写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2275] 2022年7月28日  小松健一作品展「琉球 OKINAWA」(富士フィルムイメージングプラザ大阪/8月1日まで)の初日、2日目が終わった。写真展が午後6時に閉まったあと、会場の目の前にある浪速名刹 水掛不動尊 天龍山 法善寺にお参りに行った。そしてその界隈の法善寺横丁をぶらりと歩いてみた・・・。

 

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初日の7月27日、午前中は新型コロナウイルス感染拡大のせいか、あまり人の出はなかったが、午後からはボチボチと入場者が増えて来た・・・。

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高知・南国市在住の写真家・角田和夫さんが朝一番の飛行機で来てくれた。角田さんは林忠彦賞の受賞者であるが、この10月から12月にかけて高知県立美術館で今までの集大成の大きな写真展の開催が決まっている。何か無性に写真の話がしたくなって飛行機で飛んできという。個性的な人だ・・・。

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協同組合日本写真家ユニオン会員の柴田幸治君。僕がユニオンの専務理事をしていた頃に入会した。かれこれ17年ほどになるという。久しぶりに神戸から訪ねてくれた。下半身まひという重病を抱えているのにもかかわらず、リハビリを4年間続けながら現在も写真家として生きているという。大変だろうが元気に頑張ってほしいと願わずにはいられない・・・。ありがとう~!♡☆

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飾り付けに奈良から来てくれた写真家の青木竹二郎さん(右端)も来てくれたので、4人で写真を撮った。

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マリナーズ・アイ展事務局の飯田さん(左)が突然来てくれた。博多展と神戸展の打ち合わせがあり、その足で寄ってくれたのだという。ちょとびっくりしたけどもうれしかったなあ~。彼女と親しい写真家の眞月美雨さんと一緒に記念写真。

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眞月美雨さんが大阪”食の三種の神器”と言っていた最後のお好み焼きに挑戦~!!写真展会場ビルの地下街に有名なお好み焼き店があり、昼の食事時に念願が叶ったのである。満足そうな表情をしている・・・。

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突然、初日の夕方に写真家の織作峰子さんが来場。織作さんは現在、大阪芸術大学教授・写真科学科長を務めている。その他、公益社団法人日本広告写真家協会理事、日本写真著作権協会理事など多くの役職を務め、幅広い活躍をしている人だ。ミスユニバース日本代表時代に写真家・大竹省二さんと出会い弟子入りしたのは有名な話。ユニークな経歴を持つ。師匠大竹さんの話や彼女の故郷・金沢で僕と同じ画廊で個展をした時のはなしなどした。ありがとうございました・・・。 合掌

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眞月美雨さんも写真家として先輩の織作さんとパチリ~!♡☆

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若い頃からの知り合いだという角田さんも記念写真を撮った・・・。

夜は宿を取っているという角田さんと奈良の青木さん、美雨さんと僕の4人でなんばの夜の巷に繰り出した。大衆酒場で3時間半を超える超熱い写真バトルを繰り広げた。気が付いたら10時近かった。無論この日の主役は土佐の角田和夫であることは言うまでもないぜよ・・・。

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左から青木さん、中之島芸術文化協議会・代表世話人の和田誠一郎さん、織作さん、角田さんに僕。みなさん、猛暑のなか、ありがとうございました。
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写真展会場の真向かいにあたる露地の先が「月の法善寺横丁」や『夫婦善哉』で知られるようになった法善寺。歩いて5分程なので帰りにお参りに行って御守りを購入して来た。
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これが水掛不動尊。全身緑の苔で被われていた・・・  合掌

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法善寺界隈に広がる呑み屋街が法善寺横丁やこいさん横丁など。覗きたくなる小料理屋が軒を連ねている。

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「包丁一本 晒に巻いて 旅へ出るのも 板場の修業・・・」の唄い出しではじまる「月の法善寺横丁」を歌った国民的歌手の藤島恒夫。その彼が晩年になぜか僕の住んでいた上州の山の中に身をひそめる様に暮らしていた時があった。誰もが口ずさむほど有名な歌の歌手ということで片田舎の町は噂でもちきりだった。僕も子ども心に興味を持って同級生たちと覗きに行ったり、遊びに行った。何度か本人から直接声をかけられたこともあった。大阪なんばの路地裏を歩いていてふと、そんな遥か昔のことを思い浮かべたのである・・・。

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水ナスの糠浅づけと鰹のタタキ。

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法善寺横丁界隈の店に喉の渇きを癒すために入ったのが民芸酒房・味処 牧水だった。歌人の若山牧水から名付けたという。肴は家庭料理のようなものだがしっかりと味付けがされていて旨かった。この日は3日続けて通った「まいまい」という小料理屋へは顔を出さなかった。若手芸人が集まるこの店、今日は2人の吉本の芸人が写真展を見に来てくれた。研修所を卒業して10年たったが、仕事は相変わらずなく厳しいけど、がんばります~!と2人とも芸名で記帳してくれた。写真家も貧しい。君たち、がんばれよと心の中で思った・・・。

 

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