7月3日、この秋11月4日から14日まで開催予定の小松健一写真展「三国志巡礼」を主催し、会場ともなる東京中国文化センターへ打ち合わせに行った。虎ノ門にある37森ビルディングの1Fにある床面積400㎡の広さを誇る展示・イベントスペースだ。オープニングレセプション、アーティスト・トーク、展示方法、後援や協賛についてなど具体的な打ち合わせをし、正式に契約を交わした・・・・・・。
午前0時になった瞬間に、ピアニストの香里ちゃん(僕の隣)が、ソプラノの声で、「ハピバスデー・・・・」と歌い始めた。それに続いてみんなの合唱となった。最後は「小松さんお誕生日おめでとう~☆☆☆」と乾杯をしてくれたのだ。正くんや女将さんもお酒をご馳走してくれた。だいたい香里ちゃんとは1回あった切り出し、後の人たちは名前も知らない。思いもかけない所で、思いもかけぬ人たちが、僕の誕生を祝ってくれたのは、うれしかったが、信じられないという気持ちの方が強かった・・・・・。 とにかくありがとう~!☆
もう30年程前だろうか、福島の会津へ取材に行った時である。夕飯を食べて街でぶらついていたら若い女性から声をかけられた。スナックの呼び込みらしい。気持ちの良い子だったのでいわれるままに、ドアを開けた。お客は誰もいない。50代程の着物姿のママが一人だけ。まあいいやと思って呑み始め、1時間ほどたった時には酒も回っていたのか、意気投合していた。たまたまその日が僕の誕生日だったのでそのことを告げるとママが今から「小松ちゃんの誕生会をしょう~!」という事になり、店の女子にケーキを買いに走らせ、鳥のから揚げやら刺身、寿司なども用意した。店はもう看板~!と閉めてそれから永延と深夜まで歌ったり、踊ったりしたのである・・・・・・。
夜明け前になったのでそろそろお開きにしようとなった時に、一緒にいた雑誌の若い編集者は、一体勘定はいくらになるのかと、ヒヤヒヤしていたが、僕が「ママお勘定?・・・・」と言うと「何行ってるの今日はあなたのお誕生日でしょ。お金なんかいらないわよ」とママは断固受け取らないのだ。このときも信じられなかった。今日、僕とは初対面であり、名前も素性しらない行きずりの客である。その僕に・・・・・・。もしかしたらこれこそが会津が誇る女魂かと改めて会津の女性に惚れ直したものである・・・・・・。
☆吉川香里さんは、7月25日(金)19:00~20:45 カフェ・イ・リブロス ラテン文化サロン(予約:03-6228-0234)で「コンサートINテルトゥリア」に出演する。他の出演者は、ソプラノ・伊達みずきさん、メッツォソプラノ・後藤万有美さん。映画「アナと雪の女王」よりLetlt Go (英語・スペイン語・イタリア語)で歌うのをはじめ、数々のオペラの名曲を謳い上げる・・・・・・。 参加費:2,000円