写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.1023] 2017年4月18日  第Ⅱ弾~!☆!☆ 第38回 日向市美術展覧会の2年目の審査、日向市写真協会の写真教室、鹿児島・写団「黒潮」の写真セミナー講師の旅(鹿児島編)

 

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12日、日向市写真協会の写真教室を終えて13:06の日豊本線宮崎行きの列車に飛び乗り、宮崎からは鹿児島中央駅行きの特急「霧島」に乗り換えた。沿線の桜はまだ満開ではなかったが5~6分咲きで見ごろを迎えていた。(霧島神社駅前の桜)
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車窓の左側に、錦江湾と桜島が広がるといよいよ鹿児島に来たという実感が湧く・・・。ずい分前だが僕が詠んだ句が思い浮かんだ。  晩夏光集めて厳し桜島  風写
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12日の夕方、鹿児島市内のホテルで奄美大島の写真家・久野末勝さんと会う約束をしていた。来年企画中の写真展へ出品予定の作品を見て欲しいと、この3か月間撮影した新作を70~80点持って奄美から来たのである。1か所に何度も足を運んで撮影をしたという。その努力は垣間見れたが、実際候補に残ったのは5点余りだった。引き続きの精進を期待する・・・。
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天然のカンパチ。美味だったが、切り方が薄すぎる・・・。
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久野さんのリクエストで薩摩黒豚のしゃぶしゃぶの旨い店へ行った。
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久野さんとの写真の話が終わった後、鹿児島市内在住の写真家・村上光明君(左)と今給黎祐三さんと合流して一杯やった。2人とも長く親しくしてきた写真仲間だ・・・。
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鹿児島名物きびなごは、刺身よりもこの一夜干しを軽くあぶったものが僕は好きだ。一番旨いのは取り立てのきびなごを七輪の炭で軽くあぶったものが最高である・・・・。
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2種類の出汁でいただけるようになっている鍋。久しぶりの黒豚のしゃぶしゃぶは満足満足であった( ^ω^)・・・。
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”オジサン4人組”で記念写真~!! この後、久野さんと2人で僕が鹿児島に来ると必ずや顔を出す奄美郷土料理「群倉(ぼれくら)」へ行った。女将と久野さんがやたらと話が弾み、気が付いたら0時半を回っていたのだ・・・・。
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翌13日の午前中は、来夏予定している奄美パーク田中一村記念美術館での展覧会の巡回展として、鹿児島での開催を計画している。その会場として候補に上がっている鹿児島信用金庫の天文館にある「鹿信ギャラリー」の下見に来た。右から久野さん、僕、村上君(鹿児島県写真協会会長)。
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ギャラリーの下見を終えてから村上君と世界文化遺産に登録されている仙巌園と尚古集成館へ行った。彼は来年企画中の写真展のために、さくらが撮りたいとの事であった。どこから望んでも錦江湾と桜島、絵葉書的な風景ではある・・・。
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最初に写団「黒潮」を主宰する村上光明君があいさつをした(手前後姿)。
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午後3時からは市内にある村上光明スタジオで、写団「黒潮」主催の写真セミナーが行なわれた。僕と村上君を入れて20人の参加だった。3時間余りの熱の入った写真合評を中心としたセミナーで、僕は相当疲れたのである・・・。 参加した皆さんも最後までお疲れさまでした・・・。
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僕の好物である折れサバ(刺身)。絶品であるよ・・・。
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参加者の有志で懇親会を開いた・・・・。こうして見ると参加者は全員オジサンですね~!
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この日も鹿児島の写真家たちと5人で「群倉」へ二次会として繰り出した。乾杯をしていると女将がテレビ朝日から今、電話があって「ハブの唐揚げ」の写真を撮影してすぐに送って欲しいと言ってきたので撮ってくれませんか、とのこと。僕がレフ版を持ち、村上君が撮影した。
16日、テレビ朝日の「あるある晩餐会2時間スペシャル」という番組で、「どの離島が一番魅力か? 徹底比較~鹿児島・奄美大島の生活」のなかで島民がハブを食べていることを紹介したもの。ちなみに僕が食べている「ハブの唐揚げ」は1080円也。

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奄美郷土料理「群倉」の女将・小島市枝さん。女将に頼まれて奄美で詠んだ句を揮毫した。
一村の終焉の地の穀雨かな  風写
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帰京する14日の午前中、鹿児島市の繁華街「天文館」を歩いてみた。路上で「露天壺発酵の野草酢・神の草」という野草酢を販売している人がいた。興味をひかれたので話を聞き来ながら試飲してみた。写真がその野草、大隅半島の山々には沢山育っているという。(株)芳山坊の加藤憲一代表取締役が「今度ぜひ、大隅へ来てください。僕が案内します」とまで言われたので1本買ってしまったのである・・・。

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飲んでみて、なかなか身体に良い気がする・・・。
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天文館にある創業80年余の老舗のうなぎ屋「末よし」。小説家・児童文学者の椋鳩十がよくこの店のうなぎを食べたという。店内には、彼が揮毫した「末よしや 日本一の うなぎ喰う 椋鳩十」の色紙が飾ってあった。
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僕はめったにうなぎなどは食べない。それは高いからだ。鹿児島は日本一のうなぎの養殖の産地。だから美味いと聞いていたので初めてうな丼の梅、お値段1、420円を食べてみた。まあ~まあ~という味だった。合格!!・・・・。この鹿児島の旅では、もちろんラーメンと黒豚餃子も食べてみたがこちらも合格点だった。
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最後は鹿児島空港で1時間ばかり時間があったので、デパートの山形屋が経営している店に入って芋焼酎を呑んだ。うれしいことに写真のような大き目のカップに並々とついでくれて、一杯290円。思わず3種類の薩摩芋焼酎をぐびーと空けて薩摩の地を後にした・・・・。 合掌


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