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[no.441] 2012年4月5日 今日は清明、桜花爛漫、天地万物清新の気が満ち溢れる日。5日ぶりに外に出て、カメラを持ってぶら~りと散歩したのだ・・・・・・。

珊瑚浜踏みゆく門中清明祭   風写

今日、4月5日は二十四節気のひとつ清明。上記の句は沖縄で詠んだものだが、沖縄ではこの時期、親戚一家総出でご先祖様の眠る亀甲墓の大掃除をする。亀の甲羅のような形をしていることからこうした名前が付いているが、沖縄戦の時には住民はみなこの中に避難していた。米軍からみれば巨大なトーチカに見えたようだ。 掃除が済むと墓の前の広場に茣蓙を敷いて、料理を並べ、泡盛を飲み、三線で歌い踊るのだ。沖縄のお香は本土のように一本づつではなく、平べったくて5~6センチの幅がある。紙にお札金のように印刷された札も燃やす。あの世でお金に困らないようにするためだ。中国でもこうした風習はいまでもある。

僕は2度ほど清明祭にいったことがあるが、関係ない人にも料理や酒を振舞ってくれる。それにこの日のために摘でいたヨモギで作った草餅をどの門中もくれるので、一山になるほどもらったことがある・・・・・・・・。話は長くなったがそんな清明の日に、家の周りをぶらりと散歩してみた。そして目に飛び込んできた花々と風景をパチリとやった。それがこの写真。ちょつと見せるのも恥ずかしいような写真だが、ようはあんなに寒かったのに春は確実にやってきていたということを見てほしかったのである。 武蔵野の面影が残る雑木林は、家の前だが一昔前と比較すると十分の一程に減ってしまった。 僕の好きな散歩道だったのに・・・・・・・。 

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