16日、伊豆大島をはじめ関東地方に大きな災害をもたらした台風26号が日本列島を襲ったこの日から18日までの3日間は、僕にとっても信じられないまるで夢のような出来事がおきていた・・・・・・。一つは、小さい子どもの頃から良く知っていた香川県高松市の愛ちゃんがいま、通っている京都の大学から台風と共に上京してきたことだ。彼女は僕の写真の弟子の娘さんで高校時代に突然発症した大病と数年にわたる闘病の結果、みごと克服して、希望していた同志社大学へ入学した。今回の上京は就職活動の一環としてきたのだという。その初日に僕を訪ねて来てくれたのである・・・・・・・・・。
二つ目のこの奇蹟的な再会はひと言では説明しにくい。大体26年前に偶然に青森県の津軽半島の最北端・竜飛崎で出会った少女と何故、いま、会うのか・・・・・・。「それは今でしょう~」と言った所で、何故?、どうして?、理解できないと!?・・・・・・言われるに決まっている。もちろんこの26年間、お互いに音信不通であり、彼女の氏名も住所もわからず、実家があった所は、以前に行ったときに見たら引っ越していたのだ・・・・・・・。それが本当に奇跡的に会えた!☆とにかく会えたのである。当時4歳だった少女は、美しい女性へと成長を遂げていた・・・・・・・・・。僕はまるでわが子に再会できたようなうれしさでいっぱいの2日間だった・・・・・・・・・。
隅田川にかかる橋の中でも、最も美しいと言われている清洲橋とスカイツリーの光景。生涯忘れられないシーンとなるだろう・・・・・・・・。
今から26年前1988(昭和63)年に青森県津軽半島竜飛崎で撮影した少女が蘭子ちゃんだった。左の写真は家の前で。奥の青い屋根は小説家の太宰治や写真家の浜谷浩が宿泊した奥谷旅館。左の本は、『太宰治と旅する津軽』(新潮社)、右は『詩人たちの旅 青春 愛 故郷』(マガジンハウス)。その他にも『作家の風景ー文学館を巡る』(白石書店)、『文学館抒情の旅』(京都書院)、『日本文学風土記 東日本編』(イーブックス・イニシアチブ・ジャパン)、『文学の風景をゆく』(PHP研究所)をはじめ多くの雑誌にも蘭子ちゃんを掲載させてもらった。この写真は人気があり、欲しいという人も多かった・・・・・・・。君との出逢いに心から感謝する。ありがとう~☆!☆!☆! 合掌