写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.868] 2015年11月28日  「東京大空襲写真展 東方社撮影」(銀座・ギャラリー・アートグラフ/11月20日~26日まで)を見る。第7回ゲーサンメド公募写真展「チベット・中国西部への思い」(フレームマン・ギンザ・サロン/12月3日まで)のオープニングパーティに出席した~!☆

 

SDIM1523-001.JPG
東京大空襲・戦災資料センター主任研究員・京都外国語大学非常勤講師の井上祐子さんと。
SDIM1521-001.JPG

東方社は、戦事中、陸軍参謀本部の傘下で写真を中心とした宣伝物を制作していた団体。写真部長には、木村伊兵衛がなっていた。対外向けの大型グラフ雑誌「FRONT」の発行は良く知られている。当時、日本の優秀な写真家、デザイナー、編集者、ライターなどがこぞって所属していて、総力を集めて非常にクオリティーの高い宣伝印刷物を発行していた。

この写真部に所属していた写真家たちは、同時に東京大空襲の被害写真も克明に記録していた。ネガ調査で判明した東方社の写真家たちが撮影した東京都内の空襲関連写真は955点。その中から銀座空襲を中心に43点展示したものが今回の写真展である。戦後「反核・写真運動」の中心的な役割を果たした林重男、菊池俊吉さんたちの作品とともに、写真評論家として有名だった渡辺勉さんの写真があったのには驚いた。

今後、東京大空襲・戦災資料センターと「反核・写真運動」が協力して、東方社が戦後どうなっていったのか、そこに係わっていた写真家たちが何故、「反核・写真運動」の創設に積極的だったのかなどを調査・研究し、解明していくことになった。定期的に井上さんとも会って交流していくことになった・・・・・・。

151127000-001.jpg

SDIM1525-001.JPG
11月27日から始まった第7回ゲーサンメド公募写真展「チベット・中国西部への思い」写真展会場。オープンとともにたくさんの入場者があった・・・・・・。
SDIM1529-001.JPG
僕は公募展になってから審査員を続けているが、年々作品のレベルが上がっていて、今年度は特に良い写真展となっている。ぜひ、ご覧下さい~!☆
SDIM1536-001.JPG
初出展をした写真家・眞月美雨さん(中央)と友人の工学院大学研究員の遠藤英湖さん(左)たちと。6X6判二眼カメラで撮影したモノクロ作品は展示作品のなかで唯一のもので、注目を集めていた(右の写真)。
SDIM1533-001.JPG
自作品を撮影する美雨さん・・・・・・。
SDIM1530-001.JPG
90歳の中村咲さん(中央で座っている)の出品は、多くの人が驚いたたとともに感動していた・・・・・。
SDIM1539-001.JPG

SDIM1537-001.JPG

僕も審査員として2作品を特別出品。11月4日から撮影に行っていた東チベットで、撮りおろしたもの。

SDIM1541-001.JPG
午後7時からは、会場を移してオープニングパーティを行った。会場には出展者をはじめ、チベット山岳写真協会のメンバー、チベット高原初等教育・建設基金会の会員、写真家、写真業界関係者などたくさんの人たちが参加してくれた・・・・・。 感謝~!☆  合掌
SDIM1552-001.JPG
画家・美崎太洋さん(左端)、全日本山岳写真協会監事・白岩吉明さん(中央)、俳人の笠原茂舟さん(右端)、マカオでツアーコンダクターをしている遠藤さんの友人(左から2人目)。
SDIM1550-001.JPG
SDIM1551-001.JPG

SDIM1545-001.JPG

アンコールワットの作品で知られている写真家・バク斉藤さんと写真家・足立君江さん。

SDIM1547-001.JPG
烏里烏沙君の中国のお友達です・・・・・・。
SDIM1549-001.JPG
日本風景写真協会理事の紀田幸男さん(左)、川越山岳写真クラブ代表・利根川さん、チベット山岳写真協会会長で、写真研究会「風」同人の鈴木孝雄さんら。
SDIM1553-001.JPG

 

SDIM1556-001.JPG
会場をさらに変えて2次会・・・・・・・。
SDIM1557-001.JPG

こうして愉快な初冬の夜は更けていった・・・・。みなさんお疲れさまでした・・・・。  合掌

このウェブサイトの写真作品、文章などの著作権は小松健一に帰属します。無断使用は一切禁止します。