写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.723] 2014年7月10日 「五天」展ー岡田芳保(書)・高橋芳宣(陶芸)・齊藤かおる(七宝工芸)・小松健一(写真)・武藤貴代のコラボレーション(12月13日~21日/ノイエス朝日)の作品作りのために3日間上州へ・・・・。(第1回)

この時期の台風としては記録的な巨大台風8号が、沖縄本島や宮古島、奄美大島などに最接近していた8日から今日10日まで上州へ行っていた。今年の12月13日から21日まで前橋のノイエス朝日で開催が決まっている5人によるコラボ展の作品作りのためだ。この企画は2012年11月に僕の個展「生誕130年記念 上州の探検家・矢島保治郎ー中国・西蔵30.000kmの旅」を開催した折に、集まった5人の親しい友人たちで呑みながらの席で発案されたものだ。

この展覧会は、ジャンルも個性も異なる作家たちがそれぞれの作品を一堂に集めて展示することはもちろんだが、それだけでは面白くないと言う事で、「芸術は遊びのこころ」が大切だから自分の分野とは違うジャンルの芸術にも取り組み、その作品も同時に発表することになった。今回は陶芸と七宝工芸に挑戦した。書と写真についてもどう取り組んでいくのかを話し合った・・・・・・。

☆この3日間の上州ドキュメントを2回に分けてブログにアップします。ご期待ください~!☆

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7月8日10時半過ぎに前橋のノイエス朝日に集合。途中で昼御飯の金目鯛のお弁当など買出しをして、つい最近、世界文化遺産に登録されたばかりの富岡製糸場が近くの甘楽町にある陶芸家・高橋芳宣さんの工房・甘楽窯へは12時過ぎに着いた。昼食を取ってから直ぐに今日の講師役の芳宣さんから作業の説明を受けてそれぞれ作業に入った・・・・・・。右から齊藤かおるさん、武藤貴代さん、僕、岡田芳保さん。
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ろくろを使っての絵付けの仕方を芳宣さん(右2人目)から学ぶ。みんな初めての経験だから真剣そのものだ。
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絵付けする器は、芳宣さんが事前に焼いてくれた磁器。大皿から片口、徳利、猪口、どんぶり、湯のみなどなど様々な器が100数十点はあった・・・・・・。
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芳宣さんの愛猫・ミキちゃんが心配して時々様子を見に来ていた・・・・・・。
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この日の絵付けの色は3種類。藍色と薄い藍色、鉄分が入っている茶褐色だ。自分が絵付けをした器を見る岡田さん・・・・・・・。
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真剣に作業する僕と武藤さん。武藤さんとは30数年来の友人。この企画のコーディネートも彼女だ。ノイエス朝日がオープンしてから今日まですべて彼女が企画・構成を手がけている。今回は特別に絵心もある武藤さんも入れて5人のコラボ展とした・・・・。僕の展覧会を彼女はすでに8~9回はやってくれている。貴重な存在である。
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芳宣さんが絵付けを終えた器に釉薬をかけていく工程を見つめる・・・・・・・。
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書家・住谷夢幻こと岡田芳保さんが絵付けをした作品。岡田さんが一番多く34点描いた・・・・・・。
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僕が絵付けをした器・・・・・・。30点書いた。大きなものもいくつかある。
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左半分が武藤さんが絵付けをした器。右側が齊藤かおるさんの絵付けした器。それぞれの個性が出ていておもしろい・・・・・・。
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武藤さん、齊藤さん、岡田さんの作品を一堂に・・・・・・。 壮観である。
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約4時間半の格闘の末、4人で100点弱の器に絵付けを終えることが出来た・・・・・。高崎まで出てみんなで喉を潤した。乾杯~!☆
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武藤さんから「ご苦労さまでした・・・・」とお酌されて、満面の笑みを浮かべる芳宣さん。彼と岡田さんは大の日本酒党である。この日、2人で一升は空けた・・・・・・。
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齊藤さんにもお酌されて、これまた超うれしそうな芳宣さんでした・・・・・・。
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高崎駅近くの路地裏にある「酒房と器 月輪」は、素敵な津軽美人の女将がいて料理も美味い。僕も以前に芳宣さんに連れられて来たことがある。女将が覚えていてくれて僕が贈った『太宰治と旅する津軽』を絶賛してくれた・・・・・・。
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この夜だけは、芳宣さんは”両手に大輪の花”で顔は崩れっぱなしだった・・・・・・。
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僕も、ちと悔しいので武藤さんと・・・・・・。
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カウンター内の女将さんも一緒にみんなで・・・・・・。楽しい夜はあっと言う間に過ぎていく・・・・・・。
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一次会を終えた後、この夜は高崎のホテルに泊まることになっていた僕と芳宣さんは、二次会へ。しっとりとした雰囲気の創業46年目の「酒亭 斗麻屋」。ちようど僕も何度か行った酒場のオーナーがカウンターで飲んでいた。奥は店主の井上暁時さん。
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かつおのタタキ。皮まで使ってあり美味。ラッキョも美味かった・・・・・。僕はこう言う店が大好きだ。但し、日本酒の良いところは揃えてはいるが、芋焼酎がなかったのが残念~!!
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意気投合した大将の井上さんと記念写真。数年に一回づつの割合で店のお客さんたちの随筆を編集して小雑誌を発行しているという。昨年発行した第6号を一冊いただいたので見たら数人知っている名前があった・・・・・・。主とまたの来店を約束して深夜1時過ぎに店を出た・・・・。ホテルに戻ってから自動販売機でビールを買ってまた一杯。結局、上州の第一日目は、床にについたのは午前2時を過ぎていたのだった・・・・・・・。

 

★こころから感謝!! ありがとうございます~!☆

☆愛知・Hさん 創業225年・讃岐鎌田醤油詰め合わせ   ☆東京・K福祉センターさま 高級干し椎茸「どんこ」

合掌    全日本お布施党  党首

 

 

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