写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.1184] 2019年7月30日 SIGMA dp1で撮った「琉球ーOKINAWA」日記の第2弾~!!♡☆ 後半の五日間は、ヤンバルの深い森、蒼い海を巡り、辺野古、高江、塩川、今帰仁、喜如嘉、辺戸などを取材。最後の三日間は前半に続き再度、南部へ。平和記念資料館、平和の礎、斎場御嶽、公設牧志市場など巡った・・・。

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ヤンバルにある今帰仁村の山深い地にすでに27年間、馬や山羊たちと暮らす「夢有民牧場」代表の山中利一夫妻と娘さんの金城音華さん。彼がこの山に入って間もなくの頃からの友人。ネパールを愛し、何度も訪ねていたことが僕との出会いの切っ掛け。音華さんが現在、サポートしている。

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音華さんの娘さん。お祖父さんの影響を受けヤンバルの森が大好きだ・・・。

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久しぶりに訪ねた僕をさっそくヤンバルの森に案内してくれた・・・。

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名護市内では老舗の居酒屋・春海。3日間通った。名護漁港で上がる新鮮な魚はもちろんだが、ヤンバルの生シイタケ、マグロの味噌和えなど美味だった・・・。大将の新城清秀さんの気っ風がいいのと店内には、観光客が余りいなく地元の人たちが多いのも落ち着いていて好きだった。

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27年前から友人の宮城リーミさん(左)。れっきとしたうちなーですよ。以前は沖縄料理の店・ごさきを経営していたが弟さんに任せ、現在はスナック「ウ”ィ―ナス」のママさん。日本ハムファイターズの沖縄応援団長も務めているのでよく札幌へ行っている熱狂的な日ハムファン。

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一日に一食は必ず食べたゴーヤーチャンプルーと沖縄そば。店によって月と鼈ほどの差がある~!!

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SIYLIST OFFICE YURRTY の荒井ゆうこさん。27年前に単身東京から沖縄に来て以来、しっかりと地に足をつけて生きている。東京時代からの友だが、当時も歌手の沢田研二さんを担当するなどスタイリストとして人気があった・・・。東京・六本木での僕の個展以来だから5年ぶりの再会だった。ちなみにシンガーソングライター・あらい舞さんの妹さんだ。

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この店の名物・ザルもずく。量が多くて450円。

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助手の眞月美雨も現役のヘアーメイクアップアーティストなので、2人で話は盛り上がっていたのだ・・・。

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元祖・大東そばと大東寿司を初めて食べた。前方は東松照明ギャラリー。午後1時からのオープンなので目の前のおそば店に入り涼みながら昼飯とした。大東寿司とは、江戸前のマグロの漬けと同じだった。

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東松照明オフィスの代表・東松泰子さん。今年オープンしたこのギャラリーの館長も務めている。

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現在、東松照明さんが収蔵していた写真集をはじめとした書籍800冊が自由に閲覧できる。これから整理がつきしだい順にさらに蔵書の閲覧を増やしていきたいと語っていた。貴重な写真集が多い。

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僕は東松さんの弟子ではないが、10代の頃から大きな影響を受け、著作のほとんどは購入して学んできた。VIVO同人だった故・丹野章さんとの関係で40年ほど前から知り合い、可愛がってもらった。僕は東松さんをこころの師だと思っている・・・。

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帰京する前日の25日の午後は、また公設牧志市場を訪ねた。いつもお世話になっている「活魚・もり」の与那嶺鮮魚の大将、女将とご家族と・・・・。

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市場の2階にあるお食事処・ツバメとの付き合いも長い。台湾出身の女将さん。いつも優しく迎えてくれる。活魚・もりで鮮魚を買ってこの店で泡盛をやりながら食べるというのが僕のパターンである・・・。

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沖縄最後の夜は、静かな手料理の店「しむ」へ行った。女将の岸本留美子さんが作る島料理は絶品だった・・・。クース(古酒)もすすんださ~。

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26日、那覇空港で。若かりし頃、共に沖縄を取材し、いつも泊めてもらっていた名護の宮里昇さんと会いたくて連絡を取っていたが滞在中は取れなかった・・・。奥さんは児童文学者でいつも僕らと行動を共にしていたが、10数年前に癌で若くして亡くなった。もうかれこれ20年近く会っていないことになる。

那覇空港に着いてからも最後と思いメールと電話をしたが、やはりつながらなかった・・・。ANAの羽田行きの機内への乗り込みが始まり、もう乗客はまばらになった時に、突然目の前に「小松さん、宮里です・・・」と本人が髪は多少白くなったものの昔と変わらない容姿で立っているではないか・・・。「えっ~!!どうして!?」と驚いた。

彼の話では、いまは那覇市議会議員で、今から研修のために静岡へ出張だという。偶然にも同じ飛行機に乗り合わせたのだ。僕の席は前方、彼の席は一番後方だった。機内は満席だったので普通ならば絶対に会うことはないだろう。それが会えた。話もできた。彼の住所や電話番号も分かった。ほんの数分足らずの出来事だったが、本当に信じられないことだった・・・。神々に感謝した。 僕は羽田の出口でも待ち、探したがもう会うことはできなかった・・・・。 合掌

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美雨にとって初めての沖縄はどう写ったのだろうか。彼女の”桃源郷”は見つかったのだろうか・・・。深い眠りの中で、新たな創作活動の方向性を見出す夢でも見ているのだろうか・・・・。

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