写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.303] 2011年5月2日 「WINDSTIMES 風通信#011」発行☆志ある者、来たれ!小松健一主宰写真研究会「風」3期生(2011年度)募集中!

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W I N D S T I M E S 風通信 ♯011 2011.5.1
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次回写真研究会「風」例会のお知らせ

 日時:5月7日(土)13時~17時
 
 場所:世田谷区新町地区会館 
 住所:世田谷区新町2-21-10  

✿欠席の方は事務局までお知らせ下さい。
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志ある者、来たれ!小松健一主宰写真研究会「風」3期生(2011年度)募集中
 
個展をやりたい、写真集を出したい、プロ写真家になりたい・・・・・・。真摯に創作
に向き合う写真家を目指す人ならば、経験、年齢、民族等は一切問いません。
特に既成概念にとらわれない個性的な人を歓迎します。
 
主宰が真剣勝負で指導する「写真道場」です。本年10月18日(火)~30日(日)
東京目黒・ギャラリーコスモスで第2回「風」展を開催します。
 
「フォトコン」5月号に上記内容が掲載されています。
✿問い合わせ 事務局TEL/FAX03-3424-1987(鈴木)
 
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写真研究会「風」3月例会報告
 
今回の例会は、参加者は主宰を含めて5人と少なめでした。いつも名古屋から一番先に
参加していた平元さんは、入会以来初めての欠席でした。個展の最後の仕上げ段階にき
ている加藤さんと事務局長の鈴木さん、以前取り組んでいた米軍横田基地周辺の街のモ
ノクロ作品を持ってきた並木さん。つい数日前にブータンから帰国して、撮ってきたばかり
のホヤホヤの作品を70~80点持って張り切って参加した吉田さん。時間もたっぷりあっ
たのでそれぞれじっくりと批評をしていただきました。また会の運営や会員を拡大すること、
4月17日に横浜の新聞博物館で開催されている大城弘明写真展「沖縄・終わらない戦後」
を見に行くこと、10月に開催する第2回「風」展のことなどを話し合いました。

5時過ぎから会場をいつもの居酒屋「味とめ」に移して有志で懇親会をしました。ここには
写真学校の授業を終えて駆けつけた塩崎、中国の写真家・烏里さん、銀座二コンサロン
29日まで「ガンガー巡礼」という写真展を開いている石川武志さんと元「風」メンバーだ
った写真家の菱山君も駆けつけてくれて大いに写真談議に盛り上がりました。2次会は
崎と烏里さんと主宰とで俳句仲間がママをしている店に行って久しぶりにカラオケなど
2~3曲歌いました。
 
主宰ホームページより。風通信用に一部修正してあります。シオザキ)
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今回参加した方たちにお互いの講評、感想をいただきました。
 
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横田基地街(並木すみ江さん作品) 鈴木紀夫
 
地元に住んでいて基地の街の様子を写しまとめて、ニコンギャラリーに申し込んだ作品を
持ってきた。今日の基地の様子、基地開放日など、新しい作品を入れてもう一度気見直し
応募してみたらどうか!
国道16号線沿いに金網で仕切られた米軍基地。向い側には基地の街が続いている。戦
後の昭和30年代米兵相手の酒場、飲食店、住宅、大きなアメリカ車などで賑わった街が
今では寂れてしまった、街の様子を写してきている。他の街にはない不思議な光景が写
されている作品がある。
 
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ブータン逍遥・・・吉田加代さんの旅 加藤陽子

今回はインド、ミャンマーに続く、旅する巡礼が捉えた写真だ。金沢の寺に出自を
持つ彼女
にとっての旅は仏教の伝播 が今その国の暮らしと習慣にどう存在するのかを、カメラの眼
を通し求める事に有る。今年3月13日成田を発ちタイ経由でブータンを目指した。伝統の
りに参加する人の華やぎ、タルチョに飾られた木々と早朝の闇に垣間見せた高山と祈りの
光景を素直に捉え、その目は一層の広がりと深みを増して来ているようだ。
 
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鈴木紀夫さんの写真 並木すみ江

青春18キップを手に握りしめ、日本全国を一人旅した心象写真をまとめている鈴
木さんで
すが、本日持参した写真の中に愛妻と出かけた沖縄がありましたが、愛妻をモデルにした
写真が一枚もないのです。撮っていても公表しないだけなの?そのうち紹介してね。
常にマイペースで笑顔の鈴木さんから想像しにくい青春18キップの写真は鈴木さ
んの知ら
れざる心の内だとすれば、チョッと淋しい感じもしてきます。
 
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写真展のおしらせ
 
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6月に吉田さんが参加されるグループ展のご案内です。グループ展とはいえとても広いギャラリー
での展示です。少し早い案内となりますが、今から楽しみです。
 
「空 KUU」 Beyond the border
石山貴美子、野沢文子、吉田加代、マルレーヌ・マリーノ
 
世界を旅する4 人の女性写真家たちの目の前に広がる視界、本来全く異なる作品がいつ
しかひとつの調べを奏で出し、このグループ展が生まれました。この展覧会のキーワード
は「空 KUU」、温かな感情を湛えた言葉の本来の意味は「Relationship」、決して虚無で
ありません。
 
永年にわたり世界各地で、"今という時間"と誠実に向き合ってきた石山貴美子。アジアの
国を旅することで自分のルーツにある通じ合う心を求めた吉田加代。パリの街に点在する
"空き家? For Rent"の潜む過去の余韻と未来の予感を写し取った野沢文子。亡命者とし
ての家族の歴史を背負い、故郷ハヴァナの時間を描写するマルレーヌ・マリーノ。
それぞれの作品が秘めていた"ある意志"が、「KUU」というテーマの下、世界をつなぐスト
ーリーとして同じ写真空間の中で語られます。
 
 日時:2011年6月29日(水)~7月18日(月) 10:00~20:00
 会場:ギャラリー21  
 住所:東京都港区台場2-6-1 ホテルグランパシフィック LE DAIBA 3F 
 電話:03-5500-6711
 
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編集後記
 
甚大な被害を生んだ「東日本大震災」が起きたのは、3月4日に風通信10号を出したちょう
ど1週間後の出来事でした。流れてくる映像の凄まじに思考が麻痺し、現実のこととして
受け取ることができませんでした。いつもとちがう雰囲気を感じ取っていた4歳の娘を見て、
ただただ無事に成長して欲しいと思いました。
  
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Publisher_Kenichi Komatsu. Editor_Toru Shiozaki. © windstimes 2011

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