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[no.667] 2014年1月30日 ”憲法を考える写真人の会”(よびかけ人121人 代表:田沼武能・芳賀日出男・田中光常・岡井輝毅・丹野章)セミナー「憲法を学ぼうvol.Ⅰ」がおこなわれた・・・・・・。

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28日、午後1時30分より、日本写真文化協会セミナールームにおいて、第1回目の憲法を考える写真人の会のセミナーがおこなわれた。講師に招いたのは、専修大学教授の山田健太さん。言論法、人権法、ジャーナリズム論の専門家だ。翌日からパレスチナへ行くという忙しい中での講義であった。まず最初にこの会の設立した趣旨と経緯について事務局担当の小松健一から説明した。会を代表して田沼武能さん、丹野章さんからあいさつをいただいた後、司会・進行の松本徳彦さんから講師の紹介などがおこなわれてセミナーは始まった。

この日のセミナーは、人権・平和・硬性ー憲法「改正」を考えるーというのがテーマであった。最初に憲法「改正」への歴史的な経緯について説明。経済界、新聞界、政党、国会などでの改憲の系譜についても学んだ。次に*21条についての「改正」ポイントについて。*9条についての「改正」ポイント。*96条の「改正」ポイントについても説明を受けた。国民が知らない所で、すでに何十年も前から着々と改憲の準備が進められてきていること、さらに事実上、憲法が無し崩し的に変質されてしまっていることなど知るにつけ、肌寒さを覚ええるとともに、表現者のひとりとしてなんとかせねばという気持ちが改めて湧いてきた。

講義の後、今後、写真人の会がどういう活動を展開していったらよいか、様々な団体やグループとの連系などは可能かなど、講師の山田さんをまじえて論議をした。色々な話が出たが、そのなかで日本ペンクラブが呼びかけて表現者の団体やマスコミ団体などで、ゆるやかな連絡組織を作り統一して、改憲問題に取り組むこと。次回のセミナーは、「国家秘密と表現の自由」をテーマにして4月頃に広範に呼びかけて開くこと。よびかけ人をさらに増やす活動を続けることなどが、熊切圭介さん、足立寛さんなど参加したみなさんで積極的に討議した。この日、チラシを見てセミナーに参加してくれた松本敦さんは、会終了後、賛同してその場でよびかけ人になってくれた・・・・・・・・。                                 (小松記)

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会が終わってからお腹がすいていたので、近くの居酒屋へ行った。よびかけ人代表のひとり丹野さんとよびかけ人で事務局を手伝ってもらっている宇井眞紀子さん(左端)と並木すみ江さん(右)の4人で。秋田料理の店だったので、子持ちのハタハタやいぶりがっこ、今が旬のたらのこぶ締め、白子焼きなど肴に一杯やりながら写真人の会の活動などについて話し合った・・・・・・・・。

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