行距離は、67、000キロメートル、地球を一周半以上回った計算になる。この23年間で撮影した写真の数は約100、000カットとなった・・・・・・・。
僕の中国大陸における集大成的な仕事に何とかケリをつけたいと昨年正月に初めて、新宿御苑前のギャラリーシリウスで「小松健一写真展 三国志巡礼」を開催したのを皮切りに、同年7月に朝霞市立図書館でもおこなった。その作品に新たに取材した作品を加えて、今年11月4日~14日まで、虎ノ門にある東京中国文化センターで開催する。2015年5月9日~17日までは、故里・上州前橋のノイエス朝日でおこない、その後、”蜀の国”の都であった中国・四川省成都で巡回展が計画されている・・・・・・・・。
写真展ではわずか80点余りしか展示できない。約10万カット撮影した写真には僕も愛着があるので今回は写真展に展示できなかった作品の中から何点かを紹介しながら、秋の写真展に向けての準備と、合わせて刊行をめざしている写真集の編集作業も開始しているので、ここに紹介しておきたいと思う・・・・・・・。

この間、改めて読んだり、また新たに購入した三国志関連の著書。『正史三国志』(ちくま学芸文庫)は、全8巻あり、『三国志演義』(徳間文庫)は全4巻。けっこう読み応えがある。その他、関連した研究書など興味深いものが多かった・・・・・・・・。