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[no.862] 2015年10月23日 天川ひろし写真展「故郷・朔太郎と広瀬川」(前橋文学館/11月8日まで)、日中現代墨画会展2015&曽令冨・曽勤・曽黎個展(高崎シティギャラリー/10月21日まで)を観る。「写真集団・上福岡」10月例会開かれる。第7回ゲーサンメド写真展「チベット・中国西部への思い」(フレームマン・ギンザ・サロン/11月27日~12月3日)の作品審査が終わった・・・。

 

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定番の「上州御用鳥めし」。
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協同組合日本写真家ユニオンの理事である天川弘さんが新前橋駅で出迎えてくれた。ちょうど昼時だったので上州名物「上州御用鳥めし」を食べに本店へ連れて行ってくれた。昭和28年創業の老舗だ。現在、弁当は1日30、000食の売り上げがあるという。女将さんに色紙へのサインを頼まれたので、10代の時に詠んだ短歌を揮毫した。 「北へ向かふ車窓に赤城山広がれば母の故郷(くに)なり深く呼吸(いき)する」 という拙い歌だ。都会の生活に疲れて久しぶりに帰省した時に詠んだものだ。啄木を真似たような詠みぶりで気恥ずかしかったが、すぐに他の俳句や言葉が思いうかばなかったのである・・・・・・・。

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詩人の萩原朔太郎が愛しよく散策した前橋市内を流れる広瀬川。前橋文学館前から撮影した。
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萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館の前に佇む朔太郎の像。ちょうど特別企画展「中原中也と萩原朔太郎」展をしていた。
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前橋文学館の3階ホールで写真展「故郷・朔太郎と広瀬川」をしているのが天川さん(左)。朔太郎ゆかりの地や作品の舞台となった風景など約40点展示している。僕も30数年前に詩人の伊藤信吉さんとのコラボで、朔太郎の「郷土望郷詩」の舞台を撮影しているので、懐かしい風景が心に沁みた・・・・・。 上の写真で天川さんと並んでいるのは、日本写真家ユニオン会員の津久井志朗さん。現在、JR前橋駅でSL写真展「雪中を走るSLを求めて」を12月31日まで開催中だ。

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その足で天川さんと一緒に高崎シティギャラリーで開催されている「日中現代墨画会展2015&曽令冨・曽勤・曽黎個展」を見に行った。曽姉妹とは親しくしているからだ。妹の曽黎さんと。
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拓本の中に写真の「写」を見つけたので撮る。北宋の時代の書だというから1000年以上前の書である。しかし、何かゆったりとした温かみを感じる書である。
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曽黎個展「蝶の語」の作品の前で。黎さんと。
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ポートレートを撮って欲しいというので自身の作品をバックにパチリ~!☆
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姉の曽勤さんと。個展「一花一世界」から作品「思惟菩薩」の前で。勤さんは同名の作品集を今月、求龍堂から出版したばかりだ。その出版記念パーティに招待されていたのだが、都合がつかずに失礼したので個展だけでもと、思ったのである・・・・・・。
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「妹の黎を撮ってくれたのだから私も・・・・・」ということで作品の前でパチリ~!☆
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写真中央が2人の父親である画家の曽令冨さん。中国では著名な画家だ。
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令冨さんの作品「張飛義釈厳顔」。『三国志演義』の名場面の1シーンである。僕の近著『心に残る「三国志」の言葉』(新潮社刊)のなかにもこの場面のことを書いている。場所は曽姉妹が生まれ育った重慶である。
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曽勤、黎姉妹と・・・・・・。高崎シティギャラリーで、僕が写っている写真の撮影は天川弘さん。
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「写真集団・上福岡」の10月例会がおこなわれた・・・・・・。
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今度、新事務局に選出された右から栗原さん、一瀬さんと・・・・・・。
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いつものように例会終了後、希望者で・・・・・・。 左が田中会長、右が新副会長になった竹川さん。
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10月22日、神楽坂の東京理科大学俱楽部で、第7回目となるゲーサンメド公募展の作品審査がおこなわれた。審査員は僕と山岳写真家の川井靖元さん(右端)、写真家で主催団体の理事長の烏里烏沙君だ。立会人としてNPO法人チベット高原初等教育・建設基金会理事の大岩昭之さん(左端)が出席した。
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2時間ほどかけて約50点を選出した・・・・・・。お疲れさまでした~!☆
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東京理科大学の教員だった大岩さんが学生時代から知っているという女将が経営している神楽坂の路地裏にある小料理屋へ。そこで働いている写真が大好きという女性と記念写真を撮った。こんどの写真展にも来てくれるという・・・・・。

 

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