写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2021年11月アーカイブ

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写真家で写真研究塾「風」同人でもある眞月美雨さん。

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いままでに、ユージン・スミスの写真のほとんどは、写真集などで繰り返し見てきたが、やはり生のプリントで見るのとは断然違うことが改めて思った。会場にはディテールの部分に何が表現されているのか、目を皿のようにして作品を見つめる鑑賞者が多かった。僕も出版物では、解らなかったユージン・スミスの作画意図が改めて理解できたことは収穫だった・・・。

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このポスターの作家たちの他に、田淵行男と水越武、岩宮武二と森山大道、田中光常と星野道夫、岡田紅陽と白旗史朗、木村伊兵衛と田沼武能、桑原甲子男と荒木経惟などが出品していた。

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武蔵野市平和の日条例 制定10周年記念事業としてこの企画展が開催された。大石さんが約40年間にわたり世界の戦争の犠牲になった人々を取材してきた。その記録をモノクローム作品で展示している。本人には会えなくて残念だったが心には深く沁みた写真展であった。(入場料:300円、中高生は100円、小学生以下、65歳以上、障がい者は無料)

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この春まで、小松健一主宰 写真研究塾「風」の事務局長を永く務めて来た写真家の鈴木渉さんが、今年度の第27回酒田市土門拳文化賞を受賞した。新宿にあるニコンプラザ東京で、その作品30点と同賞の奨励賞を受賞した3作品も同時に展示されている。(前列右側が鈴木渉さん)

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閉館後、初日ということもあり見に来ていた名古屋の写真家・森田雅章さん(手前)と僕の隣から、写真家の眞月美雨さん、信州の伊那から来た写真家・橋都とみ子さんとで、鈴木さんを囲んでささやかな祝う会で乾杯をした。みな「風仲間」でもあるので、受賞までの苦労話やエピソードなど写真談議に時が経つのも忘れ盛り上がった初冬の一夕であった・・・。

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関東地方では、すっかり初冬の訪れを感じる季節になった10月28日、沖縄に向けて羽田空港を発った。眼下には冠雪した富士山が光って見えた。これから8日間、11月4日までの「琉球 OKINAWA」の取材のことを想った・・・。

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昨年11月以来の沖縄取材だった。その間、何度かエアチケットを予約して取材を試みたが、新型コロナウイルス感染が急拡大を続け、すべてがキャンセルとなった。そして今回、1年ぶりにようやく沖縄訪問が実現したのだった。相変わらず珊瑚の海は美しかった・・・。滞在中の平均気温は27~8度。真夏日の気温だった。

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着いたのは、総選挙終盤戦の真っ只中であり、折からの100年ぶりと言われる小笠原諸島の海底火山の大噴火により沖縄各地に軽石が押し寄せ、港や漁に大きな損害をもたらしている事が毎日のニュースで騒がれている時でもあった。特に被害が大きいと言われていたやんばる地方へ行った。写真は大宜味村の東シナ海に面した海岸線。軽石の漂着はどこまでも続いていた・・・。

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餌場である珊瑚のリーフ内の浅瀬の海が、一面に軽石で埋まってしまい途方に暮れる海鳥。

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手前はまだ軽石が来ていない海。しかし、すぐ目の前まで筋状になって軽石が押し寄せていた。

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本部町と屋我地島を結ぶワルミ大橋から海峡を望む。軽石の群れはまるで龍のごとくに次々と押し寄せてきていた・・・。

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前方に見えるのは古宇利島。

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国頭村辺土名漁港で。漁船と押し寄せた軽石。

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 沖縄県の最北部の国頭村の辺土名漁港には、軽石が流れこまないように防護対策を取っていたが、次々と越えて漁港に押し寄せていた。

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僕が好きだった瀬底島。スクが大量に押し寄せてきて、島上げての漁が盛んだったこの島。珊瑚の白砂の浜も美しかった。赤瓦の家々の佇まいもステキだった・・・。それが一つのホテルが島に建設されたことで島の景観も、人々の暮らしぶりも変貌してしまった瀬底島。古宇利島にも同じことを見たが、沖縄の美しき離島は、観光化の波みに寄ってみなこうなってしまうのだろうか・・・。今回の旅で一番虚しくそして哀しく思えた光景だった。僕には米軍の水陸両用車が沖縄の珊瑚のビーチを我が物顔で踏みつぶしていくのと重なって見えるのだった・・・。(正面に見えるのは伊江島)

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11月16日、ふじみ野市西公民館において、「写真集団・上福岡」の11月例会が開かれた。来年3月の第39回同写真展の開催に向けての準備が着々と進められている。来月には案内状の作成に入り、各人の出品作品が絞り込まれる予定だ・・・。

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会が終わった後のいつもの反省懇親会。毎回参加の会長、事務局長の2人が家の事情などでこの日は不参加だった。82歳になったベテラン会員2人が参加した。話はいま撮影を進めている来年の写真展の作品のことやフィルム写真の現像、引き延ばしのことなど盛り上がった・・・。

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11月19日、三男である弟の勝三と久しぶりに逢った。コロナ禍の中だったので弟が会議などで上京してもなかなか会うことができず、2年ぶりぐらいの東京での再会だった。右前は、AGパートナーズ株式会社代表取締役CEO 吉川泰一さん、小林章人税理士。2人とも弟の会社の社員でもある。僕の右隣りが10歳以上の歳の差がある弟。池袋の「みやらび」には弟は何度も来ており顔なじみでもある。この日は午後4時から四川料理の店で6時過ぎまで呑み、そのあと沖縄料理のみやらびで、9時半頃まで呑んだ。久しぶりによく呑んだ。紹興酒の18年古酒、白酒45度、泡盛の5年古酒とボトル3本を空けて、4本目に手がかかっていた。無論、青島ビールやオリオンビールなども呑んだことは言うまでもない・・・。

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上の写真は、小林税理士と琉球舞踊家で、みやらびで働いている陽子さん。下の写真は、弟・勝三と古稀に近い僕でした・・・。

 

 

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写真の分野は違うが何故か気心が通う海野和男さん。互いに酒好きで、長い付き合いでもある。

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この大きな写真パネルをはじめ、会場の作品半分はすべて小諸の自分の別荘の庭で撮影したものだという。彼はいつも庭にテーブルを出して、酒を嗜みながらシャツターを切っている・・・。

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コロナ禍のなか、久しぶりの再会であった・・・。

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ここまでは小諸の別荘の庭に遊びに来た蝶たち。下の2作品は海外での撮影。2019年までは、毎年10回以上は、海外取材に出かけていたという。この2年間は皆無だと残念がっていた・・・。

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自然写真家を志している若い仲間たちと。みな海野さんを慕っている。最終日なので記念写真をパチリ~!♡☆

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