写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.2028] 2020年1月28日 「写真家・林忠彦の銀座ー戦後の記憶」(ノエビア銀座ギャラリー/3月27日まで)、和田光弘写真展「つがる・青森・ふゆのいろ」(キャノンギャラリー銀座/29日まで)、角田和夫写真展「哀糸豪竹」(リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.P/2月9日まで)などを見た後、トークイベントに参加した。小春日に、渋谷・モフヘアサロンへ出かけてみた・・・。

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林忠彦さんの息子さんで、写真家・林義勝さんから丁寧な案内状が届いていたので出かけた。会場内での撮影は禁止さていたので、外の公道から撮影した。入場無料。10:00~18:00(土、日、祝日は17:00まで)戦後の混乱期から復興期の銀座をリアルに撮影した林忠彦の代表作の一つである。

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林忠彦がこのルパンで撮影した小説家・太宰治の写真は有名だが、他に小説家・織田作之助、田中英光らもルパンで林は撮っている。今回の写真展に3人とも出品されている。生前に林さんと話す機会があった。その時に太宰のルパンでの写真に及んだ時に「あの時は、織田作之助を撮るためにルパンへ行ったんだ。織田を撮影していると、太宰がおーい何で織田ばかり撮っているんだ。俺も撮ってくれ。と言うので最後に1枚残っていたフイルムで、それも引きがなかったので便所から何とか撮ったのがあの写真。それが俺の代表作になるとは・・・・。」と苦笑していた姿が忘れられない。

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釜めし鳥ぎんは、路地裏のいまもルパンの並びにある。この辺り、再開発でずいぶんと変わってしまったが、この路地の一隅のみが昭和の面影を残している。

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 リコーイメージングスクエア銀座の森義徳室長とギャラリー担当の阿部杏映さん。

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右からリコーイメージングスクエア銀座コーディネーターの池永さん、写真家の角田和夫さん、本展をプロデュースした村上さん。

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写真家・角田さんを囲んで高知から来た女性と僕。

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渋谷駅周辺の再開発は急ピッチで進んでいる。東京暮らし半世紀になる僕でさえも駅の出口が複雑になりわからなくなるほどだ。写真家であり、ヘアメイクアップアーティストでもある眞月美雨さん。

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