写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2016年11月アーカイブ

 

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僕が毎年審査員を務めているNPO法人 チベット高原初等教育・建設基金 主催の公募写真展が12月16日から銀座で行われる。審査員として僕ら3人も特別出品をしている。初日の16日午後7時から会場近くにおいて出品者を中心に懇親会(参加費3.500円)を予定していますのでふるってご参加ください。
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特別出品:烏里烏沙
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特別出品:烏里烏沙
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特別出品:小松健一
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特別出品:小松健一
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1回目のプリントチェツクを銀座のFUJIFILMクリエイトで、審査員を務めた僕と写真家で主催団体の理事長・烏里烏沙君と元日本山岳写真協会理事長の川井靖元さん(左)で行った。クリエイトの担当は根本雄一さん(右)。2回目のチェクは12月6日行われることになった。
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終了後、銀座アートグラフで美味しいコーヒーをいただき、ニコンサロンで第16回三木淳賞受賞特典・林典子写真展「ヤズディの祈り」を見てから(株)ニコンイメージングジャパンへ寄った。その後、写真展の初日に行なう懇親会の会場を探して歩いた。烏里君と打ち合わせを兼ねて有楽町で一杯やっていたら、街はもうすっかりクリスマス模様になっていた・・・・。

2016年11月17日、昨夜からほとんど眠らずに夜明け前の3時50分に自宅を出発した。成田空港南ウイングに7時10分に到着。8時50分発CA460便で一路中国の成都市へ。13時50分ほぼ定刻に到着した。そのまま四輪駆動車2台に今回のメンバー僕も含めた6人が分乗して266km離れている石綿まで走った。大渡河の畔りに開けたこの町の標高は1200mである・・・。

翌日からは今回の取材の目的地、大涼山地方へ向かうのだが、様々な苦難、ハプニングが行く手には待ち構えていて正直、往生した。主な取材地は、甘洛、越西、蘇姑、晋雄、美姑、馬紅村、九口郷、瓦窪村、昭覚、布扽、扽覚、普格、西昌・・・。車での10日間の全走行距離は約1900kmだった。一番高い取材地の標高は約3500m。宿泊地で2500mあったのは布扽だった・・・・。

第1回目の今回は、いくつかの村で撮影した11点の写真を紹介し、イ族の人々と村々の雰囲気を感じ取っていただけたらと思っている。これからじっくりとセレクトして、来春刊行予定の写真集『民族曼陀羅ー中国大陸』(仮題)と、秋に予定している烏里烏沙君との2人の写真展に何点か使用できればうれしい限りである・・・・。  合掌

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親しい写真仲間のひとり征夫さんの大きな個展だ。二冊の写真集も同時出版されている。遥かなるグルクンの水中写真はとりわけ圧巻であった・・・・。
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アヌップ・シャーの写真展をコニカミノルタプラザ特別企画展として征夫さんのと同時に開催していたが、正直、この写真には驚いた。今まで野生動物の生態系を撮った写真で見たこともない写真が並んでいたからだ。命を懸けて野生動物にクローズアップで迫っている。像やライオンたちの息き使いや体臭までもが臭ってくるような至近距離を広角レンズで撮っているのだ。いやはや同じ写真家として悔しいかな脱帽と言わざるを得ない。 世界にはまだこんな凄い写真を撮るヤツがいるのかとつくづく思った。僕も頑張らなければと決意を新たにしたのである・・・・。

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高知在住の写真家・角田和夫さん。彼は第11回林忠彦賞を受賞。アメリカシカゴ美術館作品収蔵。現在フィリピン・ラサール大学教授など活躍している。僕とは2002年の林忠彦賞の授賞式で会ってからの付き合いだからかれこれ15年程になる。先月の高知県展の時にも会場に来てくれた。
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写真家・眞月美雨さんと・・・。 ここに来る前に品川のキャノンギャラリーSで開催している竹沢うるま君の写真展を見た。本人もいたので少し話をしたのだが、やはり歳の差を感じ何か嚙み合わないような雰囲気がした・・・・。「祈り」とはもっともっと深いものである・・・・。 合掌
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ソニーイメージングギャラリーがあるビルのB2は、銀座ライオン。喉が渇いたのでビールを飲みにエレベターで直行してしまった。樽出しのサッポロの黒生ビールが美味だった・・・。旬の広島カキなどを肴に・・・。
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以前のライオンの店の時にもよく来ていた・・・・。 新店舗もご満悦・・・・。

パソコンの調子が悪く上手くブログが更新できないので、最初にキャプションを書くことをご承知ください。猫の写真の撮影は2点とも(=^・^=)大好きな眞月美雨さん。次の写真は、サンシャイン通りを行くと今度はフクロウを連れている女子に出会った。そしてフクロウのストッキングをはいている女子にも・・・。

午後4時に烏里君と池袋駅西口にある東京芸術劇場で待ち合わせをした。タイトルに書いてある他に、12月16日~22日までフレームマン・ギンザ・サロンで開催する第8回ゲーサンメド公募写真展「チベット・中国西部を行く」に展示する作品についても相談した。

全ての打ち合わせが終了した後、ささやかな乾杯を今度の取材に同行する写真家・眞月美雨さんと3人でした。11月8日にチベット山岳地から20日間ぶりに帰国した烏里君の無事帰還のお祝いも兼ねての乾杯だった( ^ω^)・・・。 合掌

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久しぶりに昼の池袋を散策してみると若者たちばかり・・・。僕は夜の呑み屋街を徘徊するだけだから、妙にまぶしく感じた・・・・。
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池袋サンシャイン近隣の公園では、自慢の愛猫7匹とともに日向ぼこをしている男がいた・・・。
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11月11日、銀座にある(株)ニコンイメージングジャパンへ用事があって行った。そして石橋睦美写真展「和風抄」(キャノン銀座ギャラリー/16日まで)、加藤國子写真展「杜 その2」(銀座ニコンサロン/22日まで)、大沢利裕写真展「タンチョウ~北の大地に生きる~」(ギャラリー・アートグラフ/17日まで)などを巡った。アートグラフのある写真弘社でバッタリ「風」同人の並木すみ江さんと会った。大四つ切のモノクロプリントを50点引き伸ばしした焼きチェクに来ていたのだ。僕にも見て欲しいというので付き合った・・・・。そして潮田さんのパーティに一緒に参加したのである・・・・。

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会場は神保町から山の上ホテルの前を通り、男坂近くの「book cafe エスパス・ビブリオ」。本屋では見られない写真集が大量に並んでいた。
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著書にサインをする写真家・潮田登久子さん(左)。今回の出版は彼女のライフワークである「本の景色シリーズ」の第一弾だという。
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潮田さんの夫である写真家・島尾伸三さん(右)。18日18:00~から同会場で「鬼海弘雄・潮田登久子・島尾伸三」座談会がある。また12月7日19:00~神楽坂lakagu(ラカグ)で島尾伸三VS梯久美子のトークショー(主催:新潮社)がある。 島尾さんとは久しぶりだったので、奄美大島、加計呂麻島の話などをして、島尾さんの両親で作家の島尾敏雄、島尾ミホ夫妻のゆかりの地を訪ねたことなどを語った・・・・。

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トイレの中のセルフポートレート(千代田区神田駿河台)。
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11月12日、マリンアート画家として知られるクリスチャン・ラッセンの絵画展に行った。写真家の眞月美雨さんが大ファンらしくどうしても行きたいというので、この日池袋で写真家の烏里烏沙君との打ち合わせもあったので付き合ったのだ・・・・。
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タイミグよく12日だけ本人が会場に来る日だった。熱烈なファンと記念写真を撮るクリスチャン・ラッセン(中央)。作品はたくさん売れていた・・・。
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美雨さんは、とても感激していたようだが、僕はあまり興味がわかなかったのである・・・・。



 

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11月9日、「写真集団・上福岡」の月例会が開かれた。この日は都合で参加できなかった2人を除いてみな参加した。 11月1日~6日まで上福岡西公民館ギャラリーでの初めての集団展が好評だったこと。そしてこの展覧会を通して2人が集団に興味を持って、12月の例会に見学に来てくれることになったこともあり、会員たちには活気があった。合評に持ち寄った作品も質が高く、数も多かった・・・・。

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一人一人の作品をじっくりと見る・・・・。 (撮影:竹川義之会長)
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会が終了したあと、恒例の希望者だけの懇親会を開いた。会場はいつもの「焼き鳥つかさ」だ。そうすると女将が「先生の写真展のDMを見て、写真に興味があり、やってみたいと思っていた。ぜひ先生に会いたいという綺麗な女性がいるんですが・・・」と言う。実はその女性は1か月前にも来て僕を待っていて会えなかったので、今日また来ると言うではないか。 そして本当に来た。地元で美容師をしている若い人だった。少し遅れて旦那さんも来てくれた。その前島夫妻が右列奥の2人。カメラの話や写真の話に盛り上がったのは言うまでもない。「写真集団・上福岡」にも入りたいと瞳をキラキラさせて抱負を語っていた・・・・。(左から竹川会長、事務局担当の一瀬会員、野崎会員、小久保会員)

 

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小春日和となった11月6日、朝家を出て上州の伊香保、榛名に向かった。11時前に三男の弟・小松勝三が渋川駅に出迎えに来てくれていた。まず行ったのは伊香保町にある水沢観音。この名刹が創建されたのは千三百有余年前にさかのぼる。
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境内の右奥にある開運六地蔵。六角堂ともいう。元禄時代の建立され地蔵尊信仰の代表的な建物で、重要文化財に指定されている。六体ある地蔵様を左廻りりに3度回すと願いがかなうとされている。
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御本尊。 上毛野(かみつけの)国司高野辺家成の三女・伊香保姫の持仏であった十一面先手観音菩薩像。
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弟の勝三と写真家の眞月美雨さん。 梵鐘が鳴り響き、お香の煙と香りが辺りに漂う雰囲気は、ヒマラヤの国、ネパールの寺院を思い出した・・・・。
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上毛三山の一つに数えられる名峰・榛名山(標高1449m)の中の榛名富士と榛名湖。
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榛名山麓は紅葉もたけなわであった・・・・。
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遅い昼食は、「榛名神社門前そば」を随神門前の本坊で食べた。この社家の門は国登録の有形文化財だ。榛名産の地粉を使い、榛名山の湧水で打った手打ち蕎麦はのど越しがよく、歯ごたえがあって美味であった。こうした参拝者へのおもてなしは江戸時代から続いていると言う。
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榛名神社の最初の門である随神門で。弘化4(1847)年の再建。国指定重要文化財である。
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市指定の重要文化財である三重ノ塔。群馬県内唯一の建物。明治2(1869)年に再建された。
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三重ノ塔から見る朝日岳。
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左の建物が御水屋、右側は神幸殿(国指定重要文化財)。その前にそびえるのは矢立杉。武田信玄が先勝祈願のために矢を射立てたという伝承がある。高さ55m、目通り9.4m、樹齢600年という。国指定の天然記念物である。
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神門、双龍門(国指定重要文化財)をくぐり抜けていよいよ本殿に到着した。 本社・幣殿・拝殿は、文化3(1806)年に創建された権現造の建物で御神体が祀られた大きな岩の前に建てられており、他に例を見ない珍しい造りになっている。
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本殿の背後にある大岩の中に洞窟があり、そこが神聖な本殿であり、御神体を祀っている。
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参拝記念に・・・・。 85歳の母と86歳の叔母を連れて参拝したのは3年程前。歳月の流れは早く、悲しいかな2人とももうその元気は無い・・・・。
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帰り道は、斜光に燃えた紅葉が鮮やかであった・・・・。
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近くの温泉にひとしきり浸かった後、88歳を過ぎた母が入所している施設に行った。思ったより元気で通常の会話ができた。僕は母の大好物のカステラを持って行った・・・・。
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弟・小松勝三と母・・・・。
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2016年11月6日 僕と母の肖像。(撮影:眞月美雨)
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いつまでこうした記念写真が撮れるかな・・・・。 母よ、元気でいてね~!☆
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勝三の妻である美香と弟の髪をカットするヘア&メイクアップアーティストの眞月美雨さん。
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写真家から変身~!☆
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夜は久しぶりに三兄弟があいつのって飲み会をした。左から次男の小松修二、今年還暦を迎えた。僕、美雨さん、美香ちゃん、3人置いて勝三、そしてこの居酒屋の店長をしている修二の長男・小松宗徳。ちなみにこの店には従業員やバイトを入れると60人を超す大所帯だという。客も引きを切らない賑やかさだった・・・。
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弟・勝三の友人たち。左から琉球三線奏者のあやのさん、沖縄・石垣島出身で太鼓や歌を唄うS君、やはり石垣島出身で整体師の日高さん。2人は弟の会社の今年の忘年会に呼ばれて、沖縄民謡を披露するという・・・。

 

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写真集団・「上福岡」の初めての試みである年2回となる写真展を11月1日~6日まで地元、上福岡西公民館ギャラリーで開催している。会員の作品発表の場を増やすとともに、新入会員を迎えようというのが目的だ。4日の午後4時から作品講評会をすることになっていたので出かけた。10月に入会したばかりの新会員も含めて全員が出展していた。
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左は僕の作品「家族ーインドネシア・バリ島」右の作品は一瀬邦子さんの「遠い坂道」。この日で2度来たこになる学生の深海健太君。講評会にも参加し、その後の懇親会にも出て入会を決意した。 おめでとう~!☆
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今年入会した野崎さんの作品と見に来てくれた友人。
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長年、会長として写真集団を牽引してきてくれた田中栄次さんと奥さん(自分の作品を前に)。奥さんも画家で、近く個展を開催する予定だ。
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会場を近くの居酒屋に移して懇親会をした。中央奥は10月に入会し、今回初めて作品を出品した村上さん・・・・。
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冨田康代さんは、22歳の青年が入会したので!(^^)!。終始話に夢中でした( ^ω^)・・・。
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左から田中前会長、竹川義之現会長、事務局担当の一瀬邦子さん。
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最後は全員で記念写真を撮った(右から2人目は平松さん、プリント技術には定評がある)。お開きの後、僕と村上さんを除いて皆カラオケに繰り出した・・・。 僕は8日ぶりの外出だった。 今年もすでに霜月に入った。残すところ後2か月を切った事になる。本当に歳月の流れるのは早い。 陰暦の11月は霜降月、神楽月などの異称もある。 皆さんくれぐれもご自愛くださいね~!☆  合掌

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