写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2021年8月アーカイブ

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この5点の写真は、2019年11月に沖縄で撮影したものである。新型コロナ感染がまだそれほど広範囲に拡大していない時期であった。敗戦の日であるとともに沖縄戦で犠牲になられた県民をはじめ、多くの方々の御魂に心からのご冥福を捧げる・・・・ 合掌

写真は、激戦によって多くの沖縄の人に犠牲者が出て、一家絶滅の家族が多い糸満市米須。さとうきび畑に風が吹き渡っていた。近くにある小さな「魂魄の塔」は、周辺に散らばっていた遺骨3万5千余柱を住民が集めて祀ったものである。

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沖縄島南部の喜屋武岬近くある沖縄師範学校男子部によって結成された鉄血勤皇師範隊、犠牲となった生徒、職員319柱の御霊を祀った「師範隊健児之塔」の前に群生していたクワズイモ。

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沖縄師範学校女子部、沖縄県立第一高等女学校の学徒隊「ひめゆり隊」の平和祈念資料館展示室内。

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ひめゆり学徒隊の犠牲者、136人、他で犠牲になった生徒含めて226人の鎮魂のために1946年に建立された「ひめゆりの塔」前の献花台で。黒アゲハ蝶が舞っていた・・・。

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76年前の夏と変わらない入道雲と芭蕉布。沖縄島北部大宜味村で。

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2021年8月11日、自宅前からの武蔵野の夕暮れ。久しぶりのこの場所からの撮影だった・・・

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「写真集団・上福岡」の前会長・田中栄次さんの5回目の個展「郷里に妙義山あり」の会場で。初日の午後3時30分から作者を交えての作品講評会があった。参加者は少なかったが、内容のある話し合いが行われた。田中さんが生まれ育った土地にそびえる妙義山を中心に、人々の暮らしと風土を約20年の歳月をかけて粘り強く撮影した作品群は一見の価値がある。 写真右から「写真集団・上福岡」会長の竹川さん、事務局長の一瀬さん、ベテラン会員の松村さん、作者の田中さん、会員の山口さん、元会員の南さん。

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鹿児島県写真協会会長の村上光明さんの個展の案内。彼は公益社団法人日本写真家協会の会員でもある。村上君が初めてニューヨークの地を踏んだのは、9.11の同時多発テロ事件が起きた3年後。経済産業省認可法人の協同組合 日本写真家ユニオンが結成して間もない頃であった。ユニオン設立記念事業の一つとして当時の丹野章理事長を団長に副理事長の芥川仁さんなどと共に、村上光明君もその代表団の一員として参加したのだ。僕は専務理事として留守居役として残った。彼はその後、何度か9.11をテーマとしてニューヨークの取材を重ねて今回の個展に結実させたのである。2013年に奄美群島日本復帰60年記念として刊行した『神々の島 奄美』に続く、村上君の代表作となることを期待するものである・・・。 コロナ禍の中、見に行けるかな、・・・。 合掌

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社会福祉法人新生会の広報誌「新生」の巻頭言に寄稿した。友人でもあるこの会の理事長・原慶子さんの依頼があったからである。短い文章であるが4、000人以上の読者があるとのことで、腰を入れて書いた。内容は「複眼で事象の深部を捉える」だ。興味がありましたらご一読いただければ幸甚です・・・。

今日、8月9日は米国によって原爆が長崎に投下されてから76年目となる日だ。6日の広島の原爆忌もふくめて、あらためて犠牲者のみなさんに哀悼の意を捧げるとともに、核兵器のない世界の恒久平和を心から誓い、努力するものである・・・。  合掌

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広島、長崎へ原爆が投下されてから75年目となる昨年、2020年8月に米国テキサス大学出版局から刊行された『閃光そして炎の壁』(B4判変形の大型写真集・255ページ)。ニューヨークタイムスをはじめ、多くのメディに取り上げられて好評だ。初版本はすぐに売り切れ、再版が続いている。日本の非営利団体「反核・写真運動」は100部版元のテキサス大学出版局から取り寄せて、各活動団体、メディアなどに寄贈した。

しかし、まだ若干の写真集(初版)の部数がありますので、どうしても必要な方、図書館などには特別にお分けします。しかし、残部に限りがありますので無くなった場合は、直接テキサス大学出版局へご注文ください。定価はUSA50.00ドルとなっておりますが、テキサスからの送料等ふくめて1冊、10、000円(税込)+送料とさせて頂きます。 ☆注文・問い合わせ:「反核・写真運動」事務局(小松まで)TEL:048-456-7302

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写真は放射能で黒ずんでしまった浦上天主堂の聖像(1945年9月上旬)。撮影は文部科学術研究会議 原子爆弾災害調査研究特別委員会。(同写真集より)

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日本のメディアの取材は多くはなかったが、毎日新聞(上記記事)をはじめ、長崎新聞、中国新聞、沖縄タイムス、しんぶん赤旗、月刊キャパなどが掲載してくれた。

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毎日新聞の取材に応じる「反核・写真運動」運営委員・事務局長の小松。説明しているのは、同写真集の長崎編の部分。

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昨年8月に本の泉社から出版された拙書『写真家の心 詩人の眼』(2500円+税)にも原爆投下70年に刊行された2冊の写真集『決定版 広島原爆写真集』、『決定版 長崎原爆写真集』(勉誠出版)と今回の写真集『閃光そして炎の壁』が刊行に至る経緯、様々な困難や苦労など詳しく書いた文章を載せている。合わせてご参照くだされば幸いです。

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会場の展示ギャラリーがある5階から、東京芸術劇場の入口方向を見る。(毎度写真が横になってごめんなさい~!)

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今年の海洋画展には、42人の日本の画家と、「海に生きる者の海洋画展」に出品している34人の作品が展示されている。

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海洋画展のスタッフと画集撮影の助手をつとめた写真家・眞月美雨さん(右から2人目)。左から福井常務理事、飯田事務局担当。

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コロナ禍のなか、入場者は少ないと思っていたが、夏休み中の子どもたちが家族連れで来ている姿が目立った・・・。

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ここ7年来、毎年発行をしている海洋画展の画集の作品撮影を担当している僕もパチリ~!☆

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帰りに40年通っているいつものホルモン屋へ。明日から埼玉県も「緊急非常事態宣言」が発生させられる。期間はとりあえず8月31日までと言うが、またどうなることかわからない。と言うことで青年オーナー店長と20代の綺麗な女性たちが一生懸命にがんばっているので、ささやかな応援に行った・・・。ただ、若い女性を見ながら酒が飲みたいだけの口実だろうと言われそうだね~!?

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