写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2016年9月アーカイブ

9月も押し迫った28日、銀座へ出かけた。いくつかの写真展を見たあと、銀座ライオンで真鶴岬の付け根にある福浦港の漁師、天恵丸船長・佐々木幸寿君と会った。11月の四川・大涼山への旅のことや佐々木君が新たに運営をはじめた「福浦ハウス」のことなどを話しあった。彼と別れたあとニコンイメージングジャパンの相川さんに会った。10月2日からの取材のために、カメラやレンズ機材を借りるためだ。 そして46年ぶりの高校の同級生に会うために池袋へ・・・・。

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右から塩谷晃君。彼とは小・中学校からの同級生、そして高校も。剣道部では僕が主将で彼が副主将。僕の結婚式の料理は彼がすべて仕切ってくれたし、塩谷君の結婚式では、僕らが仲人をしたという親友でもある。全国の大学生協活動の普及・発展に人生をかけてきた男だ。

茂木陽一君。彼こそが僕が高校を中退して以来、46年ぶりに再会した友人だ。同じ剣道部だったがおとなしく、いつも笑顔の余り目立たない存在だった茂木君が、今や世界の海を股にかけた釣り師に変貌していたとは驚きだった。アマゾン、アフリカ、中南米、東南アジア、オセアニア、太平洋、インド洋の無人島をはじめ、日本の離島のほとんどは釣りに行っているという。昨年2月に刊行した『茂木陽一 世界を釣る~海のモンスターたち』(発行:グローウ”ッズ/定価:6000円+税)を見るとその活動ぶりは手に取るようにわかる。

僕の左は、ヘア&メイクアップアーティストであり、写真家で、経済産業省認可法人、文化庁登録著作権等管理事業団体の協同組合日本写真家ユニオン正会員、僕が主宰する写真研究会「風」同人の眞月美雨さん。ちょうど池袋で仕事をしていたこともあり、遅れて合流した・・・・。

 

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二軒目は、茂木君の奥さんが沖縄出身で、彼が釣りにはまるきっかけとなった沖縄に関係する琉球料理・みやらびへ行った。正面奥は、琉球舞踊家で、みやらびの女将さんの川田功子さんと崎山陽子さん。

さて、ここで茂木君の2016年の大まかな動きを紹介しょう。1月、ニュージランド。2月、ザンビア、マルタ。3月、アメリカ。4月~5月は、1か月間かけて東欧8か国をレンタカーで回る。6月、キューバ。7月、中国。8月、ニュージーランド、カナダ。9月は9日から27日までカナダ東部。10月下旬から11月にかけてこんどはカナダ西部。その間に日本国内の海や離島へ。10月7日からも青森にマグロ釣りに出かける。11月はオーストラリア、ガイアナ。12月はまたしてもニュージーランドの予定だ。

1989年に初めてコスタリカへ釣りに出かけたのを皮切りに、現在まで93ヶ国、289回の海外遠征を実現し、100ヶ国、300回の釣り遠征が当面の目標だと言う。国内では1983年から86年までの3年間、沖縄に移住し釣り三昧の毎日。日本最南端の島・波照間の磯に1か月間ブルーシートのなかで釣り生活をしたことも。地元の海人からも変人扱いされたというエピソードもある。当然、奥様からは離婚を言い渡された・・・・。

現在、プロショップMOGIオーナー、(株)グローウ”ッズ代表取締役、グルーバーボイス会長、一般社団法人「海の幸を未来に残す会」顧問など。海洋資源問題、環境問題などに釣り人の視点から取り組んでいる。    Biog:http://ameblo.jp/proshop-mogi/

 

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大西洋クロマグロは、体長4、5m、体重700キロにもなるという。以下の写真は茂木陽一君の著作である『茂木陽一 世界を釣る』より。

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茂木君が釣り師として一番輝いていた頃。1990年代前半から後半まで。日本人初の50キロオーバーを釣ったのは1996年だった。

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本人いわく”奇跡の一枚”。マグロのジャンプ写真は難しいという。巨大マグロを釣り上げたときよりもうれしかったという。7年ほど前から釣りよりも写真に懲り始め、今や写真にはまっているのだと僕に言った・・・・。

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カナダの海で。

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アメリカ・ケープゴッドで。この日は1日目に64キロ、2日目は86キロを釣り上げた。(釣り師はは茂木君)

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アメリカ・マイアミで。巨大なゴライアスグルーパーと格闘中の茂木君。

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アメリカ・ハワイで。ニイハウ島でキャッチした38キロのカンパチ。(写真左上が茂木君)

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翌29日は、7月下旬以来のカットとカラーに渋谷へ出かけた。やってもらったのは、ここ3年半は専属の美容師・眞月美雨さん。秋らしいカット、色合いに仕上げてもらった・・・・。

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美しい髪をつくる渋谷サロンワークステーション MOF HAIR SALON オーナー美容師の立花克也さんと眞月美雨さん。

★モフ・ヘアサロン渋谷店 受付時間(平日)10:00~21:00(日祝日)10:00~19:00 定休日 火曜日  JR原宿駅から徒歩5分。渋谷駅ハチ公前から徒歩7分。http://mobilehairdresser.jp/mof/    電話:03-3464-9100

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髪をサッパリしてもらったので、お礼に夕飯をおごった。もう30年来通っている僕の常連の店。美雨さんは必ずキリンのラガービールを飲む。料理は右回りに、大根のカニサラダ、白いかの刺身、肉じゃが、丸なす田楽。この他に、納豆巻やかんぴょうのつまみ、おしんこの盛り合わせなど肴に飲んだ。お疲れさまでした・・・・。

9月25日午後1時から鶴瀬コミュニティーセンター・ホールで開かれた富士見芸能鑑賞会「琉球舞踊への誘い」に出かけた。今回で4回目を迎えるが僕はそのすべてに参加している。それは琉球への尽きない興味はもちろんだが、川田功子の会・東喜和会会員による琉球舞踊だからである。構成・振付・指導の川田功子さんをはじめ、出演者には江籠佐千代さん、崎山陽子さん、椿南津子さん、佐野七夕子さん、仲濱美海さんなど友人・知人が多いことだ・・・・。

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会場のホールに展示されていた紅型の着物や芭蕉布で織った着物など。

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<第1部> かぎやで風節(かぎやでふうぶし)

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浜千鳥(はまちどり)

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川平節(かびらぶし)

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本花風(むとぅはなふう)

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青雲(せいうん)
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古典鳩間節(こてんはとまぶし)
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上がり口説囃子(ぬぶいくどぅちばやし)
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上がり口説囃子(ぬぶいくどぅちばやし)

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<第2部> 黒島口説(くるしまくどぅち)

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仲里節(なかざとぶし)

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仲里節(なかざとぶし)

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ゆなんだき節(ゆなんだきぶし)

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花街風景(はなまちふうけい)第一章 後朝の別れ(西武門節・にしんじょうぶし)

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第二章 惚れられようとする男(居しどうかかゆる) ★上の写真も同じ。

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遊び太鼓(あそびだいこ)

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世果報太鼓(ゆがふーたいこ)

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出演者のあいさつ。正面が川田功子さん。

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カチャーシー舞い

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フィナーレは、出演者とともに観客も一緒にカチャーシー舞いを踊って盛り上がった・・・・。

 

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友人である荒牧さんのフレームマンギンザサロンでの写真展は、9月16日~22日まで行われていた。その最終日に出かけた。彼は日本写真家協会会員であり、元毎日新聞編集員であった。25歳のフリー写真家の時代、1967年の文化大革命の嵐が吹き荒れていた中国を取材したもの。

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荒牧さんの許可を得て、何点か作品を紹介する。 50年前の1967年1月から約2週間、毎日新聞中国特派視察団(林健太郎東大教授ら5名)の一員として深州、広州、北京、上海を訪れ取材したものだ。

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当時、世界が注目していた中国の文化大革命の実態を赤裸々に取材した荒牧さんの作品は、日本のマスメディアをはじめ、ライフ誌にも掲載され熱い視線が注がれた。こうした一連の発表活動に1967年度日本写真家協会賞新人賞が贈られた。僕は荒牧さんと20年ほど前に、インドネシアのボルネオ島などを半月あまり一緒に取材したことがある。この日は久しぶりの再会だった・・・・。

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僕は、10代後半から20代後半の約10年間を代々木八幡駅を利用してNHK近くの職場に通っていた。つまり僕の青春が詰まった街だ。40数年ぶりにこの街周辺を歩いてみたいと出かけた。

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先ずはこのあたりの鎮守様でもある代々木八幡宮を参拝しょうと行ったら秋の例大祭前の宵宮祭だった。それまで降っていた雨が止み、期しくもお神輿が本殿へ上がるところであった。

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代々木八幡宮は鎌倉時代、建暦2(1212)年9月23日の創建である。804年の歴史ある神社だ。久しぶりの社は大樹に覆われていて驚いた・・・・。

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本殿の右にあるこの鳥居の奥には、稲荷神社、天神社、榛名社が祀られており、さらに奥の階段をあがるといま開運スポットして人気がある出世稲荷社があり、出世稲荷大明神が祀られている。何も出世を望むわけではないが、僕も参拝をした・・・・。

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1972年~1982年まで職場だったビルは、4つのマンションに建て代わっていた・・・・。僕が毎日のように買っていたパン屋、昼食を食べに行った食堂、洋食屋、銭湯、古本屋、ラーメン屋、寿司屋、喫茶店などなど皆なくなっていた。唯一、一軒だけ蕎麦屋だけが残っていた・・・・。40年の歳月というのは重いのだなと改めて実感することしきりであった。

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渋谷駅までの裏道通りを歩く。作家の寺山修司が暮し、彼が好んで散歩した道でもある。その通りの一角に「ネコカフェ」とやら今流行り店の看板があった。2時間ばかり歩きづくめだったので、コーヒーでも飲み一休みのつもりで生まれて初めて入ってみた・・・・。

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客は若いカップルや若い女性ばかり・・・・。おじさんは僕だけだった!! ちなみにこの店の料金は、10分で200円。フリードリンクは350円という設定だった。でもネコとじゃれているとあっという間に30分ぐらいは経ってしまう。なかなかうまい商売だと思った・・・。

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写真家の眞月美雨さんは、大のネコ好き~!☆ ウキウキしながら、癒される~の連発だった・・・。

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僕は(=^・^=)たちの表情やしぐさが面白かったので、パチ、パチと愛用のカメラ「シグマDP1」で撮影していた。しかし、(=^・^=)たちにとっては、いい迷惑なのだろうと思った・・・。

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締めは有楽町の線路下の飲み屋街。ここもずいぶんと様変わりををしているが、いまだ昔ながらの飲み屋は何軒かはある・・・。

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昨年この店が「ジャパンタイムズ」に紹介された・・・・。

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久しぶりに覗いたが、親父さんは相変わらず気持ちよく迎えてくれた。 いつまでもお元気で~!☆

 

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この2年間で書き溜めた作品約300点余りの中から選りすぐった70点余りを展示している。正面が書家で詩人の住谷夢幻さん。僕とは35年来の古い友人である・・・・。

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中国・重慶出身の中国画家の姉妹と住谷さん。姉の曾勤さん(右)と妹の曾黎さん(左)。二人とも大活躍で12月からも奄美大島の田中一村記念館のギャラリーで展覧会を行うことになっている。

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初日から大勢の人たちが訪れていた・・・・。

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会場近くの刺身の10点盛で500円という安さが売りの居酒屋へ行った・・・(写真は2人前、1、000円)。

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牡蠣のがんがん焼き。

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蒸し牡蠣を開くとほっこりした身が登場する。生レモンを絞って豪快にいただく・・・・。
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たぶん今夜は遅くまでやるのだろうが、僕は都内まで帰らなければならなかったので、午後9時前に失礼をした。創作談議が延々と盛り上がっていた・・・。 右から僕、書家であり詩人の住谷夢幻さん、陶芸家の高橋芳宣さん、画家の齋藤賢司さん、画家の曾勤さん、七宝工芸家の齋藤かおるさん、ノイエス朝日のゼネラルプロデューサーの武藤貴美代さん、画家の曾黎さん。 僕以外は、皆上州で暮らしている。

本当に愉快な一時をありがとうございました・・・・。 合掌

 

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9月14日、午後2時から埼玉・ふじみ野市内において、「写真集団・上福岡」の例会がおこなわれた。この日の参加は見学者1人を入れて11名だった。

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8月2日~7日まで「にいざほっとぷらざギャラリーⅠ」で開催された第34回「写真集団・上福岡」写真展は、約500人の来場者があり好評だった。この日見学に来た人も写真展を見て参加しょうと思ったという。

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いつものように熱心な合評風景。

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新会員となったYさん(左奥)のささやかな歓迎会を兼ねて、有志がいつもの焼き鳥屋で飲んだ。手前正面は田中前会長、左はこの春から会長となった竹川さん。

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自宅から徒歩5分足らずで行ける「天明稲荷神社」には、多くのユニークな狐の石像が奉納されてある。

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散歩の後の夕食。子持ち鰊の一夜干し、新潟の木綿豆腐、鹿児島の錦鳥のフライ、マグロの血合い揚げ、博多の明太子、数の子の松前漬け、谷中ショウガなど・・・。ご飯などの炭水化物は取らない。その代りに奄美大島の黒糖酒「龍宮」(これ全部を1人で食べるわけではありませんぞ~!)。

 

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9月11日、午後1時から東京・世田谷区の施設において、2016年度の3回目の「風」例会がおこなわれた。この日は同人、会員の他に見学者2人、ゲスト参加者1人があり、合計10人が参加するという久しぶりの賑やかな例会となった。(写真は僕がいま編集中の『民族曼陀羅ー中国大陸』の一部)

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並んでいる写真は、鈴木渉さんの福島シリーズ。この2か月間で3回取材したもの。

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並んでいる写真は、平元君の作品。今年の1月から9月まで撮影した写真約150点。

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この日は、元「風」同人の千代田路子さんが「海外写真市場への挑戦」というタイトルで講義を1時間余りしてくれた。その中でプリント制作についても和紙などでプリントした作例を見せながら詳しく講義してくれた。参加者は具体的な内容に興味を持って聞き、大いに刺激を受けたと感想を述べていた・・・。

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センターは、講義をする千代田さん。第1章から第5章まで具体的な項目が書かれたレジュメを用意しての講義には説得力があった。

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研究会終了後、みんなでこの日、新たに入会した海野裕士君(右奥)と長谷川俊樹君(左手前)のささやかな歓迎会と、千代田さんのご苦労さま会と、第10回飯田市藤本四八写真賞を受賞した同人の平元盛親君(右手前)のお祝いと僕がこの夏受賞したJCJ賞のお祝いを、会場近くのイタリアンレストランでおこなった。

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祝う会の終わり頃に、4か月間のインド取材から戻ったばかりの元研究会メンバーだった写真家・菱山忠浩君(左手前)が参加。元気のいいメンバーで、2次会へと繰り出した・・・・。

 

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9月6日で終了した東松照明さんの新編「太陽の鉛筆」を見に品川へ行った。同会場に東松照明フォトゼミを卒業した沖縄出身の3人の若い女性写真家の写真も展示されていた。奥さんの泰子さんからも案内のお手紙を頂いていた・・・・。

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10月11日までキャノンギャラリーSで開催している公文健太郎君の「耕す人」を見た。東松さんが1Fで、公文君が地下1Fだから移動は楽だ。本人が居て、これから徳島へ行くところだと言いながらも少し時間を取ってくれた。同時に平凡社から刊行した写真集『耕す人』を贈呈してくれた。 写真展のお祝いの花の前で、写真家の眞月美雨さんと。

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公文君は高校生の時に、僕の写真集『雲上の神々』を見て、ネパールへ行ったという。以来ネパールを長年撮って、いくつかの本にまとめた。それらを見た僕は2012年度の日本写真協会賞新人賞に彼を推薦した。その年の新人賞を公文君が受賞したことはうれしいことであった。4年ぶりの再会だった・・・・。

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その足で、13日まで開催している江成常夫さんの写真展「多摩川ー1970~1974」を見て、銀座キャノンギャラリーで開催していた地蔵かおりさんの写真展「祭堂」を見た。本人がいたので少し話した。建築家の安藤忠雄展を見たあと、いよいよライカギャラリー東京へ。久保田博二さんの写真展のオープニングパーティに出席した。舞山秀一さんの写真展も同時開催されていた。

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公益社団法人日本写真家協会会長の熊切圭介会長(中央)や名誉会員の木村恵一さん(前列中央)など出席していて賑やかだった・・・。

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人が余りにも多いので、隣のライカプロフェショナルストア東京の方でスパーリングワインを飲んでくつろぐ・・・。

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右から写真家・久保田博二さん、水越武さん、眞月美雨さん。

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僕と久保田さんと水越さんの3人で話していて驚いたことがあった。ニューヨーク、シカゴに6年間滞在、1965年にマグナム・フォトに参画するなど久保田さんの華やかな経歴から僕も水越さんももう80歳を超える大先輩だと思っていた。しかしながら実際のお歳は、水越さんの方が1歳上であった。これには当の水越さんが何よりも驚いていた・・・。

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1年前の8月5日に急逝された写真家・丹野章さんと亡くなる約1か月前に呑んだ銀座の呑み処「愚陀落」の女将さん。

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水越さんと美雨さんを誘って久しぶりに来た・・・。水越さんとは出版のことや創作のことなどいつも深く話し合える貴重な友人である。「補陀落」が気に入ったと水越さんはご機嫌だった・・・。

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中国・雲南省から帰ったばかりで、また6日からチベットのカイラス山地方へ1か月の旅に出た写真家の烏里烏沙君とカナダ取材から数日前に帰国した写真家の塩崎亨君と昼から呑んだ。塩崎君は9月1日にぶどうぱん社から刊行された藤沢民子川柳集『時よ時よの風が吹く』の装丁を担当してもらったので4冊渡した。

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塩崎君と午後3時過ぎに分かれたあと、烏里君と2人で上野にある東京都美術館へ行った。開館90年記念展「木々との対話ー再生をめぐる5つの風景」と日本山岳協会展「2016-山・われらをめぐる世界」を見るためだ。「木々との対話ー再生をめぐる」展は、現代作家5人、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、船越佳一による木という素材を使った表現の競演だ。。3.11から5年がたった今年、「木と再生」をキーワードとしている。

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田窪恭治「感覚細胞ー2016・イチョウ」美術館の中庭に展されている。

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須田悦弘「バラ」2008年

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國安孝昌「静かに行く人は、遠くへ行く。」2016年

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田窪恭治「黄昏の娘たち」1983年

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須田悦弘「ユリ」2016年

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船越佳一作品展示スペース。 うっかりして土屋仁応の作品を見落としてしまった・・・。山岳写真協会展の会場では、多くの理事役員の人から声をかけられた。その中で、今年急逝した山岳写真家の青野恭典さんの奥様からごあいさつされたので、葬儀に行けなかったことを詫びた・・・。 合掌

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午後7時過ぎには池袋に戻った。今日は長年(株)ニコンイメージングジャパンに勤務して、この春無事に退職した相馬政則さんの「お疲れさま会」を四川料理の火鍋の店でやることになっていた。

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参加者は、相馬さんをはじめニコンイメージングジャパンの先輩・関口宏さん、後輩の相川美緒子さんと写真家の烏里烏沙君、眞月美雨さんに僕の6人。

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この店の名物になっているテーブルに来ての平打ち麺の実演。

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関口さんと美雨さん・・・・。

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何を真剣に話しているのかな~!? 関口さんと相川さんでした。

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右から相川さん、僕、この日の主役・相馬さん、美雨さん、関口さん、烏里君。 この後もう一軒を探して、池袋の雨の巷を彷徨したのは言うまでもない・・・・。とにかく相馬さん長い間お世話になりました。そして本当にお疲れさまでした。 合掌

 

 

 

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8月27日の午前10時にホテル日航高知のロビーで、岡山在住の写真家の高田昭雄・紀美子夫妻と待ち合わせをした。わざわざ岡山から迎えに来てくれたのだ。写真は讃岐の独特な風景。高松在住の写真家・寒川真由美さん宅の近くのため池・三郎池とピラミッド型の山。

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昼時だったので、さっそく讃岐うどんを食べに。自宅の近くで美味しい店を探しておいてくれた。

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僕は冷やしうどんと野菜の天ぷら、おでんの牛筋、それにキンキンに冷えた生ビールをいただいた。

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寒川真由美さんの実家。彼女の写真にいつも出てくる納屋の入り口。左から夫の寒川亨さん、真由美さん、僕、真由美さんの父・藤沢秀功さん、母・民子さん。後列高田昭雄・紀美子夫妻。

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9月1日、ぶどうぱん社から刊行。『藤沢民子川柳集』定価1、500円(税込み) 装丁:塩崎亨 写真:寒川真由美 題字:寒川 優

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この日に合わせて印刷所である(株)東京印書館から送り届けてもらって、著者である藤沢民子さんをはじめご家族のみなさんに渡した・・・。

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実は、26日の小松神社参拝の折、往復八百段近い急こう配の坂道を上り下りしたのが原因で、おはずかしながら両足の太腿、ふくらはぎなどの筋肉が27日の午前中から激痛を起こし、歩くこともままならない状態になっていた・・・。

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僕の余りにも情けない状態を見かねた真由美さんが、カイロプラクターで歯科衛生士でもある妹の中野潤子さん(写真)を呼んでくれたので、急きょ1時間ほど施術をほどこしてもらった。

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おかげさまで、一皮むけたように痛みが軽くなり、少し元気が出て来たのでVサイン。身体がボロボロで悲鳴をあげていると、きつい説教を受けたのである・・・・。わが身の歳のことも考えて少しは気をつけねばと反省をした。潤子さん、大きな体の僕を1時間もマッサージしていただき、心からありがとうございました・・・。 合掌

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『時よ時よの風が吹く』の題字、章扉の書を揮毫した真由美さんの次女・優ちゃん。いま香川県内の高校で書道を教えている。優しく見守るおばさんにあたる潤子さんと祖母の民子さん。

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藤沢、寒川家族と高田夫妻で記念写真を撮る・・・・。
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マッサージをしてもらったので、近くの温泉へ行った。さらに楽になった気がした・・・・。
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27日の夜は、寒川家の前にあるため池の堤防で花火大会が行われていた・・・。
SDIM5067.jpg 28日の朝早くからみんなは、神社に奉納される念仏踊り撮影に出かけたが、僕は動けないので遠慮して一人で寝ていたのだ・・・。 
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昼は魚が新鮮で安くて旨いという地元の寿司屋へ。みそ汁は荒汁。これで1、200円。僕はとても食べきれなかった・・・。
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別れを惜しんで最後の記念写真を・・・。 いろいろと楽しい時をありがとう~!☆ 感謝~!☆

そして僕と高田夫妻は岡山の早島町へと向かった・・・・。

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ままかりの焼き酢漬け。

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瀬戸内の蝦蛄の天ぷら、地穴子の白焼きなど。

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今日の五点盛の刺身。真鯛、わらさ、など鮮度がよく美味だった・・・。

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高田夫妻と早島町役場に勤める妹尾明子さん。僕が3年間、早島町教育委員会の主催で行っていた写真コンテストの審査と講演会のスピーチをしていた時の担当だった。以来、早島に行くと必ず美味しい瀬戸内の肴が食べれる店を案内してくれるのだ・・・。ありがとうね~!☆

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28日は紀美子さんの作品を四百数十点見させてもらい、中から40点ほどセレクトした。彼女もここ10年ほど毎年写真研究会「風」の合宿には沢山の作品を持って参加しているが、近年急激に実力をつけて伸びて来ている。努力を惜しまない姿勢としなやかな感性に期待している・・・。

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早島町は、岡山市と倉敷市に挟まれた小さな町。「早島の町を車で抜けるのに、ものの5分もかからない」と言われているほどだ。その早島にづーと暮らしている高田夫妻。もうずいぶんと前から岡山での僕の定宿にさせてもらっている。いつもお世話になります~!☆

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夫婦そろっての写真家。僕とヒマラヤをはじめ、チベット、中国・四川省、雲南省なども取材している。昭雄さんは、協同組合日本写真家ユニオン会員、僕が主宰する写真研究会「風」の同人である。

今年の暮れか、来春早々に水島財団からの出版が決まっている高田昭雄写真集『水島コンビナート50年』(仮題)の編集や写真構成のアドバイスを29日一日かけて行った。A4変形判、92ページの予定の写真集となるが、1点1点に歴史と記録性があり、どの写真もインパクトがある。高田昭雄作品の最高峰となると今から期待している・・・。

 

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