今から38年ほど前に、富士見市市制10周年記念として全戸に配布する写真集を担当した。約1年がかりの仕事だった。当時、市の広報課の写真部でカメラマンをしていたのが宮地さんだった。毎日のように撮影に出かけた僕を良くサポートしてくれた。時には僕がいけない時などには撮影もお願いした。久しぶりの再会に話は弾んだ。宮地さんは84歳となり、当時の市長から現在で5人目。それそれの市長と付き合ってきたと言う。時の流れ・・・。
世界の民族と文化を1980年から40年間にわたって取材してきた宮地さん。アジア、アフリカ、ヨーロッパなど30か国以上の国々で、彫刻、民芸品などたくさん収集してきた。今回の写真展を宮地さんは集大成と位置づけており、集めた民芸品などを写真展に来た人に希望があれば無料で譲渡するという・・・。 受付を手伝っていた娘さんと記念写真を撮る。
僕にもひとつ記念にどうぞ、と言うのでパプアニューギニアで求めたという石の斧を頂いた。石の先端をきれいに削り、それを木と竹で止めている(写真中央)