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[no.624] 2013年10月14日 美しい四季折々の風景と繊細な感性を育んだ日本列島を襲う異常な高熱気温、そして強大な台風。いったいこれからどこへむかうのだろうか・・・・・・・。

 

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2013年10月13日撮影
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2013年9月16日撮影

昨日辺りから朝夕はすっかり秋めいてきた。本来はもう晩秋に入りかけている季節なのに、日本列島は30度を越す日が2日続いていたのだ。11日、12日の夜はパンツ一枚でタオルケットで寝ていたのに、一昨日からは、それでは寒く何度も目が覚め、毛布2枚をかけてようやく眠れたのだ。この夏からは気象台始まって以来の珍事が多発しているという。一体、美しい四季折々の風景と細やかな感性を育んだ日本はどうなってしまうのだろうか。

それは台風の多さにも現れている。上の夕焼けの写真は、一ヶ月ほど前の台風16号が過ぎ去った夕方、家の前から撮影したものだ。そして最初の写真は昨日13日に撮ったもの。正確にまだ一ヶ月たっていない。それなのに明日から本格的に影響を与えるであろう台風26号がやってくる直前の家の前の風景である。つまり3日に1つ台風が発生している計算だ。日本列島を取り巻く海水の温度が異常に高くなっていることも強大な暴風雨をともなった台風になっている要因だという。

これからが特に東日本では、本格的な稲や秋の味覚である果物などの収穫のシーズンである。農民たちの丸一年間の苦労が一瞬にして泡と消えてしまうことなように祈るばかりである・・・・・・・・。稲はもちろんこれから初冬にかけて旬を迎える野菜は、きのこ、さつまいも、じゃがいも、さといも、長いも、にんじん、ごぼう、れんこんなどなど。果物もたくさんある・・・・・・・・。秋の味覚といえば代表的な庶民の味だったさんまがいまだ三陸沖で獲れない。北海道の釧路沖約500キロメートルあたりが現在の魚場となっているという。当然のように値段は高い。安売りのスーパーなどでも小さいもので一尾100~200円以上はしている。飲み屋では高い所で、さんまの塩焼きが1尾1500円、安い店でも600~700円はするので、とても庶民の味とはいえないのが現状だ。貧乏写真家の口にはまだまだ入らないのだ~☆・・・・・・・・。

 

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