写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2022年3月アーカイブ

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天候の悪い中、30数名の参加者があった。あいさつをする竹川「写真集団・上福岡」会長。

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15:00~から僕の作品1点づつの講評が始まった。

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約一時間半の講評であった。参加したみなさんは熱心に最後まで聞いていくれた。昨年、酒田市土門拳文化賞を受賞した写真家の鈴木渉さんが参加していたので最後に感想を述べてもらった。

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参加した希望者で記念写真をパチリ~!♡☆

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写真展会場の前にあるそば屋で、会員たちよる懇親会をおこなった。画家の美崎大洋さん、琉球舞踊家の崎山陽子さんたち4人が参加してくれて、総勢12人のささやかな宴に。コロナ禍が長ったので久しぶりに会員全員がそろった会となった。左から竹川会長、野崎、山口会員、一瀬事務局長。

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左から山本名誉会員、田中さんの奥さま、田中前会長。96歳の中村咲会員と友人の方の写真を撮るのを忘れてしまった。ごめんなさい~!♡☆

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毎年のように参加してくれる画家の美崎大洋、琉球舞踊家の崎山陽子夫妻。ありがとうございました。 合掌

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3月24日、第39回「写真集団・上福岡」写真展の展示、飾り付けが行われた。作品総枚数100点余を展示・構成するのに約4時間かかり、13:00~オープンにギリギリ間に合あった。この後、参加した名誉会員の山本惠子さんと96歳の中村咲さんは写っていないが、飾り付けに参加した会員たちと記念写真を撮った・・・。

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会場風景・・・。(撮影:眞月美雨)

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約40年ぶりに会った翻訳家の瀬谷実さん(左)、民族芸能を守る会事務局長の綾部健さん。20代の頃、お互いにある新聞社の編集部の同僚であったが、お二人とも先輩だった。わざわざ、僕の個展でもないのに来てくれたのだ。積もる話があり、2時間程会場で懐かしく話し合ったのである。

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飾り付けを手伝ってくれた写真家・眞月美雨さんにお疲れ様の意味をこめて一杯奢った。彼女は鳥のももや胸肉の刺身やタタキが大好きなのでそれらを食べさせるお店に行った。案の定、ビールの大びん3本に二種類の鳥刺身を2皿ペロリと平らげた・・・。写真家の塩崎亨さんも来てくれた。

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昨年春にもらった玉ねぎを1年外に吊るしておいて食べていたが、最後の一個が芽が出始めていたので、可愛そうなので食べづに鑑賞用に部屋に飾った。数日中に芽をさらに伸ばした玉ちゃん。江戸中期ごろに外国から日本に伝わった玉ねぎは、基は鑑賞用の野菜であり、床の間などに飾られていたそうである・・・。

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3月9日、第39回写真展に向けた最後の例会が行われた。この日は、壁面構成をはじめプリントチェック、最終展示作品の決定などが行った。山本惠子名誉会員をふくめて7人が出展。全紙モノクロームプリントを全点(27作品)を公民館の暗室で引き延ばし、木製パネル張りも自分で行なった山口会員をはじめ、展示されるのは7人で100作品を超える。僕も顧問として特別出品する。ちなみにふじみ野市西公民館の暗室は、写真集団が公民館が出来る時に市と交渉して設置させたものだ。

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出品作品〇 一瀬邦子:境地の風景(12点)、田中栄次:農のこころー西上州(13点)、山本惠子:雪景・房総 大山千枚田(11点)、山口芳郎:東日本の民俗芸能(27点)、野崎栄一:私の散歩みち(12点)、中村咲:狐の嫁入りー新潟・津川町(16点)、竹川義之:神域(10点)。おまけに僕の特別出品作が数点だ。本来なら40周年記念展だったが、コロナ禍で一昨年が中止となり今回が39回展となってはいるが、非常に見ごたえのある写真展となっている。ぜひご覧ください

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 ☆会期中の3月26日(土)午後3時から1時間余り、恒例の作品講評会が開かれます。無料で誰でも自由に参加できます。”ギャラリー・ワークショップ”みたいな感じで気軽な写真の勉強会です。友人・知人をお誘いの上、ご参加くださいね~!♡☆

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中村咲 撮影:出品中の作品。会の中では一番若い96歳とは思えないバイタリティーある作品群。狐の嫁入りという祖先からの伝統的な行事を継承する人々、それを見守る人々が織り成す空間と時間。風土もふくめて爽やかに表現している・・・。

◆◆◆ 竹内敏信さんとは1972年からの付き合いだから、ちょうど半世紀となる。竹さん(親しみを込めてそう呼んでいた)と僕とはちょうど10歳違いの先輩だが、何故かそんなに歳が離れている感覚は持っていなかった。どちらかと言えば兄弟のような感じの付き合いだった気がする。1970年代はじめに、志を持った4人の若い写真家が現在の東京工芸大学のほど近い中野坂上の古いアパートに梁山泊のような写真事務所を作った。その一人が愛知の竹内敏信さん、他に北海道根室の亡き平野貞邦さん、数年前に新潟の松之山で亡くなった橋本紘二さん、それに沖縄で現在も活躍している小橋川共男さんである。

名前はみんなの憧れ的存在だった「VIVO」をもじって「VAVO」(バボ)だった。VIVOはご存知の通り、丹野章、東松照明、奈良原一高、佐藤明、川田喜久治、細江英公さんの6人で結成したグループだ。その古ぼけた部屋には暗室も常備されていた。僕ら若い写真学校の学生たちなどのたまり場にもなっていた。先輩たちを囲んで安酒を飲み、写真論で口角泡を飛ばした。洗面器でインスタントラーメンを作り、みなでつつき合ったりもした。そして呑んだくれて雑魚寝というのが日課のようだった。最初の頃は、竹内さんは愛知の岡崎市から夜行の普通車で通ってきていた・・・。話始めると積もるような想いで話がある。一昨年、コロナ禍で家籠りをしている時にまとめた拙著『写真家の心 詩人の眼』(本の泉社)に竹内さんと以前にカメラ雑誌で対談したものを載せている。機会があれば、写真家・竹内敏信のことについて、まとまった原稿を書きたいと思っている・・・。 

 竹内さん、どうぞ安らかにお眠りください   合掌

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