写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2014年7月アーカイブ

 

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7月30日に写真集団・上福岡の7月例会と恒例の暑気払いが、ふじみの市の公民館でおこなわれた。この会の行事として暮の忘年会は発足以来してきているから32回ほどになると思うが、夏の暑気払いは今年で6年目ぐらいになろうか・・・・・・・。それにしても会員が手作りの料理など持ち寄っておこなう会は余りない。大体は飲食店などでやるのが普通だ。この日の合評もたくさんの作品が集まって活気があった・・・・。

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北海道から地粉の蕎麦を取り寄せて、こだわりの蕎麦を打つ会員の松村敏興さん。市民団体に頼まれて蕨市で週1回、蕎麦処を5年間にわたりオープンしていた腕前だ。菊練りという技。蕎麦粉があっという間に美しい菊の花のように変身した・・・・・・・。
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茹でるのも腕の見せ所。ここで蕎麦の旨さが決まるといってもいい。蕎麦つゆも自前。本格的なかつおの削り節を大量に使用して作る・・・・・・。
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中にはお変わりを3回する蕎麦好きな会員もいて20人前用意した蕎麦はすべて完食した~!やった!!とVサインをする松村会員。本当に毎回ご苦労さまですね。そして美味しい蕎麦をありがとう・・・・・。 合掌
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2014年・暑気払いに参加した会員たち。前列右から柴田格一第2代目会長、一人置いて現会長の田中栄次さん。前列左は事務局担当の島貫雅子さん、田中会長の後ろは、事務局担当の山本恵子さん。仕事や体調不良などでこの日7人が欠席。後列左は、初めて見学に来て入会を決めた齊藤さん。 また写真仲間が一人増えてよかったね~!☆

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合評終了後、みんなで持ち寄った手料理を盛り付ける・・・・・・・。
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各テーブルには、無農薬で育てた野菜をはじめ、いろいろなご馳走が並んだ。お酒も差し入れが・・・・・。
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見学に来た齊藤さんも飛び入り参加した。松村会員が使っているカメラ屋さんの同じ常連客で、そこで出会ったという。6月の第32回「写真集団・上福岡」写真展を見て、この会に興味を持ったと言う・・・・。
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ベテランになった瀬下太刀男会員(右)をはじめここ2~3年に入会したメンバー。
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この日参加した女性メンバーと僕で、記念写真を撮ろうとしたら男性会員が入ってきてしまった・・・・。
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田中会長をはじめ長老メンバーがそろったテーブル。左の島貫さんと3人目の山本さんは、この会に一番古くから入っている。もう30年を超えているということは、僕とも30年以上の付き合いである・・・・・・。
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暑気払いが終了した後、有志で「松村さんのご苦労さん会」をいつもの居酒屋・つかさでやった。田中会長の奥様(左)も参加してくれたので大いに盛り上がったのだ~!☆・・・・・・・・・。

 

★こころから感謝します。 ありがとうございました★

☆埼玉・Tさん ビール券(12本分) ☆埼玉・Kさん あおさのり ☆埼玉・Sさん 本格芋焼酎

合掌    全日本お布施党  党首

 

僕の中国大陸への取材は、1991年に始まり2014年4月、そして来月にも最後の取材へ行こうと思っている。この23年間、延べ取材日数は500日を越える。1年5ヶ月間余り現地に滞在したことになる。航空機を除いた車、列車、船での移動走行距離は、67、000キロメートル、地球を一周半以上回った計算になる。この23年間で撮影した写真の数は約100、000カットとなった・・・・・・・。

僕の中国大陸における集大成的な仕事に何とかケリをつけたいと昨年正月に初めて、新宿御苑前のギャラリーシリウスで「小松健一写真展 三国志巡礼」を開催したのを皮切りに、同年7月に朝霞市立図書館でもおこなった。その作品に新たに取材した作品を加えて、今年11月4日~14日まで、虎ノ門にある東京中国文化センターで開催する。2015年5月9日~17日までは、故里・上州前橋のノイエス朝日でおこない、その後、”蜀の国”の都であった中国・四川省成都で巡回展が計画されている・・・・・・・・。

写真展ではわずか80点余りしか展示できない。約10万カット撮影した写真には僕も愛着があるので今回は写真展に展示できなかった作品の中から何点かを紹介しながら、秋の写真展に向けての準備と、合わせて刊行をめざしている写真集の編集作業も開始しているので、ここに紹介しておきたいと思う・・・・・・・。

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この間、改めて読んだり、また新たに購入した三国志関連の著書。『正史三国志』(ちくま学芸文庫)は、全8巻あり、『三国志演義』(徳間文庫)は全4巻。けっこう読み応えがある。その他、関連した研究書など興味深いものが多かった・・・・・・・・。

”まむしの森”の上に住んでいる友人の由紀ちゃんから朝、突然電話が入った。「おじさ~ん、まむしの森が、伐採されてしまった・・・・・・」後は声にならない。30歳を過ぎているというのに、まるで子どものように泣きじゃくるだけ・・・・・・・。しばらく彼女の泣き声を聞いていて、少し収まってからゆっくりと話を聞いた。数日前から急に伐採が始まったという。まむしの森は、実は僕の家の前なので、本来だったらすぐに気づいてもよかったのだが、ここ2~3年の間に、住宅が家の前に建ち並び、森が見えなくなってしまったのだ。

1週間前までは、夏草におおわれた森がそのままにあったのに・・・・・・・。由紀ちゃんの話すには、住処が突然なくなってしまった鳥たちがたくさん森があった空を飛んでいることや蛇たちが道に逃げ出してきていることなど涙声で話すのだった。この辺りでは今では唯一本格的な武州野の面影をたたえている森林地帯だった。樹齢100年ははるかに超える木々が何十本もあった。植物、昆虫、鳥、小動物などこの森にはたくさんの種類の動植物が生きていたのだ。

その森を一方的に破壊し、ここの20数棟の住宅を建設するという計画が降って湧いたのが今年の春先だった。いま住んでいる人たちの前には10メートルの壁を築き、その上に2階屋の住宅を建てるというものだった。由紀ちゃんに誘われて僕も不動産屋の説明会に参加して、意見を言ったこともある。知り合いの市議会議員にも参加してもらったりもした。住民はこぞって反対していたのだが・・・・・・・・。

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この辺りに残る唯一の自然の宝庫だった”まむしの森”の無残な姿・・・・・・・。(2014年7月20日)
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武州野の雰囲気を残していた丘陵地帯を造成して何で住宅街など作るのだろうか・・・・・・。何万年もかかって出来た自然の森を金銭のためなら、何の躊躇もなく破壊してしまう人間の愚かさをつくづく悲しく思う・・・・・・・。
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家から自転車で10分程の所にある「どろんこ保育園」の蓮祭に始めて行った。この保育園はユニークな保育理念を掲げている。「にんげん力」を育てるということを最大のスローガンにしているのだ。保育目標は、①センス、オブ、ワンダー ②人対人 コミニュケーションの二つを目標にしている。①では、自然の中でできるだけあらゆるものに触れ、様々ななものを発見し、生死なども学ぶとしている。②では、園外ですれ違った全ての人とあいさつをすることをはじめ、銭湯に入ったり、商店街ツアーなど地域の人たちとの交流を重視している。面白い保育園だと思った・・・・・・・。(写真は蓮祭で歌う保護者たちのコンサート)

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ヒマラヤ、インドで12年間暮らしている由紀ちゃん。近所の友人の娘さんで、僕の写真集『雲上の神々』に刺激を受け、10代の時にネパールヒマラヤに行ったのがきっかけで、その後、向こうで暮らすことになった。いまは、インドが暑いので帰国している所だ。でもそろそろ日本での暮らしに戻そうと思っているという・・・・・・・・・・。彼女が作っている衣装やバック。アジアの少数民族の衣装に施されている刺繍などをアレンジして独特な衣装を制作している・・・・・・・。

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久しぶりに会った元気ママの雪乃ちゃん(左)とそのお友たち。彼女はこの「どろんこ保育園」の運営にも深く係わっているという。3人の子どもたちもこの園で育っている・・・・・・。
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この間、鹿児島の友人たちから送られて来た美味な薩摩芋焼酎。右から「金峰 桜井」(桜井酒造)、「なついろむそう・いるかラベル」(さつま無双)、「花蝶木虫」(白石酒造)。
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先輩写真家・丹野章さんと銀座にいたので、「近くで奄美の写真展をやっていますが、今日が最終日ですので行きませんか・・・・・」と聞くと、興味があるので行くと言うので一緒に出かけた。夏大島紬を着て出迎えてくれた染色・服装デザイナーの橋本真智子さん。
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写真家・中山順子さんと丹野章さん。順子ちゃんの写真集『奄美100歳 母なるシマ、生命の島』を見る丹野さん。丹野さんが初めて奄美群島の取材に行った年に、山中さんが生まれたということが判り、2人で盛り上がっていた・・・・・・・。
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この日も若い人たちが手伝いに来ていたさ~!!
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僕も一緒に記念写真を撮った。山中さんは、「最後の日に丹野さんと出会えたこと、そして小松さんと知り合えたことは、本当に刺激的だったし、大いに勉強になった・・・・・」と喜びを語っていた。僕も彼女から大いにパワーをもらった。 ありがとう~!☆
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僕のカメラのSDカードの残りが後4枚しかなかったが、写真家・丹野章の肖像を撮った。4カットの内3カットをアップしておく・・・・・・・。丹野章さんは、ご存知とは思うが、日本の写真著作権を確立させた立役者であり、1950年代から1960年代の日本の写真表現を牽引した「VIVO」の中心的なメンバーだった。ここには当時、新進気鋭の写真家・東松照明、細江英公、奈良原一高、川田喜久治、佐藤明の6人がいた。丹野さんは現在、公益社団法人日本写真家協会名誉会員、協同組合日本写真家ユニオン顧問、日本舞台写真家協会名誉会員などを務めている・・・・・・。

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僕のパナマハットを被って、「フーテンの寅さん」こと渥美清のスタイルを真似てカメラの前に立った。後、3週間足らずで満89歳になる丹野さん。そんなにはとても見えない若々しさがある・・・・・・。ちなみに先日23回忌をした親父と同じ歳だ・・・・・・・。
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最後のカットは、真正面から対峙して撮影した。僕が「遺影になるように撮ろう」と冗談を言うと丹野さんは、右手の親指を立てて「イエ~ィ」とカメラの前で笑った・・・・・・・。

 

★こころから感謝申しあげます。 ありがとうございました・・・・・★

☆岡山・Tさん  岡山名産 「ピオーネぶどう」箱詰め    ☆埼玉・Yさん  薩摩焼酎「黒麹白波」

☆鹿児島・Kさん  本格芋焼酎「黒甕・長期貯蔵」    合掌     全日本お布施党  党首

7月21日の「海の日」に合わせて毎年絵画展を開催している友人の美崎太洋さんの個展に顔を出した。今年は20回目の記念展だ。1994年に新宿の飲み屋で、突然「俺は画家になるぞ~!!」と宣言してから毎年欠かさずに個展を開催しつづけてきた情熱には学ぶものがある。彼の本業は音楽家であり、生計はそちらの方で成り立っていると思っているのだが・・・・・・・。無論、奥さんの陽子ちゃんのサポートも大きい。

20回展を迎えて太洋さんは、「これからも潮の匂いと陽に焼ける網の匂い、魚の腐ったような匂い、コールタールや油の匂いなど、複雑に漂う港に立ち、モチーフとなる対象物と共振しながら描いていきたい」と今後の創作への決意を語っている。

この夏、8月4日~10日 東京藝術劇場と、9月2日~7日 北九州市立美術館で開催される「第29回日本の海洋画展」への初出品も決まっている。20年間、漁港や海をテーマに数多くの作品を描いてきた太洋さんは今回の日本の海の絵画が一堂に集まる展覧会への出品に対して「海の好きな僕にとっては、一番うれしいステージだ」と喜びを語っていた・・・・・・・。

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美崎太洋さん(左から2人目)を囲んで。日本写真家界の長老・丹野章さん(左)も来ていた・・・・・・。
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俳人・笠原哲哉と琉球舞踊家・佐野七夕子さんと談笑する太洋さん。
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琉球舞踊家の佐知代さん(左)も駆けつけていた・・・・・・。
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泡盛と沖縄の家庭料理が並んだアットホームなパーティ。
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3日前に約1ヶ月ぶりに中国チベット・雲南省・四川省の旅から戻ったばかりの写真家・烏里烏沙君が愛娘を伴って参加していた・・・・・・。
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F100号の大作「真鶴漁港」の前で、美崎太洋・崎山陽子夫妻の肖像。毎年このカットを撮り続けている。
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友人2人の琉球舞踊家の肖像・・・・・・。昨年正月に新宿御苑前のギャラリーシリウスでの「三国志巡礼」の写真展のオープニングパーティで舞ってくれてありがとうね・・・・・・。
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太洋・陽子夫婦を囲んで・・・・・・・。
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池袋の琉球料理店「みやらび」の4代目をめざして修業をしている美海ちゃん(右)と。まだ彼女は高校生だ。
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2次会は太洋さん夫妻が暮らしている巣鴨に移しておこなわれた。僕も1時間ほど遅れて参加した。駅前は盆踊りで賑わっていた・・・・・・・。
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昔懐かしい駄菓子屋の出店は、いつの時代でも子どもたちの人気を集めていた・・・・・・。
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故里・上州の民謡「八木節」を踊っていた・・・・・・・・。 僕も子どもの頃は、樽を叩きながら八木節をよく唄ったものだ・・・・・・・。
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僕の愛用カメラとこの日、有楽町の量販店で購入したSDカードがうまく機能しなくて、思うように撮影できなかったが、七夕子ちゃんを撮った1カットだけが写っていたのだ・・・・・・・。
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太洋さんの個展のパーティの2次会は毎年、巣鴨駅前の「徳利」という居酒屋に決まっている。3人ほど帰ってしまったが、最後まで残った面々で記念写真を撮った。 写真家の菱山忠浩君やジャーナリストの遠藤英湖さんたちも参加してくれた・・・・・・・・。 ごくろうさまでした~!☆

7月18日、上野の森にある東京都美術館へ出かけた。この日は、ニューヨーク・マンハッタンの中心地にあるメトロポリタン美術館の展示・企画展。同美術館は、世界中から集められた200万点にのぼるコレクションから「見る美術百科辞典」と称されている。その中から約3万点におよぶ世界有数のエジプトコレクション。この古代エジプトコレクションの中からテーマを「女王と女神」に絞って厳選した200点を今回は展示している。 開会式やレセプションには出席せずに特別内覧会だけゆっくりと見た。紀元前1000~1500年頃の展示物が多かったが、何か不思議な世界へ誘われる感覚がした・・・・・・・・。

その足でファンケル銀座スクエアのロイヤルルームで、この日からオープンした山中順子写真展「神秘の島 奄美の世界 100歳の女神」&橋本真智子の奄美大島紬・泥染作品展へ行った。奄美で知り合った友人の橋本さんからの案内をいただいていたからだ。写真家の山中さんとは初対面だったが、展示されていた作品には、彼女の人柄とバイタリィティーさが満ち溢れていた。2000年よりそれまで東京を中心としていた活動に終止符を打ち、自分の本当の作品を作りたいと奄美群島へ住み付いたという。以来、100歳を撮り続け「シマの世界観」、祈りと食と暮らし、聖地やユタ、旧暦の祭り、人と自然と神々が共に暮らす時空間を追い続けている。 現在、奄美観光大使も務めている・・・・・・・・・・。

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上野公園内には至る所にポスターが貼られていた。7月26日からは「楽園としての藝術」展も始まる・・・・・。
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東京都美術館の入口。
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古代エジプト展の会場入口。この先は撮影許可を取らないと写真は撮れないので悪しからず・・・・・・。
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エスカレータは撮っても大丈夫。ファインダーを覗いていると、何か不思議な空間へ連れて行かれるような錯覚になった・・・・。
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銀座4丁目交差点そばにある化粧品会社のファンケル銀座スクエア。このビル10Fのロイヤルルームが写真展会場となっていた。
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会場の受付けにいた女性。ウエルカム・ドリンクですと言って、奄美特産のジュースや青汁を出してくれた・・・・・・。
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ここからが写真展会場・・・・・・。
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写真家・山中順子さん(右)と橋本真智子さん。ユニークな会場と展示だった。山中さんの着ている大島紬は橋本さんが制作し、プレゼントしてくれたものだという・・・・・・・。
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20代の若いお客さんが多かった。奄美の太鼓を打ち方を青年に教える順子ちゃんデス・・・・・・。
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奄美大島出身の学生。いまは、山中さんのイベントなど手伝っているという。この日は彼女がプロデュースして同世代の仲間たちを集めて討論会をひらいていた。笑顔がいかにも奄美の女子らしく可愛かった・・・・・・。
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会場に隣接している植物園が、奄美の森にいるような気分にさせる・・・・・・。
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よくわからないが僕が集合写真を撮るはめに・・・・・・。奄美大島の島唄の店「かずみ」で知り合った友達も来ていた・・・・・・・。
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学生などが今の日本の状況や世界に環境問題などについて真剣に語っていた・・・・・・。山中さんは、「こう言う場を通じて、若者たちにはどしどし世界に飛び出して行ってほしいと思っている」と語った・・・・・・。
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期間中には様々なイベントが計画されている。山中順子Xアートセッション「美しく撮られる講座」をはじめ、奇跡の歌姫・里アンナさんとトーク、明日21日13:00~14:30分は、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんとのトークショーなど。最終日も11:00~19:00までオープンしている。
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山中さんが突然僕に「私を撮ってくださ~い」というので仮設スタジオで100カットくらいは彼女をモデルにして撮っただろうか。はたして気に入った写真があったかどうかはわからない~!  てなわけで、最後に僕とのツーショツトで締め。これは真智子ちゃんが撮った。 とても愉快な時間だった・・・・・・・・。 ありがとう~!☆ 合掌

7月15日朝から故里の上州へ向かった。この日、父・幸太郎の23回忌の法会を家族・兄弟が集まってすることになっていた。母は86歳となり、元気で旅をすることも段々にできなくなってくるだろうと、実家に集まった後、お墓参りをすませてから伊香保温泉へ行った。神主さんも住職さんも呼ばず、母を囲んで兄弟家族だけの水入らずで慎ましやかにやる計画だった。その方が親父も喜ぶだろうと思った・・・・・・・。

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僕は母が一人暮らしをするようになってからは、年に5~6回は田舎に帰省するようにしている。そのときには必ず各駅停車で行く。ぼんやりと車窓からの風景を眺めたり、車内の人々を見たり、本を読んだり、駅弁を肴に一杯のんで眠ったり・・・・・・・。これが心地良いのである。(高崎線の車内)
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右側には赤城山、左側には榛名山、正面には谷川岳をはじめとした上越国境の山々が連なる・・・・・・。写真は赤城山、一句詠む。    梅雨晴れの赤城の空に人想ふ  風写
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偶然車中で、友人の勝田政子さん(右)の娘・幸代ちゃんに会った。昨年、大病をした勝田さんの顔が見たくて家まで一緒に行った・・・・・・。前回、見舞いに来たときよりも一段と元気になっていたので安心した・・・・・・。
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うどんは群馬の「さとのそら」、蕎麦は地粉の「豊秋そば」を使用するこだわりの手打ちの店。てんぷらも地元の夏野菜だ・・・・・・・。
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ちょうど昼時だったので、親父が死ぬ前にうどんが食べたいといって来た「雷亭」へ行った。汁が口の中に沁みて痛いからと、うどんの麺だけを美味しそうに食べていたと言う。23年前の親父を想いながら食べた・・・・・・・。
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実家の庭は夏野。色とりどりの花が咲き乱れていた。三男・小松勝三の嫁・美香に佇ってもらって撮った・・・・・・。
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次男・小松修二・宇基子夫妻も合流し、三男・小松勝三・美香夫妻と母・あや子と・・・・・・。
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僕も入ってパチリ~!☆ 三人兄弟がこうして元気に母といられるのはありがたいことだ・・・・・・。  合掌
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小松家代々の墓は、東京の多磨霊園にあるが、親父が亡くなった時に母が気軽に墓参できないと実家の近くに作った。そして祖父や父の兄弟などの遺骨を多磨墓地から移したのである。現在の多磨墓地の墓には親父の分骨が納めてある。現在の墓の周りは、こんにゃく畑と水仙の畑が広がっている・・・・・・・。
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夏草が茂っていたので、みんなで墓の周りの掃除をした・・・・・・・。
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掃除を終えてみんなでお参りをすませて記念写真を撮った・・・・・・・・・(2014年7月15日)  父の命日は1992年7月13日だった・・・・・・。
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日が榛名山へ傾きかけた頃、石段の町として知られる上州・伊香保温泉へ着いた。旅館の部屋から見た温泉街。この日の宿泊先は、「金太夫」。林芙美子の代表作『浮雲』のなかに実名で登場する伊香保の老舗旅館だ。実は数年前までは次男の修二が板長をしていたこともあってよく使っていた・・・・・・。
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夕食の前に、テーブルに僕が持ってきた親父の若かりし頃の写真を飾った。それに親父の事も書いている勝三の著書『小松勝三の日日是好日』も。そして担いできたシャンパンと好きだったビールも置いた・・・・・・。
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弟たちの嫁に囲まれて写真に納まる母、86歳。右、修二の嫁・宇基子、左は勝三の嫁・美香。いつもいろいろと気をつかってもらって、感謝している。 ありがとう・・・・・・・。
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みんなで記念写真。そういえば親父も入って家族みんなで撮った写真はないなあ~・・・・・・。
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次男・修二が結婚の保証人にもなった弟子がいま、この宿の板長を勤めている。僕らのために刺身の船盛りをご馳走してくれた。鱧の湯引き、金目代のお作り、バフンうに、ホッキ貝など美味であった・・・・・・・。
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次兄・修二が用意した群馬特産の琵琶湖鱒と山女を掛け合わせて開発した「銀ひかり」(左)と大岩魚のお作り。この刺身は今までに食べた事がなかったが、鮭などよりも味にこくがあり、深みがあった。歯ごたえも色合いも良かった。弟が厚く切るように指示したという・・・・・・・。
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母は山育ちのせいか、一切の生物は口にできない。焼き魚なら食べるが・・・・・・。この日も野菜を中心に美味しいと言って食べていた。
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人生50年にして処女出版をした三男の勝三。この日は彼にとってもめでたい日であった・・・・・・・。
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この出版は、僕が兄にとして手伝った。刊行までには、具体的な作業に入ってから約6ヶ月かかった。編集・構成、写真から印刷・製本に至るまで協力したのである。良い本ができて僕もうれしい・・・・・・・。
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仕事を終えた後、少し遅れて出席してくれた小松修二・宇基子夫妻の息子・宗徳君。もう31歳になるというが、良く来てくれたね・・・・・・・。  ありがとう~!☆
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部屋に戻ってからも延々と飲み会は続いた。母は早く床に就き、僕は疲れが溜まっていたのでマッサージをしてもらった・・・・・・・。
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父母にとっては、孫となる宗徳君が出席してくれたことは、とてもうれしかったのにちがいない・・・・・・。
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翌朝、宗徳君は仕事のために早く帰ったが、みんなで宿の部屋で母を囲んで記念写真を撮った・・・・・・。
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榛名湖と榛名富士。典型的なカルデラである・・・・・・。榛名山の最高峰は外輪山の掃部ヶ岳(かもんがだけ)1449m。榛名湖は、「山の淋しい湖に ひとり来たのも悲しい心・・・・・・」ではじまる『湖畔の宿』のモデルとなった地として知られている。この歌は、作詞:佐藤惣之助、作曲:阿部良一、歌:高峰三枝子で大ヒットした曲だ。戦中は、特攻隊の慰問のときには必ず唄い、若き隊員たちが涙を流しながら聞き翌朝、基地を飛び立っていったと言う悲しいエピソードを高峰は語っている・・・・・・・。 現在、湖畔にこの歌の碑が建立されている。

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勝三夫婦は仕事のため伊香保で別れた。勝三はこれから栃木の宇都宮まで出張だという。修二夫婦は休みを取ったということで、榛名湖周りで実家まで車で送ってくれた・・・・・・。
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静かな榛名湖畔で・・・・・・・。
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榛名山の外輪山のひとつ烏帽子岳。昔、元服した男子がかぶる袋形の帽子に似ていることからこの名前が付いた。僕らの子どもの頃は小学3年生になると5月5日に家から榛名湖までの山道を歩いて往復しなければいけないという決まりがあった。片道4里だったから往復32キロメートルほどあった。悪路で標高差約700メートルの山道をまだ10歳前後の子どもが握り飯だけを持って行ったのだから、今思えば相当ハードだ。

帰りはいつも真っ暗な山道を走って帰った記憶がある。先輩たちが「お化けだ~」などと脅かすので、岩に足をひっかけて転び、膝を何度も擦りむいたものだ。中学校の林間学校もこの榛名湖畔。毎日毎日カッターボートを漕ぐ訓練をし、掌に出来た血豆をよくつぶした思いでもある。20歳の成人式の行事もここでやった・・・・・・・。とにかく僕にとっては思い出の多い場所なのである・・・・・・・。

 

★こころから感謝します~!☆ ありがとうございました・・・・・・・。

☆鹿児島・Mさん 沼津「和助」無添加干物セット ☆東京・Kセンターさん 桂新堂・せんべい詰め合わせ

☆鹿児島・Mさん 薩摩芋焼酎・「夏さつまむそう」        合掌    全日本お布施党  党首

 

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ぶどうぱん社から7月20日発行で、『小松勝三の日日是好日』が出版される。定価は税込みで1、500円。サイズはA5版128ページ。表紙・裏表紙の写真ならび題字は僕が提供した。著者は何を隠そう僕の一番下の弟なのだ。昨年、「自分も何とか人生の半分まで生きてこれた。50歳を一つの節目として今までの半生をまとめておきたい」という相談を受けたのだ。今年に入ってから具体的な作業に入った。

そしてようやく数日前に出来上がったのである。発行日は母の誕生日であり、亡き父の23回忌にあたる。また結婚17年目となる妻へ本書を捧げている・・・・・。弟にとっては記念碑となる処女出版となったことだろう。本の内容は、第1章「日日是好日」では、[志高く生きる]など37編のエッセイが収められている。第2章「自分磨きとその実践」では、[真の優しさとは]など38編が収録されている。貴重な昔の写真なども16点入っていて一気に読める編集となってている。

正直、小松家の長男である僕にとっては気恥ずかしい部分も少なくない。弟自身のことはともかく、父母のこと祖母のこと、僕ら兄弟ことなど包み隠さずに綴っているのだ。最初に原稿を読んだ時には、「何故、ここまで恥を晒すのか・・・・・」と思ったものである。しかし、何度も読んでいるうちに、これが弟・勝三自身の偽らざる生き方だったのだろうと思えるようになってきた。そしてその姿勢に感銘をしたのだ。約一回りも離れている弟を、昔のままの感覚で見ていた自分が恥ずかしくなった・・・・・・・。

ぜひ、お手に取って読んでください。小松家の”秘密”が赤裸々に綴ってあります~!☆

★申し込み先:ぶどうぱん社 〒351-0031 朝霞市宮戸3-6-44  FAX 048-456-7302

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全国各地に被害をもたらした台風8号が過ぎ去って、梅雨明けのような青空が広がった12日、午後2時からマリナーズ・アイ展の会場である横浜赤レンガ倉庫1号館で25周年を記念した始めての企画である入賞・入選作品の解説・講評会がおこなわれた。講師は審査員の1人である僕が務めた。真夏日にもかかわらず、開始時間には40人近くの参加者で会場は熱気に溢れていた・・・・・・・。

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横浜の街は異国情緒にあふれた建物がそこかしこにある・・・・・・・。
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第25回マリナーズ・アイ展の会場である赤レンガ倉庫1号館(右)。
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この赤レンガ倉庫の2階が写真展会場となった・・・・・・。
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今回の写真展の大型ポスターのデザインを担当してくれた写真家の塩崎亨君。
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会場前の1階に貼られたマリナーズ・アイ展の大型ポスター。
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写真展会場の前には横浜港が広がっている・・・・・・・。
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7月8日からオープンしたために、ちょうど台風8号の接近と重なり、入場者は例年と比べる少なかったというが、この日は朝からひっきりなしに入場者があった。若い女性や恋人たちの姿が目立った・・・・・・・。
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入賞・入選作品の解説と講評を始めるに当たって、主催者の全日本海員福祉センターの鈴木隆之総務部長からごあいさつがあった(右)・・・・・・・。
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大賞作品1点、推薦作品2点、特選作品4点、優秀賞作品8点、全日本海員福祉センター会長賞1点、特別賞1点の計17点について解説をはじめた。参加者は、みなメモをとるなど熱心に聞き入っていた・・・・・・。
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その後、参加者で佳作入選している人の作品について講評した。そして質問や疑問などについても僕の方から答えた。個々の作品について云々というよりも、写真とは何か、写真表現の重要性、これからのマリナーズ・アイ展に何が求められるのか・・・・・・・などなどを僕なりに語った。
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1時間半にわたる作品解説・講評会は終了した。何人かに感想を聞いてみると「何故、この作品が入賞したのかが、よく理解できた」、「自分としては入賞に納得できなかった作品が、今日の解説を聞いて、深いところでストーンと落ちた気がする」など評判がよかった・・・・・・・。
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写真仲間の作品が入選していると指差す新進気鋭の写真家・塩崎亨君。
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1作品づつ、じっくりと観賞する入場者が多かった・・・・・・。
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横浜在住の精神科医のHさんが来てくれた。彼女はマリナーズ・アイ展にも毎回来てくれるが、僕の作品展にもよく足を運んでくれる。昨年の1月の新宿御苑前のギャラリーシリウスの「三国志巡礼」、6月に銀座・画廊るたんで開催した「小松健一オリジナルプリント作品展ー上州・東京・沖縄・チリそしてヒマラヤ」にも忙しい中来てくれた。 ありがとうね・・・・・・・。

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展示作品を真剣に見つめる若い入場者・・・・・・・。
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主催者がご苦労さん会を兼ねて一席設けてあるというので中華街へ行った。僕の知り合いの塩崎君をはじめ、画家の美崎太洋さん、写真集団・上福岡のメンバーたちも合流することとなった・・・・・・。精神科医のHさんとは取材先の北海道で知り合ってからすでに30数年になる。古~い友人である。でも彼女はいつまでも若々しいな・・・・・・・・・。

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画家の美崎太洋さん(左)は、7月21日から27日まで、ジャンセン美術館・銀座アートスペースにおいて第20回目の個展を開催する。また、全日本海員福祉センターが主催する「第29回日本の海洋画展」(8月4日~10日/東京藝術劇場5F)にも出品する。左から4人目は写真集団・上福岡の田中栄二会長と同集団のメンバーの竹川さん、一瀬さん、松村さん、富田さん。

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右から全日本海員福祉センターの鈴木総務部長、同センター理事の大木明さん、友人のHさん、写真家・塩崎亨君。
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会場の整理などをしてきたために、少し遅れて参加したマリナーズ・アイ展担当の飯田さん(真ん中)。
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ふかひれのスープを除いてすべての料理食べ放題、飲み物のみ放題という約2時間コースをオーダーした。結局は2時間半ほどねばった。みな20種類ぐらいの料理を食べてそして呑んで大満足。ほろ酔い気分で夕暮れの中華街で記念撮影をした・・・・・・・。
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ここ元町中華街が始発駅となるみなと未来線に乗った。横浜、渋谷、新宿、池袋、志木、川越と1本で行くのでみなこの電車に乗り込んだ・・・・・・。
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楽しい1日だったな~と電車の中でも話が弾んだ。 最後に塩崎君が記念写真を撮ってくれた~!☆

上州2日目の9日は、朝から前橋のノイエス朝日へ向かった。朝日印刷工業株式会社の石川靖社長と会う約束になっていたからだ。来年3月頃に、新宿のリコーイメージングスクエアで「矢島保治郎 中国・チベットの旅」の写真展が決まったことの報告とともに、来年の6月~7月にかけて中国四川省の四川大学と成都・武候祠の共催でおこなわれる「三国志巡礼」の写真展の前に、上州でやりたいと相談した。その結果、2015年5月9日~17日にノイエス朝日で「三国志巡礼」を開催できることになったのである・・・・・・・。あ~あ、これで僕がこの22年間、67000キロメートルを走破して中国大陸を取材した集大成を母にも見てもらえる・・・・・・・。  合掌

11時前からこの日の課題の七宝工芸の作業の仕方について、講師役の齊藤かおるさんから説明と手ほどきを受けた。昨日の陶芸と同じで何をどうしたらいいのかさっぱりわからないので、正に手探り状態ではじめたのだった。金箔や銀箔を自分のイメージに切り張り合わせていったり、色ガラスの粉や粉末になったものを塗りつけていったり、一度焼いた部分を竹串などを使って削りとっていく作業など繊細な作業の連続だった。そして最後は火の神のみが知る結果が待っている・・・・・・。金銀箔やガラスの粉がどんな風に溶けてどういう効果を生み出しているかは窯から出してみないとわからない。不思議な体験であった・・・・・・。

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高橋さんは、陶芸家。それも彼の九谷焼き仕込の絵付けはとりわけ定評が高い。岡田さんは書家であり詩人でもある。自作の詩を次々に銅版に刻み込んでいく。武藤さんは若かりし頃、絵画をしていて二科展などにも入選していたという。彼女の描く絵には浪漫があった。 そして僕は・・・・・・。
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手前の製作中の作品は、高橋芳宣さんのもの。向こうで作業しているのは、武藤さん。宮澤賢治の「銀河鉄道」をモチーフにした作品らしい。
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七宝工芸家の齊藤かおるさん。彼女の曼陀羅や般若心境などの大作は、七宝焼きとは思えないイマジネーションである。12月にはどんな作品を展示するのか楽しみだ・・・・・・。
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僕の第一番目の作品「共生」。 ブローチなどの小作品も6~7個制作した。
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昼食は近くの蕎麦屋「そばひろ」へ。この店も僕は好きで前橋へ来ると寄る店だ・・・・・・。
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僕は朝ごはんをきちんと食べていなかったので、ボリュームがあるかと思ったが蕎麦と小ソースカツ丼膳を頼んだ。それに芳宣さんと白海老のかき揚げをひとつ。さすがにソースカツ丼は全部は食べれなかったが美味しかった。僕は前橋に来るとどうしても1回はソースカツ丼を食べたくなる・・・・・・・。
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12月のコラボ展の会場となるノイエス朝日を借りて朝からの作業だった。午後5時半頃には、ほぼ作業は終了した。武藤さんがウコン画を書くと最後までねばって作業をしていた・・・・・。
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この日、仕上げた作品の一部。上段右から岡田さん、岡田さん、小松、小松、武藤、武藤、最後が高橋さんの作品。下段左から高橋さん、岡田さん、小松、高橋さん、岡田さんの作品。ブローチやペンダントは僕と岡田さん、武藤さんが作った・・・・・。怖いもの知らずで、けっこう面白いものができたかも・・・・・・・。
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この夜は家に帰ろうと思ったが、弟の修二や勝三が待っているというので、渋川へ行くことにした。まず三男の小松勝三・美香夫婦に近くの温泉へ連れて行ってもらって2日間の疲れを癒した。そして弟たちの行きつけの炉端焼きの居酒屋へ。そこに次男の小松修二が合流。近く刊行される勝三の本『小松勝三の日々是好日』の出版と僕の誕生日と17年目となる勝三と美香の結婚記念日と修二がプロゴルファーに勝ったお祝いと色々合わせてとにかく乾杯をした・・・・・・。(左が修二、真ん中が勝三と美香)

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7月13日が父・幸太郎の23回目の命日だが、僕の都合などもあり、今月の15日に伊香保温泉で、母を囲んで身内だけで、親父の23回忌をすることとなった・・・・・。呑みながらもその打ち合わせもした。
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もう一軒、勝三が暮らすマンションの隣で友人が経営している店に顔をだした。かっては歌手だったママのみどりさん。ビルの1Fではブッティクも経営している。
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勝三の嫁の美香は、歌が大好きだ。この夜も歌いつづけていた・・・・・・。
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7月5日が2人の結婚記念日。1997年に結婚しているからちょうど17年目だ。  記念に撮影した・・・・・。  おめでとう~!☆

 

★こころから感謝!! ありがとうございます~!☆

☆鹿児島・Iさん 芋焼酎 金峰桜井一升、花蝶木虫一升    合掌     全日本お布施党  党首

この時期の台風としては記録的な巨大台風8号が、沖縄本島や宮古島、奄美大島などに最接近していた8日から今日10日まで上州へ行っていた。今年の12月13日から21日まで前橋のノイエス朝日で開催が決まっている5人によるコラボ展の作品作りのためだ。この企画は2012年11月に僕の個展「生誕130年記念 上州の探検家・矢島保治郎ー中国・西蔵30.000kmの旅」を開催した折に、集まった5人の親しい友人たちで呑みながらの席で発案されたものだ。

この展覧会は、ジャンルも個性も異なる作家たちがそれぞれの作品を一堂に集めて展示することはもちろんだが、それだけでは面白くないと言う事で、「芸術は遊びのこころ」が大切だから自分の分野とは違うジャンルの芸術にも取り組み、その作品も同時に発表することになった。今回は陶芸と七宝工芸に挑戦した。書と写真についてもどう取り組んでいくのかを話し合った・・・・・・。

☆この3日間の上州ドキュメントを2回に分けてブログにアップします。ご期待ください~!☆

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7月8日10時半過ぎに前橋のノイエス朝日に集合。途中で昼御飯の金目鯛のお弁当など買出しをして、つい最近、世界文化遺産に登録されたばかりの富岡製糸場が近くの甘楽町にある陶芸家・高橋芳宣さんの工房・甘楽窯へは12時過ぎに着いた。昼食を取ってから直ぐに今日の講師役の芳宣さんから作業の説明を受けてそれぞれ作業に入った・・・・・・。右から齊藤かおるさん、武藤貴代さん、僕、岡田芳保さん。
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ろくろを使っての絵付けの仕方を芳宣さん(右2人目)から学ぶ。みんな初めての経験だから真剣そのものだ。
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絵付けする器は、芳宣さんが事前に焼いてくれた磁器。大皿から片口、徳利、猪口、どんぶり、湯のみなどなど様々な器が100数十点はあった・・・・・・。
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芳宣さんの愛猫・ミキちゃんが心配して時々様子を見に来ていた・・・・・・。
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この日の絵付けの色は3種類。藍色と薄い藍色、鉄分が入っている茶褐色だ。自分が絵付けをした器を見る岡田さん・・・・・・・。
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真剣に作業する僕と武藤さん。武藤さんとは30数年来の友人。この企画のコーディネートも彼女だ。ノイエス朝日がオープンしてから今日まですべて彼女が企画・構成を手がけている。今回は特別に絵心もある武藤さんも入れて5人のコラボ展とした・・・・。僕の展覧会を彼女はすでに8~9回はやってくれている。貴重な存在である。
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芳宣さんが絵付けを終えた器に釉薬をかけていく工程を見つめる・・・・・・・。
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書家・住谷夢幻こと岡田芳保さんが絵付けをした作品。岡田さんが一番多く34点描いた・・・・・・。
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僕が絵付けをした器・・・・・・。30点書いた。大きなものもいくつかある。
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左半分が武藤さんが絵付けをした器。右側が齊藤かおるさんの絵付けした器。それぞれの個性が出ていておもしろい・・・・・・。
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武藤さん、齊藤さん、岡田さんの作品を一堂に・・・・・・。 壮観である。
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約4時間半の格闘の末、4人で100点弱の器に絵付けを終えることが出来た・・・・・。高崎まで出てみんなで喉を潤した。乾杯~!☆
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武藤さんから「ご苦労さまでした・・・・」とお酌されて、満面の笑みを浮かべる芳宣さん。彼と岡田さんは大の日本酒党である。この日、2人で一升は空けた・・・・・・。
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齊藤さんにもお酌されて、これまた超うれしそうな芳宣さんでした・・・・・・。
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高崎駅近くの路地裏にある「酒房と器 月輪」は、素敵な津軽美人の女将がいて料理も美味い。僕も以前に芳宣さんに連れられて来たことがある。女将が覚えていてくれて僕が贈った『太宰治と旅する津軽』を絶賛してくれた・・・・・・。
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この夜だけは、芳宣さんは”両手に大輪の花”で顔は崩れっぱなしだった・・・・・・。
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僕も、ちと悔しいので武藤さんと・・・・・・。
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カウンター内の女将さんも一緒にみんなで・・・・・・。楽しい夜はあっと言う間に過ぎていく・・・・・・。
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一次会を終えた後、この夜は高崎のホテルに泊まることになっていた僕と芳宣さんは、二次会へ。しっとりとした雰囲気の創業46年目の「酒亭 斗麻屋」。ちようど僕も何度か行った酒場のオーナーがカウンターで飲んでいた。奥は店主の井上暁時さん。
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かつおのタタキ。皮まで使ってあり美味。ラッキョも美味かった・・・・・。僕はこう言う店が大好きだ。但し、日本酒の良いところは揃えてはいるが、芋焼酎がなかったのが残念~!!
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意気投合した大将の井上さんと記念写真。数年に一回づつの割合で店のお客さんたちの随筆を編集して小雑誌を発行しているという。昨年発行した第6号を一冊いただいたので見たら数人知っている名前があった・・・・・・。主とまたの来店を約束して深夜1時過ぎに店を出た・・・・。ホテルに戻ってから自動販売機でビールを買ってまた一杯。結局、上州の第一日目は、床にについたのは午前2時を過ぎていたのだった・・・・・・・。

 

★こころから感謝!! ありがとうございます~!☆

☆愛知・Hさん 創業225年・讃岐鎌田醤油詰め合わせ   ☆東京・K福祉センターさま 高級干し椎茸「どんこ」

合掌    全日本お布施党  党首

 

 

7月5日、創立1周年を迎えた憲法を考える写真人の会の第3回セミナーが、千代田区の日本カメラ財団でおこなわれた。雨模様の天気にもかかわらず、20名ほどの人たちが参加してくれた。よびかけ人の1人の小松の司会・進行で会ははじまり、はじめによびかけ人代表の田沼武能さん、丹野章さんからあいさつをいただいた。2人は、自らが体験した戦争の本質をそれぞれの立場から語った。東京の下町で敗戦を迎えた田沼さんは、焼け野原と化した状況を、そして戦争が一度おこれば自由に表現できなくなる怖さをしみじみと訴えた。

また19歳で突然、繰上げ召集されわずか2週間もしないうちに現在の黒竜江省の旧ソ連軍との最前線へ送られたという丹野さん。厳寒の地で1年間の初年兵訓練を得て、突然昭和20年4月に当時旧満州にいた、日本軍の半数を本土防衛のために、秘密裏に日本へ帰国させられ、米軍が上陸するであろう霞ヶ浦近くの海岸線の防衛にあたったという。後敗戦が1ヶ月も伸びていれば、自分は死んでいたのは、もちろんのこと、首都である東京でも市街戦が繰り広げられて大多数の犠牲者が出ていたにちがいないと語った。そしてまだ当時20歳だったが、まったく将来の夢や人生設計など考えれなかった。それが戦争だと語気を強めた・・・・・・。

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自らの体験から1日に安倍内閣が憲法9条の解釈変更をして、集団的自衛権が行使できるようにしたことの重大性を訴える写真家・田沼武能さんと写真家・丹野章さん。
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「映画 日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督作品)は(株)シグロが制作。今回のセミナーでの上映は、特別に協力をいただいて実現したもの。この映画は、日本国憲法の制定の経緯から平和憲法の意義を世界の12人の知の巨人たちに語ってもらっている。この記録映画は2005年に製作された。

自衛隊のイラク派兵をきっかけに急激に改憲の論議が保守勢力から湧きあがったことに危機感を感じたジャン監督がアメリカ、イラク、ソウル、レバノン、中国、シリア、沖縄などを取材し、世界的な知の巨人たちに日本国憲法の重要さを78分間のインタビューにまとめた貴重なものである。映画終了後、参加者で30分程、感想や意見、どうしたら安倍内閣の暴走をストップさせられるかなど自由に話しあった。今度はもっと大勢を集めてこの映画の上映会をやろうと言うことになった・・・・・・。

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会の終了後、よびかけ人の有志で近くの居酒屋へ。そこではこの日、発表された「憲法を考える写真人の会のWEB SITE」をより魅力的にすることや「日本の戦争写真展」を企画すること。そのためにまずウエブサイトで各家庭で眠っている戦前・戦中・戦後の写真を広く呼びかけ、募集することなど話し合った・・・・・。
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上の集合写真を撮ってくれたこの店でアルバイトしているベトナムからの留学生。
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7月4日、アメリカ合衆国の独立記念日でもあるこの日は僕の誕生日でもある。昨年は還暦を迎えたので、弟子にあたる写真家の塩崎亨君と菱山忠浩君の2人が祝いに来てくれて池袋で何軒かハシゴした記憶がある。今年は、工学院大学孔子学院中国・アジア研究センターの研究員のEさんが、昨年に続きケーキを持って来てくれた・・・・・・・。感謝~!☆ ありがとう・・・・・・。
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遠い所を来てくれたので、お肉が大好きなEさんに焼肉を食べてもらおうと思い「南大門」へ行った。店主のルセ君をはじめ従業員のみなさんも一緒に祝ってくれた。特にアルバイトの若い中国と韓国の女子が何歳の誕生日かと聞くので僕は相当サバを読んで「今日41歳になるんだ」というと「うそ~、信じられない」というから、やはりバレたかと思って、では何歳に見えるのと聞くと「30歳から32歳くらい・・・・」とマジ顔で2人で言うのだ。 これは本当の話です!! 思わず2人の手を握りしめた・・・・・。 最高の誕生プレゼントだった。 うれしかったな~!☆!☆

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Eさんを駅まで送ってから店主のルセ君と彼の母親が経営している方の「南大門」に顔を出した。実はルセ君と知り合うよりもずーと前から両親とは知り合いで友達だった。大学で教員をしていた父親は照れくさいのか、さっさと帰ってしまったが、母親と記念写真を撮った。いままでに、あんまり親子でこうした写真を撮ったことはないそうだ。ルセ君は43歳だけども母にとっては、何歳になっても可愛い子どもなのだなあ~と思った・・・・・。

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お店にいた母親の友人も一緒に。友人は夫婦でいたが2人とも凸版印刷に務めていたので、僕の事を知っていたというので驚いた。この「南大門」でもまっこりなどをご馳走になる。ルセ君にも誕生日だからと黒糖酒や焼肉をさんざご馳走になったのに・・・・・・。 合掌
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居酒屋・三福では、久しぶりに友人の山本建設社長夫妻(右手前)と会う。いろいろと話に花が咲いた。ルセ君の同級生の力竹君もいた。2年前に山本夫妻が音頭をとってくれて、三福で僕の誕生会をしてくれたことがあった・・・・。奥さんがそういえば「先生の誕生日だったわね。今からケーキを買ってくる・・・・」と言うので、気持ちだけでうれしいので・・・・と強く断った。そうしたら社長が「それなら先生、芋焼酎を一升プレゼント!」と入れてくれたのである。 ありがたいね~! 貧乏フリー写真家はこうしたみなさんの暖かい温情に支えられて何とか生きていられるのだ・・・・・・・。  合掌

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今度、山本夫妻が飼うことになったワンちゃん。今年結婚して大阪に行ったルミちゃんという女子が飼っていた犬・コロンの弟になるのだという。コロンは何度も僕のブログに登場している可愛いワンちゃんだ。
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締めはみんなどうしても立ち飲み「みのる」へ行く事になる。僕もここ数日は連チャンだ。一杯だけ「お疲れチィン」というクエン酸がたっぷりと入ったチューハイが僕の定番。昨夜もこの店で会った女性たちがこの日もいて誕生を祝ってくれたので記念写真を撮った・・・・・・・。 ほんとうにみんな水知らずの人にもかかわらずやさしいんだなあ~!☆

 

★こころから感謝します  ありがとうございます・・・・・・・・  合掌

☆香川・Sさん 讃岐伝統の味「石丸」の讃岐うどん  ☆鹿児島・Mさん 金一封(ビールの飲み代として)

全日本お布施党   党首

7月3日、この秋11月4日から14日まで開催予定の小松健一写真展「三国志巡礼」を主催し、会場ともなる東京中国文化センターへ打ち合わせに行った。虎ノ門にある37森ビルディングの1Fにある床面積400㎡の広さを誇る展示・イベントスペースだ。オープニングレセプション、アーティスト・トーク、展示方法、後援や協賛についてなど具体的な打ち合わせをし、正式に契約を交わした・・・・・・。

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会場となる場所の説明を受ける。担当の東京中国文化センターの嘉村京子さんと。今回の写真展は、同センターと小松健一写真展実行委員会の共催となることが決まった。
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会場のスペースは広い。今回使用する壁面の長さは約80メートルはある・・・・・。奥には図書閲覧室、視聴覚室、多目的スペースなども設備されている。
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東京中国文化センターは、中国と世界各国における文化交流の促進を図り、日本と中国両国民の相互理解を深めることを目的として2009年12月にオープンした。メトロ日比谷線・神谷町駅、銀座線・虎ノ門駅からも近くロケーションとしては申し分ない会場である・・・・・・・。
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虎ノ門での打ち合わせが終わった足で、銀座キャノンギャラリーでこの日から始まった山口一彦写真展「室蘭~風の人・土の人」を見に行った。約1年半、室蘭にアパートを借りて100種類の職業の人々を撮影したモノクロ作品。写真集も同時発売(北海道印刷・定価2500円+税)されている。2年前に開催したカラーの風景を中心とした「室蘭」よりも見ごたえがあった・・・・・。写真家・山口君。

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あいさつに立つ公益社団法人日本写真家協会常務理事の山口勝廣さん。
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室蘭からも何人かお祝いに駆けつけてきていたが、代表して室蘭市長の青山剛さんがあいさつ。まだ35歳という若い市長さんだ。
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縁の下でこの仕事をサポートしてくれた奥さまと、うれしそうな山口君でした・・・・・。
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後ろ左から写真家・バク齊藤さん、山口君、山口勝廣さん、写真家・宇井眞紀子さん、そして僕。前列、右から公益社団法人日本写真家協会常務理事の足立寛さん、協同組合日本写真家ユニオンの宅島正二さん。
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最寄り駅を降りたら雨が降り出したので、いつもの居酒屋・三福で、生きの良い鰯の刺身に胡瓜と茄子の糠漬けで一杯やりながら雨宿り・・・・・・・。
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お客が誰もいなかったので店をしめて「一杯いきましょう~!」若大将の正修君が言うのでたまにはと思い付き合った。立ち飲み「みのる」も雨模様のせいか、お客はこのメンバーだけ。女将の照子さん(左端)も一緒に入ってハイ・チーズ!!
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午前0時になった瞬間に、ピアニストの香里ちゃん(僕の隣)が、ソプラノの声で、「ハピバスデー・・・・」と歌い始めた。それに続いてみんなの合唱となった。最後は「小松さんお誕生日おめでとう~☆☆☆」と乾杯をしてくれたのだ。正くんや女将さんもお酒をご馳走してくれた。だいたい香里ちゃんとは1回あった切り出し、後の人たちは名前も知らない。思いもかけない所で、思いもかけぬ人たちが、僕の誕生を祝ってくれたのは、うれしかったが、信じられないという気持ちの方が強かった・・・・・。 とにかくありがとう~!☆

もう30年程前だろうか、福島の会津へ取材に行った時である。夕飯を食べて街でぶらついていたら若い女性から声をかけられた。スナックの呼び込みらしい。気持ちの良い子だったのでいわれるままに、ドアを開けた。お客は誰もいない。50代程の着物姿のママが一人だけ。まあいいやと思って呑み始め、1時間ほどたった時には酒も回っていたのか、意気投合していた。たまたまその日が僕の誕生日だったのでそのことを告げるとママが今から「小松ちゃんの誕生会をしょう~!」という事になり、店の女子にケーキを買いに走らせ、鳥のから揚げやら刺身、寿司なども用意した。店はもう看板~!と閉めてそれから永延と深夜まで歌ったり、踊ったりしたのである・・・・・・。

夜明け前になったのでそろそろお開きにしようとなった時に、一緒にいた雑誌の若い編集者は、一体勘定はいくらになるのかと、ヒヤヒヤしていたが、僕が「ママお勘定?・・・・」と言うと「何行ってるの今日はあなたのお誕生日でしょ。お金なんかいらないわよ」とママは断固受け取らないのだ。このときも信じられなかった。今日、僕とは初対面であり、名前も素性しらない行きずりの客である。その僕に・・・・・・。もしかしたらこれこそが会津が誇る女魂かと改めて会津の女性に惚れ直したものである・・・・・・。

☆吉川香里さんは、7月25日(金)19:00~20:45 カフェ・イ・リブロス ラテン文化サロン(予約:03-6228-0234)で「コンサートINテルトゥリア」に出演する。他の出演者は、ソプラノ・伊達みずきさん、メッツォソプラノ・後藤万有美さん。映画「アナと雪の女王」よりLetlt Go (英語・スペイン語・イタリア語)で歌うのをはじめ、数々のオペラの名曲を謳い上げる・・・・・・。          参加費:2,000円

 

 

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(7月2日、武州野の面影が残る自宅前の畑から見る夕日)

今日7月2日は、半夏生。今日降る雨の事を半夏雨という。昨夜は遅くまで首相官邸や国会を多くの名もなき日本国民が取り囲んで「集団的自衛権の行使を許すな!!」、「閣議決定をするな!!」、「日本国憲法を守れ!!」の声を上げていた・・・・・。今回の事態は、まさか安倍政権がここまでやるとは・・・・という僕ら国民の側やマスメデアにも油断があったのかもしれない。彼らは国民やマスコミの眼の届かない所で着々と準備を進めていたのだ。

安倍政権が、どんなにきれいごとを述べて国民を欺こうが一言で言えば、日本が海外まで出かけて行き戦争がいつでも、何処でもできる国に変質したということは変わらない。あの太平洋戦争の膨大な犠牲の上に築いてきた平和憲法。日本はこの70年間、この憲法によって、戦争に巻き込まれず他国民の犠牲者も、自国民の犠牲者も1人も出していない。これが事実である。

その国民の命と暮らしを守ってきた憲法9条を時の一内閣の閣僚の政策判断で自由に憲法解釈ができると閣議決定をしてしまったことが、今回の最大の誤りであり、未来に大きな禍根を残すことになる。現在あらゆる世論調査が7~80パーセントの国民がもっと時間をかけて論議し、納得のいく説明をすべきだと求めている。安倍政権はそうした多くの国民の声にまったく耳をかさない。僕ら1人1人は力は弱いが、みんなで団結してこうした不当な行為を断固やめさせ、次の選挙ではこの策動に加担した議員を必ず落選させよう!!僕ら日本国民は、国の主権者なのだから・・・・。

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人と海のフォトコンテスト第25回マリナーズ・アイ展のポスター。僕の家の玄関のドアに貼ってある。
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今年のマリナーズ・アイ展の会場は、例年と同じ横浜赤レンガ倉庫1号館。本展が終了後、8月20日~9月21日まで北九州市立美術館。9月25日~10月5日まで神戸海洋博物館で巡回展がおこなわれる。本展は25周年を記念して、7月12日(土)午後2時から写真展会場で僕が入賞・入選作品についての解説をおこなうことが企画されている。参加は自由で無料ですのでふるってご参加ください。お待ちしています~!☆

 

★今年も全日本お布施党にとってはありがたい季節が巡ってきた。それは、日本独特の風習であるお中元があるこの時期と、お歳暮がある師走のことだ。全国のこころ優しいみなさまの善意によって貧しいフリーの写真家が何とか生きつなげる糧をいただける季節だからである・・・・・・。 ただ、ただ感謝するとともに深く合掌するものである・・・・・・・。

☆埼玉・Sさん 狭山茶の新茶セット  ☆東京・F会社 恵比寿ビール20缶セット  ☆埼玉・Sさん 紀州南高梅「梅懐石」  ☆長崎・Yさん 長崎名物 角煮まんセット

★ありがとうございます・・・・・・・  合掌               全日本お布施党  党首

 

 

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