写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.996] 2017年1月7日 初春月の5日、大竹省二作品展「PASSAGE 旅の行方」(JCII フォトサロン/29日まで)、繰上和美写真展「ロンサム・デイ・ブルース」(キャノンギャラリーS/16日まで)、大山行男写真展「富士森羅万象」(リコーイメージングスクエア新宿/16日まで)、竹田武史写真展「バーシャ村の一年」(コニカミノルタプラザ/13日まで)、田沼武能写真展「ふる里悠々 武蔵野日記」(ポートレートギャラリー/18日まで)、公文健太郎写真展「耕す人」(ギャラリーシリウス/18日まで)を巡る

 

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正月5日、今年初めて都内の写真展巡りに出かけた。最初は大竹省二さんの作品展。1970年代から2000年代までのヨーロッパやアメリカなど海外を旅したときのスナップである。大竹さんらしい切れ味のあるモダンな写真作品だ。養女となったあゆみさんと大竹さんとの思い出話を語った。6日にオープニングパーティをしますのでぜひにと誘われたが、用事が重なっていたので丁重に断った。

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次に向かったのは、品川にあるキャノンギャラリーS。繰上和美さんがダイナミックに変貌し続ける渋谷の街を撮り下ろした作品。照明を落とした会場に巨大な写真が浮かび上がってくる・・・。
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キャノンオープンギャラリー2では、キャノンカレンダーアーカイブ展(2月6日まで)が開かれいた。2009年度版カレンダーの作者で、展示されている写真家の岩木登君(右)が住んでいる青森県の十和田市から出て来ていた。久しぶりの再会にしばし話が弾んだ・・・。協同組合日本写真家ユニオンの草創期の頃に会員として頑張ってくれたことが強く印象に残っている。

この後、新宿に出た。まず、大山行男さんの「富士森羅万象」を見た。圧倒される富士山の風景である。僕は毎年、彼の富士山のカレンダーをアトリエに飾っている。次にコニカミノルタへ。JPSの後輩でもある竹田武史君の写真展だ。中国貴州省の苗族の村の四季を通い詰めて撮影したもの。単行本も新潮社から刊行している。同会場で開催していたフォト・プレミオ入賞作品の小野悠介写真展「島の環」、門田紘佳写真展「1”44」も見た。門田の写真が気になった・・・。

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次に向かったのは四谷にあるポートレートギャラリー。同ギャラリーの新春企画展であり、開設15周年記念展である。そして田沼武能さんの米寿を祝う写真展でもある。1964年からライフワークとして撮り続けいる武蔵野の豊かな自然と人々の心温まる営みがテーマ。展示作品はここ3年の間に撮影した70点だ。この日はオープニングパーティだった。祝いの升酒を持つ田沼さん。

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1時間ほど遅れて行ったが、写真業界の人たちをはじめ、写真家たちで会場はいっぱいだった。
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左から今井田琇子日本写真作家協会理事、「アサヒカメラ」佐々木広人編集長、僕、朝日新聞報道局映像報道部長の大野明さん。
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左から写真家の眞月美雨さん、日本カメラ博物館運営委員の市川泰憲さん、写真デェレクタ―の妹尾三郎さん。
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この日の主役・田沼武能さんと著名な写真家・大石芳野さん。
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元朝日新聞社写真部長で、現在は日本写真著作権協会監事、日本ジャーナリスト会議JCJ賞選考委員の酒井健太郎さんと美雨さん。
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左から公益社団法人日本写真家協会松本徳彦副会長、同協会熊切圭介会長、大石芳野さん、映画デェレクターの坂東尚武さんに僕・・・・。僕以外の4人は全て日大芸術学部出身だ。珍しいカット(撮影は加藤雅昭JPS常務理事)。
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左から「アサヒカメラ」山田編集部員、市川さん、美雨さん、(株)シグマ マーケティング部 桑山輝明課長、そして僕でした・・・。
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宴たけなわであったが、田沼さんのパーティを失礼して、新宿御苑前にあるアイデムフォトギャラリーシリウスへ。熊切会長と大石芳野さん、美雨さんが一緒に行くというのでタクシーをつかまえていざ、シリウスへ~!☆
この日は、写真展の初日でシリウス年頭企画展レセプションだった。写真は現在、監督・撮影をしたヒマラヤネパールを舞台にした映画「世界でいちばん美しい村」が上映されている写真家・石川梵君、(株)タムロン 執行役員の千代田路子さんと僕。 ちなみに2013年のこの企画展は僕の写真展「三国志禮礼」だった。僕の還暦の祝いも兼ねた企画だった・・・・。

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左からシグマの桑山課長、公益社団法人日本写真協会理事の尾畑正光さん、本日の主役、新進気鋭の写真家・公文健太郎君、第42回日本写真家協会賞を授賞した東京印書館取締役の高栁昇さん、大石芳野さん。
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写真家の熊切大輔さんと、そのアシスタントをしている写真家の田口るり子さん。彼女は1月18日から28日まで個展「mono scape」をEIZOギャラリー銀座で開催する。大輔君は熊切会長の長男であることは言うまでもない。若いということがうらやましいと思う歳になってしまった・・・。
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最後はの写真は、僕、公文君、それに今や国際的にも知られている写真家・野町和嘉さん。地球的規模の良い仕事を長年にわたってし続けているから凄い~!☆

初めてに公文君と会った時に彼は「僕は小松さんの写真集『雲上の神々』を見て感動し、ネパールへ行ったのです。まだ高校生でした・・・」と言った。その後、公文君はネパールへ通い詰めて、いくつかの作品を物にしている。それらの作品が評価され、2012年度日本写真協会賞新人賞を受賞した。無論、僕も強く推薦したのは言うまでもない・・・・。

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