日本を出発してから4日目の夜、三国志の古戦場である文県を抜けて、ようやく九寨溝へ着いた。気温はマイナス10度。床についても寒くてなかなか寝つけなかった。翌朝の12月10日は8時に出かけて途中、温かい麺を食べて直ぐに山へと向かった。標高4000メートルの山々に囲まれた谷間の2~3000メートルの地に9のチベット民族の村とともに点在する湖や滝が九寨溝を形成している。僕らしくない「冬の仙境」の美しい写真を紹介する。
12月11日。2日前に来た道があまりにも悪路だったため、3400メートルを越す峠を越えて平武に抜けたが、普通車で普通タイヤの僕らの車では1000メートルの氷雪の谷は恐かった。午後3時過ぎ、ようやく江油に到着。餃子を食べて昼食とした。この辺りでも地震の被害は至る所で見られた。