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[no.909] 2016年3月27日  今年20年目を迎えた第10回飯田市藤本四八写真賞(公募の部)を写真研究会「風」同人の平元盛親君が受賞した。これでこの賞の受賞者が仲間内で4人目となる、心からおめでとう~!☆!☆

 

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平元盛親君近影(2016年3月18日・撮影:眞月美雨)

受賞作品「狐の棲む里、雑・草、花、木、虫・・・命のおはなし」(下の10作品) 平元盛親

<選考理由>

都市近郊のベットタウンという自然環境の中で、生きものの生死の営みを組み写真として見事に表現している。写真1枚1枚が情感に満ちており、詩を語りかけるようにまとまっている。その場に行けば撮影できる写真ではない。作者の感性を軸に被写体をどう切り取ったらよいか心得があり、画面構成など写真の表現やプリントも技巧的に大変優れている。今回の応募作品の中では、ずば抜けて内容と表現力を持った力作といえよう。

◆受賞作品展

(飯田展) 5月14日(土)~6月26日(日) 飯田市美術博物館

(東京展) 6月30日(木)~7月6日(水)  東京キャノンギャラリー銀座

☆第10回飯田市藤本四八写真文化賞(推薦の部)は、南川三治郎さんが「アトリエの巨匠100人」、「イコンの道」、「聖地 伊勢へ」で受賞した。

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「飯田市藤本四八写真文化賞・写真賞」とは、飯田市出身の写真家・藤本四八先生の業績を永く顕彰するとともに日本の写真文化の振興に貢献することを目的に、飯田市市制60周年を記念して1997(平成9)年に創設されたものである。

ちなみに写真研究会、ならびに「風」関係者で、いままでに藤本四八写真賞(公募の部)を受賞したのは次の4人。第2回藤本四八写真文化賞(推薦の部)を受賞した僕を含めれば半分を占めていることになる。考えてみるとけっこう凄いことだね・・・・。

◆2002年 第3回藤本四八写真賞「沖縄 2000」 田頭とみい

◆2004年 第4回藤本四八写真賞奨励賞 「じぃちゃんの田んぼ」 寒川真由美

◆2008年 第6回藤本四八写真賞 「僧貌」 大橋紀雄

◆2016年 第10回藤本四八写真賞 「狐の棲む里、雑・草、花、木、虫・・・命のおはなし」平元盛親

☆藤本四八写真文化賞(推薦の部)の歴代受賞者

第1回 芳賀日出夫  第2回 小松健一  第3回 水谷章人  第4回 三好和義  第5回 野町和嘉  第6回 竹内敏信  第7回 井上博道  第8回 桜井秀  第9回 齋藤康一  第10回 南川三治郎

☆2年に1度の賞だから20年間で10人しか受賞できないのだ。僕は生前、藤本四八先生にはずいぶんと長い間可愛がっていただいたので、僕も含めていわゆる先生の弟子筋が5人も受賞していることは、良い恩返しができたのではと思っている・・・・。先生との思い出は枚挙に暇がないが、これからも草葉の陰で、どうかお導き、お見守りください。  合掌

 

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