写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.922] 2016年5月16日 第10回飯田市藤本四八写真文化賞 授賞式・記念講演会・作品展・授賞祝賀会に出席するために信州・飯田市へ12年ぶり、4度目の訪問をした・・・。

 

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第10回飯田市藤本四八写真文化賞 受賞作品展、5月14日~6月26日、並びに企画展「飯田市藤本四八写真文化賞の20年」(推薦の部歴代受賞作品展)は飯田市美術博物館で開催される。東京展は6月30日~7月6日、キャノンギャラリー銀座(企画展は飯田市のみ)。
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第10回展の推薦の部・文化賞の受賞者は、南川三治郎さんの「アトリエの巨匠・100人」、「イコンの道」などヨーロッパの人と文化をテーマにしたもの。伊勢神宮の1300年の歴史を誇る遷宮の光景を世界に紹介したことなどが評価された。
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公募の部では、平元盛親君の「狐の棲む里、雑・草、花、木、虫・・・命のおはなし」が都市化が進む郊外で生きる命を詩情豊かに表現している作品と、高い評価を得て満場一致で選ばれた。牧野光朗飯田市長から表彰状を受け取る写真研究会「風」同人の平元君。
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受賞のあいさつをのべる平元盛親君・・・・。  おめでとう~!☆ 今まで頑張って来たご褒美だね。神様は必ず見ていてくれるさ~!☆!☆
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授賞式が終わった後、今回受賞者の南川三治郎さんによる授賞記念講演が行われた。演題は「パリを拠点に出会った人、忘れられない瞬間ーダリ・ミロ・シャガールから、神宮式年遷宮までー」。写真はシャガールとアトリエ。
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満面の笑みで・・・・。しかしこの20年間続いた日本写真界に大きな足跡を刻んだ藤本氏八写真文化賞は、今回をもって幕を閉じるという市長の突然のあいさつに会場は騒然とした。参加していた第9回受賞者の齋藤康一さん、第8回受賞者の桜井秀さん、選考委員のみなさん、後援を続けてきたキャノンマーケティングジャパン(株)の松岡史洋課長、何よりも藤本四八先生のご子息の哲哉さんなどみな、驚きとともに戸惑いと惜しむ声と怒りの声を上げていた・・・・。翌日の地元新聞も「藤本四八写真文化賞に幕」、「最後の授賞式・・・」などの見出しが躍っていた!!

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平元君の授賞作品の前で。 奥さん(左から3人目)と名古屋から駆けつけてくれた友人たち。写真研究会「風」の鈴木渉、塩崎亨、眞月美雨、遠い四国・高松から寒川真由美の各メンバーもお祝いに参加してくれた。お疲れ様でした・・・・。 合掌
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企画展「飯田市藤本四八写真文化賞の20年」の会場。第1回受賞者の芳賀日出夫さんから第2回の僕、第3回の水谷章人さん、第4回の三好和義さん、第5回の野町和嘉さん、第6回の竹内敏信さん、第7回の井上博道さん、第8回の桜井秀さん、第9回目の齋藤康一さん、第10回受賞者の南川三治郎さん。そして藤本四八先生の代表作品が一堂に集まった写真展は圧巻だった。こうした写真展は今後もう見れないかも知れない。ぜひ6月26日まで開催していますので、ご鑑賞くださいね~☆

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第2回飯田市藤本四八写真文化賞(2000年)を受賞した僕の「雲上の神々」から作品の一部を展示してあった。パネル解説には、「長く外国人が入ることができなかったネパール、ヒマラヤのムスタン・ドルパ地方で閉ざされた高地で生きる厳しくもゆったりとした生活を記録、表現している。」と記されていた・・・。
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僕が主宰する写真研究会「風」のメンバーで記念写真を撮った・・・・。
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市内の料亭・舞鶴で開かれた祝賀会であいさつをする平元盛親君。
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左から写真家の南川三治郎さん、齋藤康一さん、四八先生の長男・藤本哲哉さん、キャノンの松岡史洋さん。
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第8回目の藤本氏八写真文化賞の受賞者・桜井秀さんと。桜井さんは丹野章さん、東松照明さん、細江英公さん、奈良原一高さんたち6人が作った写真家集団VIVOに入社し、各氏に師事した先輩だ。
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平元君を囲んで・・・・。
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桜井秀さんと写真家・眞月美雨さんと・・・・。
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平元盛親夫妻と・・・・。 奥さんのひろみさんの陰の支えがなかったら今の写真家・平元盛親はないと断言してもよいほど彼女は献身的だった。平元君は受賞のあいさつの中で「いつもはお~いとかあんた~とか呼ばれていましたが、この賞を受賞してから”先生”と呼んでくれたのが、一番うれしかったです・・・・」と語っている。
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二次会は何故か市内のモンゴル料理の店。左から選考委員の福島義雄さん、飯田市美術博物館館長の滝沢具幸さん。
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平元盛親君グループも参加した・・・・。
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店のママさんがモンゴルの人。民族楽器を弾き美声を聞かせてくれた・・・・。
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3次会は平元グループでカラオケスナックに。トップバッターでマイクを握る「風通信」編集長の鈴木渉さん~!☆
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翌日は、高松から来た寒川真由美さんの写真を見た。母の俳句に自分の写真を添えた本を出版したいと意気込んでいた。いい本になりそうな予感がした・・・・。 そのあと美術博物館へ。自分の作品の前で記念写真を撮った。
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第4回(2004)飯田市藤本四八写真賞奨励賞を「じいちゃんの田んぼー讃岐・高松」で受賞している寒川さんと美雨さん。受賞作品の前で。ちなみに藤本氏八写真文化賞は、僕を入れると「風」関係者が5人も受賞している・・・・。案外これ、快挙かもね~!☆
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信州へ来たのだから一度は蕎麦をと、明治4年創業の「高田屋本店」で食べた。みんなは、ざるとろろ蕎麦、僕は地の山菜天ぷらざる蕎麦をいただいた。美味しかったな~!☆

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