瀬戸正人「記憶の地図」展の会場入り口。
瀬戸正人の父親の故郷は福島県伊達市。タイから帰国して8歳から父の故郷で暮らした。東日本大震災後の福島への想いは深い・・・。「Fukushima ]より。
瀬戸のベトナム人である母親(中央)と親戚。
中央で大型カメラを抱える瀬戸正人君。この展覧会は、彼のデビュー作「バンコック、ハノイ1982ー1987」から最新作「Silent Mode 2020」まで6作品を展示。瀬戸の歩んできた67年の人生を総括しているようなボリュームがあり、見ごたえのある写真展であった・・・。
自分の出身はアンドロメダ星雲と公言してはばからない写真家・眞月美雨さんは、驚異的な天体写真を前に舞い上がるように跳んでいた・・・。
僕も月面に第一歩を・・・。
目の前に東京タワーがそびえる麻布にあるPGIへ。1月20日から始まった川田喜久治さんの作品展「エンドレス マップ」を観るためだ。「早々に個展のご案内です 見て頂けたら嬉しいです」と言う川田さんからの自筆の手紙をいただいたので早速来たというわけ・・・。本人は在廊していなかったが、現在試作中という手漉きの和紙にピクメント・プリントの地図シリーズを堪能できて良かった・・・。
最後は井津建郎さんの作品展「ETERNAL LIGHT 永遠の光」(2013年~2015年にかけてインドで撮影した作品群)だ。井津さんと「必ず見に行くからね・・・」と彼がニューヨークへ戻る前に約束したので、それを果たしたのだ。会場はgallery bauhaus。出来たころには良く通っていたが10数年ぶりに来てみた。雰囲気は昔と変わらず、じっくりと作品を鑑賞するにふさわしい会場であった・・・。すぐ隣が神田明神なので初詣をした。
この日、同伴した写真家の眞月美雨さんが、インスタグラムで知り合った松田敏明君の写真展「波照間」を見たいと言うので神田明神さまから会場の鍛冶町までタクシーで飛ばした。実はこれでこの日タクシーを使ったのは2回目。16日ぶりの外出でか、膝は激痛で動けなくなるは、足腰はパンパンに張って筋肉痛に悩まされたのだ。でも何とか会期時間には間に合った。19時を過ぎたので神田界隈で夕飯でもと思ったがほとんどの飲食店は閉まっていた。わずかに駅前の大手チェーンの居酒屋が開いていたので入ったらお酒はもうダメ、後20分ですが、という。ここで食いはぐれたらと思い慌てて食べて家路を急いだ。本来ならまだ正月、神田駅界隈は吞兵衛好みの店が沢山あるのに。今年初めての神田が、ずいぶんともの寂しい町に変わっていた・・・。