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[no.678] 2014年3月3日 今日は桃花節・・・。烏里烏里(ウリウサ)写真展「夢境・家園(こころのふるさと)」[3月5日~17日/リコーイメージングスクエア新宿]今までの写真にはないチベットの原風景と民衆が広がる世界を堪能してください!☆

 

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中国の少数民族イ族出身の写真家・烏里烏沙君の写真展が、3月5日(水)~17日(月)10:30~18:30(最終日16:00/定休:火曜)、リコーイメージングスクエア新宿(TEL:03-3348-2941)で開かれる。彼は公益社団法人日本写真家協会会員であり、昨年までは国際委員を務めていた。また、日本山岳写真家集団の同人、日本植物学会の会員でもある。僕とは7~8年前からの付き合いだが、この間濃密な付き合いをしている。

僕が主宰をしている写真研究会「風」の合宿には、烏里君はここ6年間は毎年参加しているし、僕の中国・チベット取材には、この6年間で彼も7回ほど同行しているのだ。そんなこともあり日本写真家協会の推薦人の一人に僕も名を連ねている。また、彼が中心になって活動しているNPO法人チベット高原初等教育学校建設基金会の活動にも協力している。

そんな烏里君が十数年間にわたり、チベットを数十回訪ね独自の視点で撮影した中から 約50点に厳選したもの。チベットに程近い横断山脈の山懐に生まれ、育った烏里君ならではの現実をリアルに見る眼と彼の心の中にある故郷への追憶の思いが一点一点の作品に深く込められた作品となっていて、観る者の心を揺さぶってくる写真展である・・・・・・・・・。

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今回の写真展に展示される作品を撮影した場所を示す地図。撮影地は四川省、青海省、雲南省、チベット自治区にわたっている・・・・・・・。
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ここに紹介した作品は、ごく一部のものであるが、会場では全倍サイズを中心として大きなサイズで見る事ができる。僕も彼の作品数百点余りを見せてもらったが、昨年3月に虎ノ門にある東京中国文化センターでおこなった写真展と比較するとはるかに質的に高くなっていた。烏里君の写真創作に賭ける情熱と精進の賜物であろう。ぜひ、見に行ってほしい写真展である。

なお、作者は基本的には毎日会場にいるというので直接本人から話を聞く機会もある。また初日の3月5日午後6時からは、同会場においてオープニングパーティが開かれる。もし、お時間がありましたらお出かけください。もちろん僕も出席します。お待ちしています・・・・・・・・。   合掌

 

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