”まむしの森”の上に住んでいる友人の由紀ちゃんから朝、突然電話が入った。「おじさ~ん、まむしの森が、伐採されてしまった・・・・・・」後は声にならない。30歳を過ぎているというのに、まるで子どものように泣きじゃくるだけ・・・・・・・。しばらく彼女の泣き声を聞いていて、少し収まってからゆっくりと話を聞いた。数日前から急に伐採が始まったという。まむしの森は、実は僕の家の前なので、本来だったらすぐに気づいてもよかったのだが、ここ2~3年の間に、住宅が家の前に建ち並び、森が見えなくなってしまったのだ。
1週間前までは、夏草におおわれた森がそのままにあったのに・・・・・・・。由紀ちゃんの話すには、住処が突然なくなってしまった鳥たちがたくさん森があった空を飛んでいることや蛇たちが道に逃げ出してきていることなど涙声で話すのだった。この辺りでは今では唯一本格的な武州野の面影をたたえている森林地帯だった。樹齢100年ははるかに超える木々が何十本もあった。植物、昆虫、鳥、小動物などこの森にはたくさんの種類の動植物が生きていたのだ。
その森を一方的に破壊し、ここの20数棟の住宅を建設するという計画が降って湧いたのが今年の春先だった。いま住んでいる人たちの前には10メートルの壁を築き、その上に2階屋の住宅を建てるというものだった。由紀ちゃんに誘われて僕も不動産屋の説明会に参加して、意見を言ったこともある。知り合いの市議会議員にも参加してもらったりもした。住民はこぞって反対していたのだが・・・・・・・・。
最後のカットは、真正面から対峙して撮影した。僕が「遺影になるように撮ろう」と冗談を言うと丹野さんは、右手の親指を立てて「イエ~ィ」とカメラの前で笑った・・・・・・・。
★こころから感謝申しあげます。 ありがとうございました・・・・・★
☆岡山・Tさん 岡山名産 「ピオーネぶどう」箱詰め ☆埼玉・Yさん 薩摩焼酎「黒麹白波」
☆鹿児島・Kさん 本格芋焼酎「黒甕・長期貯蔵」 合掌 全日本お布施党 党首