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[no.1201] 2019年10月17日 寒露の節から雀蛤となる(七十二候の一、陽暦の10月13日頃~17日頃)までの、安くて簡単”わが家の食卓~あ・ら・か・る・と”19種類のメニューを紹介します~!☆!☆!☆

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わが家の前が一面の麦畑と里芋畑だった頃、通りから家の中が丸見えと言うことで、庭に6本の金木犀と山茶花の木、それに1本の金柑の木を植えた。金柑の木だけは5~6年で枯れてしまったが、他の木は順調に育った。と言っても1.5mほどの高さだった。それが4~5年程前に突然家の前の農家夫婦が亡くなり、後を継いだ娘さんも後を追うように亡くなった途端、畑はみるみる内につぶされ6軒の一戸建てが建った。

夜明けとともに朝日が差し込むのがわが家の最高の贅沢だった。しかし家の前ギリギリまで家が建ってからは1階はまったく陽は差し込まず、日中でも電灯を付けていないと暗い部屋になってしまった。冬の季節はまるで冷蔵庫のなかにいるような寒い部屋に変わってしまったのである。

しかし、庭の木は陽が差さなくなったと思うと葉を全て散らし、一斉に上へ上へと伸び出した。そしてわずか数年で2階の屋根へ届く勢いで成長した。そして陽が少しでも当たる所に枝を伸ばして葉を付け、日が当たらない場所の葉はみな落とし続けた。以前に掃除をしたら庭一面に20㎝ほど葉が積もっていた。僕はあらためて植物の生命力、環境に合わせて自らを変革していく対応力というものを学んだものだった。

その金木犀の枝葉が洗濯物などを干すベランダを覆うようになったので、この夏の前に一斉に剪定をした。そして秋を迎え、スーパー台風の来襲にも耐え、満開の花を咲かせたのである。芳ばしい香りがわが家を取り巻いている。小雨がそぼ降るなか今日、ベランダから撮影したのが上の写真だ。1階の仕事場にも枝を数本切って来て花瓶に挿してある・・・・。

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メニューに最近やたらと焼きめしが増えたのは、部屋掃除をしていたら15キロほどの古米が見つかった。うっかり忘れていたのだ。もったいないのでいろいろなメニューで試し食べている。どんなに工夫して炊いてもパサパサになってしまうのでチャーハンが良く合うのだ。右は糸瓜(なーべら)とニラの味噌汁だが、台風一過の後、大量に糸瓜をお隣さんからいただいた。20本ほど。だから毎日、なーべらのみそ炒めなど作り食べている。時には大量に作りお隣さんへ持っていったりしているのである・・・。

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マグロでなくてカツオの赤身。にんにくのスライスと食べるのが旨い。これで400円也。

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なーべらの味噌炒めと下の写真はなーべらのスープ。

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レタス・マイタケとベーコンのチャーハン。

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マッシュルームをいれると一味深みがでて美味い。

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僕は5~6年前と比べるとほとんど家から出なくなった。この卓袱台の前か、仕事机に一日のうち8時間ほど居る。本を読んだり、珈琲を飲んで。晩からは黒糖焼酎か泡盛、芋焼酎などやりながら、ぼ~としている。それが僕の日課なのである。いくらチコちゃんに叱られても・・・。

但し、病院へは毎月のように、呼吸器系内科、内科、眼科、歯科の4つの病院へ通っている。昨日も行ってきたが毎回大きな紙袋一杯の薬をもらってくる。治療費はその時よって多少は異なるが1回分、合わせて4万円から4万5千円程度になる。(;´д`)トホホ・・・。

高齢者の仲間入りをしてからすでに1年余・・・。残された人生の目標を明確にして前を向いていかないと日々が、ただ、ただ散漫と過ぎ去ってしまう。襟をただして初先達に学びながら少しでも目標に近づくよう精進をかさねばと、ぼ~とした頭でポツリ、ポツリと思う日々ではある・・・・。    合掌

 

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