写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2015年2月アーカイブ

今年で6回目となる僕が主宰する写真研究会「風」の合宿を2月8日、9日の両日、静岡県の熱海温泉で開催した。昨年と比較すると参加者は減ったが、地方からの参加者が多く、中身の濃い合宿となった。この合宿は「風」の前身である写真研究会から通算するとすでに20回近くなる。場所も伊東温泉、神奈川・湯河原温泉、上州・伊香保温泉など変わってきたが、ここ最近は熱海が定番になりつつある。

参加者は平均100点から200点の作品を持ち込んできた。午後1時半から始まった第一日目の合評・研究は6時までおこなった。入浴、夕食と交流会をはさんで、午後9時から12時までは、熱い写真創作談義がおこなわれた。翌日は朝食のあと、午前9時から12時まで2日目の合評・研究。その後、全体講評をおこない解散となった。

希望者は、恒例の真鶴半島の福浦漁港へ行き、僕の友人の漁師・佐々木幸寿君に毎度のことながらお世話になって、地魚を肴に一杯のみながら、さらに交流を深めたのであった・・・・・・・。 ★合宿の詳しい内容については、次号の「風通信」(編集長:鈴木渉)で特集されますのでご期待ください。

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1日目の合評・研究。 左端が岡山から参加した高田紀美子さん。右端は、岡山の高田昭雄さん。高田さんの左隣が京都から参加した大橋紀雄さん、その隣が東京の鈴木孝雄さん。
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夕食には、遅れて来た烏里烏沙君、塩崎亨君も合流した。
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伊豆の海で獲れた鮮魚の刺身。
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一人ひとりに付いたあわびの踊り食い。
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午後9時から12時までは男部屋に集って、熱い創作・発表活動について討議。地元のつまみで酒も進んだ・・・・・。
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2日目の朝。朝焼けが水平線に見られた。ホテルの部屋から撮影。
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朝食は午前8時から・・・・・。
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名古屋の平元盛親君は朝からビール。ご飯のお代わりも4杯していた。凄い~!!!
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鹿児島から初参加した眞月美雨ちゃん・・・・・・。
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朝食を終えて部屋に戻ると窓からの風景は一変して外は吹雪きになっていた。
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京都から来た大橋紀雄さん(右から2人目)が銀座でのグループ展の飾り付けのため、早めに帰るというので、雪の中で記念写真を撮った・・・・・・。
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2日目の合評・研究。
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美雨作品にみんなが鋭いが、暖かい批評をする・・・・・・。
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福浦漁港。佐々木君の船は「天恵丸」(てんけいまる)。娘さんの名前から名付けたという。一本釣り、釣り船、海洋観光などは天恵丸へ。TEL0465-62-7541 www.sea-son.info まで。
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福浦漁港にある「みなと食堂」。その前で塩崎君。
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金目の刺身。佐々木君が釣ってきてくれた。最高に美味だった。この盛り付けが2皿。
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とにかくつぎつぎと魚介がてんこ盛で出てくる。
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右から塩崎亨君、烏里烏沙君、眞月美雨ちゃん。無言でひたすら食べていた・・・・・。
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左端が漁師で天恵丸船長の佐々木君。真ん中が「風通信」の鈴木渉編集長。名古屋から毎回参加している平元盛親君。ちなみに、鈴木渉さんが、2015年度酒田・土門拳写真文化賞・奨励賞を受賞したので、何回も乾杯したのだ・・・・・・。
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金目の煮付け。これも佐々木君からの差し入れ。合計10尾ほど釣ってきた金目を料理してくれたのだ。
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左から並木すみ江さん、僕、鈴木孝雄さん。
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食べ散らかして・・・・・。とにかくお腹がいっぱいになりました。
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いっぱい食べて幸福そうな平元君と美雨ちゃんでした・・・・・・・。
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「みなと食堂」で記念写真。都合で早く帰った岡山の高田昭雄・紀美子夫妻と大橋さんは残念だったなあ~!
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比較的若い写真仲間で・・・・・。
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気は若い人達も入って・・・・・・。
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そして2次会も近くの居酒屋食堂へ。佐々木君が常連なので、無理をして早く開けてもらった。
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最後はのんべぇ男たちが残った。それでも黒糖酒900ミリのボトルを2本空けてしまったよ・・・・・・。お疲れ様でした・・・・・・。
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静かな福浦漁港の風景。 来年もまた・・・・・・・。  合掌

1月27日から2月3日まで、鹿児島・奄美大島に出かけていた。その一番の目的は、第35回奄美市美術展覧会の審査であった。今年から3年間にわたってこの審査委員を引き受けることとなった。帰京してもう大分たってしまったが、記録として残しておく事は大切なので写真を中心に報告しておくこととした。

この間、実は現在もであるが、4月刊行予定の著書の原稿書きに毎日追われている。ここまでどうにか原稿用紙160枚ばかり書き上げたが、まだ200枚は残っている。書くのが遅い僕には相当のプレッシャーである。ということでブログの方にまで頭が回らずにアップするのが今日までなってしまった。全国の読者のみなさんから心配して電話や、メールをいただき、申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました・・・・・。 合掌

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初日の27日、奄美市市長、教育長などを審査委員、実行委員長などで表敬訪問した。市長が東京出張のため不在だったので、福山敏裕副市長(右)が対応してくれた。
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翌日の本審査を控えて、審査方法など地元審査委員や実行委員の人たちと打ち合わせをした。
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夜は、絵画部門、書道部門、写真部門のスタッフが集まり、最終的な確認の会議をした。
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その後、審査委員や実行委員のメンバーで奄美郷土料理の店に繰り出して懇親会をした。
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写真部門の地元審査委員の福山由美子さんと補佐役の久野末勝さん。
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ニッコールクラブ奄美群島支部長の森さん(左)と写真部門の地元審査委員の中尾正子さんと。
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絵画部門の審査委員長の西健吉さんと地元画家の鈴木るり子さん。
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中尾さんと市美術展の副実行委員長の稲光政さん。
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約2年ぶりに訪れた僕の大好きな奄美の居酒屋「かずみ」で。右から久野さんの奥様、女将で島唄名人のかずみさん、その娘さんと僕・・・・・。
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28日。審査当日は朝からスタッフ全員が集まり段取りを確認する。

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3時間程で市美術大賞をはじめ、各賞の受賞作品が決まった。僕の右隣は視察に見えた奄美市教育長の要田憲雄さん。今回の市美術展の各部門の応募は全体で1619作品であった。 真ん中の作品が市美術展大賞「神々に祈る」(与島邦重)、右が奄美市市長賞「生生流転」(屋宮央哉)、左が奄美市議会議長賞「降臨の祝祭」(田畑より子)、左端が教育長賞「気持ちいいねえ」(野口瑞貴)

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審査を手伝ってくれた委嘱作家と地元審査委員と、それぞれの作品。今回から始まった第1回委嘱作家賞は久野末勝さん(右から2人目)の「島のメリークリスマス」だった。

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昼食は近くの食堂でみんなで・・・・・・。
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ボリューム満点で島の料理は旨かった・・・・・・。
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夜の交流会は島のホテルで開催された。市美術展の副実行委員長で画家のYさんが祝い歌を披露してくれた・・・・・・・。
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次々と披露される出し物は奄美独特の風習か・・・・・・。僕もご覧の通りやらされてしまったのだ・・・・・。
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宴の最後は、「島娘」の踊りをみんなで輪になって踊るか、沖縄と同じカチャシーだ。
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絵画部門の審査委員長の西健一さん、僕、書道部門審査委員の松清秀一さん。西さんは洋画家で二科会理事。松清さんは鹿児島大学名誉教授で日展会員だ。
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会場にいた写真部門関係者で記念写真を撮った・・・・・・。
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ホテルの従業員さんがカメラマンに・・・・・・。
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書道関係者のみなさん。松清さんを囲んで。
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西さんを囲んで絵画関係者のみなさんでした・・・・・・。
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二次会のカラオケバーへ繰り出したのは、また、また、えらい大勢である・・・・・・。
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洋画家の鈴木るり子さんと・・・・・・。
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三次会は、地元の老舗喫茶店で島酒の黒糖酒を飲んだ・・・・・・。
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翌日は、ニッコールクラブ奄美群島支部の人たちと奄美の森を撮影に。帰ってからクラブの事務所で僕の講演会を開いてくれた。
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親しかった写真家の故・菅洋志さんが、人一倍力を注いで育てた奄美のニッコールクラブは、大きく生き生きと育っていた・・・・。
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僕が帰る前日の夜は、ささやかなお別れ会を「かずみ」で開いてくれた・・・・・・。
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奄美の島唄の世界では伝説的な歌い手である築地俊造さんが、「かずみ」にいて数曲歌ってくれたのは感動的であった。80歳を超えているとは到底思えない色艶のある声に魅了された・・・・・・。
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太鼓の名人でもある久野さんも飛び入りで叩く。「築地さんの演奏に太鼓を叩けるなんて感動した」と興奮気味に語っていた・・・・・・。
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昨年、鹿児島の奄美料理の店で知り合った島唄・三味線指導員の日置幸男さんも来てくれて次々と唄って場は盛り上がっていった・・・・・・。
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女将のかずみさんも奄美では知らない人がいないほど有名な島唄名人である。無論、島料理の腕も抜群で、この日は猪料理を振舞ってくれた。美味であった・・・・・・。
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三味線が鳴り、島唄を聞けば、自然と体が動き出し踊りが始まる・・・・・・。
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僕が来ているとわざわざ、沖縄から戻って来てくれた写真家の浜田太さん。彼の奄美のクロウサギの作品には誰もが脱帽する凄さがある。 一昨年、新宿で知り合った奄美の中学校教諭であるAさんも来てくれてうれしかった。ありがとうね・・・・・・・・。
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左から日置さん、写真家の久野さんと「かずみ」の看板娘のAちゃん。
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久野さんは一級建築家でもある。 彼の家は海が一望できる丘の上にあり、さながらリゾートのログハウス。一晩泊めてもらった・・・・・・。奥様、お世話になりました。
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久野さんの家の近くにあるガジュマルの古木。久野さんの作品「島のメリークリスマス」は、ここで撮影した。
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日本画家・田中一村記念館で開催されていた鈴木るり子さんたちの3人展を見る。
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黒糖を作っている工場を取材させてもらった・・・・・・・。

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鹿児島市にも寄り、「写団・黒潮」を主宰している写真家・村上光明君とメンバーたちで知覧特攻平和会館へ行った。2度目だったが、2時間ほどかけてじっくりと見学した。
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薩摩半島の最南端地方は干し大根から作る漬物の産地だ。美しい風物詩である。
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干すのを少し手伝ったら土産に大根をくれた。うすく切ってぽん酢でたべると酒のつまみにバッチリだ・・・・・・。感謝~!☆
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友人の写真家・村上光明君(右)と今給黎祐三さんと。開聞岳を背景にして。

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JR指宿・枕崎線にある日本最南端の駅・西大山駅のホーム。
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鹿児島・山川天然砂むし温泉で。生まれてはじめての体験だった・・・・・・。
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潮騒の音を枕元に聴きながら僕はすっかり眠ってしまった・・・・・・。気持ちがよかった~!☆

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村上君も今給黎さんも肌がつるつるで若返った・・・・・。砂むし温泉の写真は、右端の村上君の写真の生徒さんが撮ってくれた。 ありがとう~!☆
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僕も少し若返ったかな・・・・・・。村上君の撮影。

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夜は村上君、今給黎さんに写真研究会「風」の美雨さん。それにまったく偶然にホテルであった沖縄の石垣に住んでいる塚原くんとで有名な味噌おでんの店に行った。
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僕が制作した湯のみじゃわんを土産に持って行ったら喜んでくれた村上君。
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写真研究会「風」のメンバーである眞月美雨さんと北山毅君と奥さんの多代子さん(右手前)が歓迎会を開いてくれた。北山君はこの間撮影した作品を数十点持ってきたので見て批評した。
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僕が鹿児島に行くと必ず寄る奄美郷土料理「群倉(ぼれくら)」の市枝女将と。土産に黒糖酒「長雲」の古酒40年ものを持たしてくれた・・・・・・。アリガサァマリヨータ(奄美の方言で、ありがとうございました)~!☆!☆

★長いブログで、写真もキャプションもたくさんあったのに、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました・・・・・。  合掌

1月27日から2月3日まで、鹿児島の奄美大島へ行っていた。帰りに鹿児島へも寄って、知覧、指宿、開聞岳などを撮影する旅をして来た。奄美大島は、第35回奄美市美術展覧会の審査をするためだ。今年から3年間務めることになっている。地元のニッコールクラブの写真家たちとの撮影・交流などもして来た。

また、奄美をこよなく愛し、奄美の人たちに深く愛されて、3年前に病気で突然亡くなった写真家・菅洋志さんの遺骨を散骨した場所へも詣で、お祈りをしてきた。僕がこうして奄美とつながった一つのきっかけは彼だったからだ・・・・・。

先月の25日以来、ブログを更新しなかったので、いろいろとご心配された方もいて、申し訳ありませんでした。元気で~す!! この奄美・鹿児島への旅は、写真を中心にこれから1~2回に分けて報告したいと思っていますので、ご期待ください~!☆

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親しい写真仲間だった菅洋志さんも愛した奄美の深い原生林。美しい森であった・・・・・・。 合掌
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ニッコールクラブ奄美群島支部の人たちと深い原生林が広がる金作原へ撮影に入った。(撮影:久野末勝氏)

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