写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.722] 2014年7月6日  憲法を考える写真人の会 ”第3回セミナー「映画 日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督作品/株式会社シグロ)を観る”がおこなわれる。 僕の61歳の誕生を仲間たちが祝ってくれた・・・・感謝~!☆

7月5日、創立1周年を迎えた憲法を考える写真人の会の第3回セミナーが、千代田区の日本カメラ財団でおこなわれた。雨模様の天気にもかかわらず、20名ほどの人たちが参加してくれた。よびかけ人の1人の小松の司会・進行で会ははじまり、はじめによびかけ人代表の田沼武能さん、丹野章さんからあいさつをいただいた。2人は、自らが体験した戦争の本質をそれぞれの立場から語った。東京の下町で敗戦を迎えた田沼さんは、焼け野原と化した状況を、そして戦争が一度おこれば自由に表現できなくなる怖さをしみじみと訴えた。

また19歳で突然、繰上げ召集されわずか2週間もしないうちに現在の黒竜江省の旧ソ連軍との最前線へ送られたという丹野さん。厳寒の地で1年間の初年兵訓練を得て、突然昭和20年4月に当時旧満州にいた、日本軍の半数を本土防衛のために、秘密裏に日本へ帰国させられ、米軍が上陸するであろう霞ヶ浦近くの海岸線の防衛にあたったという。後敗戦が1ヶ月も伸びていれば、自分は死んでいたのは、もちろんのこと、首都である東京でも市街戦が繰り広げられて大多数の犠牲者が出ていたにちがいないと語った。そしてまだ当時20歳だったが、まったく将来の夢や人生設計など考えれなかった。それが戦争だと語気を強めた・・・・・・。

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自らの体験から1日に安倍内閣が憲法9条の解釈変更をして、集団的自衛権が行使できるようにしたことの重大性を訴える写真家・田沼武能さんと写真家・丹野章さん。
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「映画 日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督作品)は(株)シグロが制作。今回のセミナーでの上映は、特別に協力をいただいて実現したもの。この映画は、日本国憲法の制定の経緯から平和憲法の意義を世界の12人の知の巨人たちに語ってもらっている。この記録映画は2005年に製作された。

自衛隊のイラク派兵をきっかけに急激に改憲の論議が保守勢力から湧きあがったことに危機感を感じたジャン監督がアメリカ、イラク、ソウル、レバノン、中国、シリア、沖縄などを取材し、世界的な知の巨人たちに日本国憲法の重要さを78分間のインタビューにまとめた貴重なものである。映画終了後、参加者で30分程、感想や意見、どうしたら安倍内閣の暴走をストップさせられるかなど自由に話しあった。今度はもっと大勢を集めてこの映画の上映会をやろうと言うことになった・・・・・・。

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会の終了後、よびかけ人の有志で近くの居酒屋へ。そこではこの日、発表された「憲法を考える写真人の会のWEB SITE」をより魅力的にすることや「日本の戦争写真展」を企画すること。そのためにまずウエブサイトで各家庭で眠っている戦前・戦中・戦後の写真を広く呼びかけ、募集することなど話し合った・・・・・。
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上の集合写真を撮ってくれたこの店でアルバイトしているベトナムからの留学生。
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7月4日、アメリカ合衆国の独立記念日でもあるこの日は僕の誕生日でもある。昨年は還暦を迎えたので、弟子にあたる写真家の塩崎亨君と菱山忠浩君の2人が祝いに来てくれて池袋で何軒かハシゴした記憶がある。今年は、工学院大学孔子学院中国・アジア研究センターの研究員のEさんが、昨年に続きケーキを持って来てくれた・・・・・・・。感謝~!☆ ありがとう・・・・・・。
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遠い所を来てくれたので、お肉が大好きなEさんに焼肉を食べてもらおうと思い「南大門」へ行った。店主のルセ君をはじめ従業員のみなさんも一緒に祝ってくれた。特にアルバイトの若い中国と韓国の女子が何歳の誕生日かと聞くので僕は相当サバを読んで「今日41歳になるんだ」というと「うそ~、信じられない」というから、やはりバレたかと思って、では何歳に見えるのと聞くと「30歳から32歳くらい・・・・」とマジ顔で2人で言うのだ。 これは本当の話です!! 思わず2人の手を握りしめた・・・・・。 最高の誕生プレゼントだった。 うれしかったな~!☆!☆

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Eさんを駅まで送ってから店主のルセ君と彼の母親が経営している方の「南大門」に顔を出した。実はルセ君と知り合うよりもずーと前から両親とは知り合いで友達だった。大学で教員をしていた父親は照れくさいのか、さっさと帰ってしまったが、母親と記念写真を撮った。いままでに、あんまり親子でこうした写真を撮ったことはないそうだ。ルセ君は43歳だけども母にとっては、何歳になっても可愛い子どもなのだなあ~と思った・・・・・。

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お店にいた母親の友人も一緒に。友人は夫婦でいたが2人とも凸版印刷に務めていたので、僕の事を知っていたというので驚いた。この「南大門」でもまっこりなどをご馳走になる。ルセ君にも誕生日だからと黒糖酒や焼肉をさんざご馳走になったのに・・・・・・。 合掌
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居酒屋・三福では、久しぶりに友人の山本建設社長夫妻(右手前)と会う。いろいろと話に花が咲いた。ルセ君の同級生の力竹君もいた。2年前に山本夫妻が音頭をとってくれて、三福で僕の誕生会をしてくれたことがあった・・・・。奥さんがそういえば「先生の誕生日だったわね。今からケーキを買ってくる・・・・」と言うので、気持ちだけでうれしいので・・・・と強く断った。そうしたら社長が「それなら先生、芋焼酎を一升プレゼント!」と入れてくれたのである。 ありがたいね~! 貧乏フリー写真家はこうしたみなさんの暖かい温情に支えられて何とか生きていられるのだ・・・・・・・。  合掌

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今度、山本夫妻が飼うことになったワンちゃん。今年結婚して大阪に行ったルミちゃんという女子が飼っていた犬・コロンの弟になるのだという。コロンは何度も僕のブログに登場している可愛いワンちゃんだ。
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締めはみんなどうしても立ち飲み「みのる」へ行く事になる。僕もここ数日は連チャンだ。一杯だけ「お疲れチィン」というクエン酸がたっぷりと入ったチューハイが僕の定番。昨夜もこの店で会った女性たちがこの日もいて誕生を祝ってくれたので記念写真を撮った・・・・・・・。 ほんとうにみんな水知らずの人にもかかわらずやさしいんだなあ~!☆

 

★こころから感謝します  ありがとうございます・・・・・・・・  合掌

☆香川・Sさん 讃岐伝統の味「石丸」の讃岐うどん  ☆鹿児島・Mさん 金一封(ビールの飲み代として)

全日本お布施党   党首

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