写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

[no.524] 2012年12月17日 第137回「一滴(しずく)」句会&忘年懇親会へ出席した。師走の総選挙結果には日本人のひとりとして暗澹たる思いを抱いた。しかしこれが現実、己に出来ることを着実にやっていくしかない・・・・・・。

昨日は朝のうちに投票所へ行き、師走の総選挙の投票を済ました。はじめて投票所を出た所で「共同通信」の者という人から出口調査のアンケートをとられた。最近はこの調査の分析によってまだ開票が0パーセントなのに”当確”がマスコミで流されるようになったのだと実感した。家に戻り朝風呂にのんびりと浸かった。

11時過ぎに新橋へ向かった。この日は午後3時から新橋の「井筒」というちゃんこ料理屋で、俳句同人結社「一滴」の第137回目の句会が選者の中原道夫さんを招いて開かれることになっていた。終了後は恒例の忘年懇親会だ。しかし、僕は大きな勘違いをして午後1時に港区立生涯学習センターと言う場所に行ってしまった。当然誰も来ているはずはない。最近、物忘れや勘違いが多い。ショールや帽子が見つからなかったり、先日も大切な会議や授賞式もすっかり忘れてしまって失礼したばかりだ。 トホホ・・・・・・・。

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句会はいつもながら熱が入っている。開始の2時間も早く新橋へ着いたので喫茶店へ入りまだ出来ていなかった俳句をひねった。それが次の3句です。
極月や候補者の口大となり
みちのくのひとと別れし牡蠣雑炊 (入選)
しわぶきの夜生姜酒床に置く (入選)
やはり急ごしらえの俳句はいけませんな。これから推敲を重ねて人様に見せられるような句に仕上げて行きたいと思っている・・・・・・・・・。
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代表の岡井輝毅さんがあいさつの後、乾杯の音頭をとって忘年懇親会は始まった。句会には間に合わなかった同人たちが参加し、懇親会は18人となって賑やかになった。
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今年の年度賞は、柳沼宝海さんが受賞した。10数年闘病生活を送っている奥さんを詠んだ絶唱の句が多い。
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大相撲の井筒部屋で長年料理長していた大将が作るちゃんこ鍋は旨い。毎年ここでちゃんこ鍋をつつき年の瀬を迎えるということをはじめて15年程がたった・・・・・・・・。
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正式な集合写真は、アサヒペンタックスに勤めている俳句仲間が撮影しているが、僕もちょつとと撮ったらこの通り手振れをしてしまったのだ~。酒のせいではないのだが・・・・・・・・。
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「井筒」の女将と岡井代表。
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女性陣に囲まれてご機嫌な中原先生でした・・・・・・・。一人ドサクサにまぎれて入っているのは、この日新たに事務局長になった内田露光さん。
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宴がお開きになってから有志で、よく行くホテル・オオクラのバーへ。夜の街を行く中原先生と同人のうららさん。
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ホテル・オオクラの玄関前もXマスの装飾に彩られていた・・・・・・・・。
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7人でブランデーのボトルを2本空けた。話はもっぱら俳句と写真談義。俳句もやるが写真家か、編集者がこの会のメンバーの大半を占めているからだ。
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中原さんに同人のうららさんとこの日、特選を2句と準特選を1句取った写真編集者として知られる板見浩史さん・・・・・・・・・。午前0時過ぎに帰宅してテレビを付けたら見出しのような状況・・・・・・・。酔いがいっぺんに醒めたので半ばヤケ酒気味に焼酎をあおりながらテレビ画面を2時間ばかり見ていたが、アホくさくなって寝ることにした。国を動かす主人公は国会議員ではないわ古今東西みてもすべて名も無き民衆たちだぞ~。己のすべきことを着実に一歩一歩していけばいいさと思ったのである・・・・・・・・・。

それにしても師走の寒空の忙しいときに何をしているんだ・・・・・・という思いは捨てきれない。戦後最低の投票率、膨大な死票、300議席にせまる議席を独占獲得した自民党の全国比例区で取った票のパーセントはたった27パーセントという現実・・・・・・・。残りの73パーセントの民意は一体どこに生かされるのだろうか・・・・・・・・。今後しっかりと注視していく必要はありそうだ。

☆2012年 春待月  鹿児島・Mさん(霧島黒豚詰め合わせ)  岡山・Hさん(信州りんごの箱詰め)
心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。  合掌      日本お布施党  党首

 

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