写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.968] 2016年11月8日  坂東十六番札所 五徳山水沢観音、国指定重要文化財 榛名神社へ参拝してから母を見舞った。その後、温泉に浸かったあと男三兄弟で久しぶりに呑んだ・・・・。

 

SDIM5953.jpg
小春日和となった11月6日、朝家を出て上州の伊香保、榛名に向かった。11時前に三男の弟・小松勝三が渋川駅に出迎えに来てくれていた。まず行ったのは伊香保町にある水沢観音。この名刹が創建されたのは千三百有余年前にさかのぼる。
SDIM5928.jpg
境内の右奥にある開運六地蔵。六角堂ともいう。元禄時代の建立され地蔵尊信仰の代表的な建物で、重要文化財に指定されている。六体ある地蔵様を左廻りりに3度回すと願いがかなうとされている。
SDIM5939.jpg
御本尊。 上毛野(かみつけの)国司高野辺家成の三女・伊香保姫の持仏であった十一面先手観音菩薩像。
SDIM5940.jpg

SDIM5955.jpg
弟の勝三と写真家の眞月美雨さん。 梵鐘が鳴り響き、お香の煙と香りが辺りに漂う雰囲気は、ヒマラヤの国、ネパールの寺院を思い出した・・・・。
SDIM5957.jpg
上毛三山の一つに数えられる名峰・榛名山(標高1449m)の中の榛名富士と榛名湖。
SDIM5964.jpg
榛名山麓は紅葉もたけなわであった・・・・。
SDIM5972.jpg
遅い昼食は、「榛名神社門前そば」を随神門前の本坊で食べた。この社家の門は国登録の有形文化財だ。榛名産の地粉を使い、榛名山の湧水で打った手打ち蕎麦はのど越しがよく、歯ごたえがあって美味であった。こうした参拝者へのおもてなしは江戸時代から続いていると言う。
SDIM5976.jpg
榛名神社の最初の門である随神門で。弘化4(1847)年の再建。国指定重要文化財である。
SDIM5984.jpg
市指定の重要文化財である三重ノ塔。群馬県内唯一の建物。明治2(1869)年に再建された。
SDIM5990.jpg
三重ノ塔から見る朝日岳。
SDIM6017.jpg
左の建物が御水屋、右側は神幸殿(国指定重要文化財)。その前にそびえるのは矢立杉。武田信玄が先勝祈願のために矢を射立てたという伝承がある。高さ55m、目通り9.4m、樹齢600年という。国指定の天然記念物である。
SDIM5999.jpg
神門、双龍門(国指定重要文化財)をくぐり抜けていよいよ本殿に到着した。 本社・幣殿・拝殿は、文化3(1806)年に創建された権現造の建物で御神体が祀られた大きな岩の前に建てられており、他に例を見ない珍しい造りになっている。
SDIM6003.jpg
本殿の背後にある大岩の中に洞窟があり、そこが神聖な本殿であり、御神体を祀っている。
SDIM6008.jpg

SDIM6009.jpg
参拝記念に・・・・。 85歳の母と86歳の叔母を連れて参拝したのは3年程前。歳月の流れは早く、悲しいかな2人とももうその元気は無い・・・・。
SDIM0089.jpg
帰り道は、斜光に燃えた紅葉が鮮やかであった・・・・。
SDIM6020.jpg
近くの温泉にひとしきり浸かった後、88歳を過ぎた母が入所している施設に行った。思ったより元気で通常の会話ができた。僕は母の大好物のカステラを持って行った・・・・。
SDIM6022.jpg
弟・小松勝三と母・・・・。
SDIM6033.jpg
2016年11月6日 僕と母の肖像。(撮影:眞月美雨)
SDIM6026.jpg
いつまでこうした記念写真が撮れるかな・・・・。 母よ、元気でいてね~!☆
SDIM6036.jpg
勝三の妻である美香と弟の髪をカットするヘア&メイクアップアーティストの眞月美雨さん。
SDIM6041.jpg
写真家から変身~!☆
SDIM6045.jpg
夜は久しぶりに三兄弟があいつのって飲み会をした。左から次男の小松修二、今年還暦を迎えた。僕、美雨さん、美香ちゃん、3人置いて勝三、そしてこの居酒屋の店長をしている修二の長男・小松宗徳。ちなみにこの店には従業員やバイトを入れると60人を超す大所帯だという。客も引きを切らない賑やかさだった・・・。
SDIM6048.jpg

弟・勝三の友人たち。左から琉球三線奏者のあやのさん、沖縄・石垣島出身で太鼓や歌を唄うS君、やはり石垣島出身で整体師の日高さん。2人は弟の会社の今年の忘年会に呼ばれて、沖縄民謡を披露するという・・・。

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。