写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.758] 2014年10月20日  写真研究会「風」10月例会が開かれた・・・。第6回ゲーサンメド写真展「自然と民族の彩ーチベット・中国西部への思いー」(12月19日~25日・フレームマン・ギンザ・サロンギャラリー)の公募作品の審査がおこなわれた。

10月18日、都内において写真研究会「風」の10月例会がおこなわれた。参加者は4人と少なかったが、作品はそれぞれ力の入ったもので合評は、やりがいがあった。来年個展を目指している平元盛親君、鈴木渉「風通信」編集長、個展の開催と写真集の発行を決めている並木すみ江さん。各自100点近い作品で、さらに前回の例会から取材に行って撮りおろしてきた新作も並べられた。

平元君の作品「蟷螂の棲む天地」は合計54点に絞った。展示構成の順番も決めた。これで都内の一流ギャラリーに挑戦する予定だ。将来、写真絵本も出したいと言う決意を語っていた・・・・・・。

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右から鈴木編集長、並木同人、平元同人。並べてある作品は平元君の「蟷螂の棲む天地」。
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平元作品の一部。カマキリが誕生する春からはじまり、死んでいく冬で物語は終わる・・・・・・・。
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並木さんの作品「逢いたくて、愛したくて~亡き夫に捧ぐ~」の一部。
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彼女が20歳前の頃から現在に至るまで、約45年間にわたる夫婦の軌跡を追ったドキュメント作品である・・・・・・・。
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一昨年に突然、病気で亡くなった夫に対する深い鎮魂の叙事詩でもある・・・・・・。最晩年の闘病生活をする夫婦の姿には、胸にこみ上げるものがあった。 来年の6月の2人の結婚記念日に合わせて写真集の発行を目指すこととなった。同時に写真展も計画中。
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教室の黒板に無造作に書かれたメモ書き・・・・・・・。 鈴木さんの作品は撮るのを忘れてしまった。震災後の福島各地を取材しているものだ。今回も桧枝岐地方の農村歌舞伎など、新たに取材した力作30点ほど並べた。今までにセレクトしてある40数点の中から10点ほど削ってあらたに撮り直すことにした。年内にまだ数回は取材に行くと決意を語っていた・・・・・・・。
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研究会が終わった後は、いつもの居酒屋「味とめ」へ。創業47年となるこの界隈では老舗の飲み屋ある。写真談義の他に写真研究会「風」の新メンバーを増やそうと言う話や来年の合宿を2月に熱海でやろうなどと話し合った・・・・・・・。
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韓国料理店「南大門」のスタッフ。少し遅い夕食を取っていた・・・・・・。
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「南大門」の店主・李ルセ君と話をしていたら武蔵野市民学校映画を○学ぶ会の代表の兼岡さんが見えた。11月8日に上映する長編ドキュメンタリー映画「シラウオ~原発立地を断念させた町~」のかさこ監督についての話やどう成功させるかなどを話し合った。かさこ監督は、実は写真家であり、文筆業もしている。僕は会って話もしていて知っている写真家だ。何とかこの上映会を成功させたいと思っている・・・・・・・。

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19日午後5時から練馬市役所の会議室で、第6回ゲーサンメド写真展の公募作品の審査会がおこなわれた。市庁舎の19Fの窓から暮れていく東京の街を眺めた・・・・・・・。
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今年度の審査員は、僕の他に山岳写真家の川井靖元さん(右)と写真家でこの写真展を主催しているNPO法人チベット高原初等教育・建設基金会理事長の烏里烏沙君(左)の3人だ。立会人としてチベット建築写真家でチベット文化研究会役員の大岩昭之さん、全日本山岳写真協会監事の白岩吉明さん、日本風景写真協会理事の紀田さんが立ち会った。
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展示作品は約50点とし、プリントサイズはすべて全紙となる。
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終了後、練馬駅近くの何度か行ったことのある中国料理店へ行って食事をした。途中、練馬在住の烏里君の山の仲間だという中国人の丁さん(正面)も合流した・・・・・・。

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