写真家 小松健一・オフィシャルサイト / Photographer Kenichi - Komatsu Official Website

2012年12月アーカイブ

 

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(中央チベットの聖湖・ヤムド湖のほとりで、満天の星空を仰いでいると吸い込まれてしまいそうになった。   2012年5月7日撮影)

2012年も今日で終わり。1年が何と早く過ぎ去ってしまうのか、ここ数年前から1週間が2~3日、1日があっという間に過ぎていくのでいつも焦りみたいなものを感じていた。昨年は『宮沢賢治 雨ニモ負ケズという祈り』の出版のための取材をはじめ、5冊の写真集の編集と出版に追われた年だった。それでも5月にロシア・サハリン、7月に中国・江南地方、9月に東チベットと3度の海外取材をおこなった。写真展も第2回「風」展をはじめ、5つのグループ展への作品出品、展示構成も3つの写真展を担当した。

今年はどうであったろうか、「上州の探検家・矢島保冶郎ー中国・西蔵30000kmの旅」の展覧会と写真報告集の出版に追われた1年間だったような気がする。4月~5月にかけての長い過酷な取材、8月にも四川省南西地方の奥地を取材した。10月からは「ヒマラヤ古寺巡礼」のアンコール展、11月の小松健一作品展「上州の探検家・矢島保冶郎ー中国・西蔵30000kmの旅」、11月~12月は銀座で開催された第5回日本中国写真藝術協会展を開いた。12月になってからは1月5日から16日までの小松健一写真展「三国志巡礼」の準備一辺倒の毎日であった・・・・・・・・。

結局は今年は出版活動は『上州の探検家・矢島保冶郎』の一本のみだった。僕のライフワークの一つ「日本文学風土記」の取材は山陰の出雲地方と瀬戸内に取材に出ただけであった。気になっている東北への取材はついぞ一度も出来なかったのだ。あの大惨事がおきてまだ1年余足らずなのに・・・・・・・。福島原発放射能漏れ事故のため、先祖代々から受け継いできた故郷の我が家へ戻れず、いまだ避難生活を余儀なく強いられている人々は16万人以上いるという現実を取材しなければ・・・・・・・という思いは募るばかりではあるが・・・・・・・・。悔しいかな、僕の体は一つしかない。もっと時間が欲しい。自由になる資金が欲しいと思ってみたものの、現実は現実、どうしょうもないのだ・・・・・・・・。

後、10時間余で2013年という新しい年を迎える。しかし単純には喜べない。それは閉塞感漂う時代状況と原発をはじめとしたエネルギー問題や外交問題、経済問題など山済みされた諸問題に対する政治家と民意の乖離には暗澹たる思いを抱かざるを得ないからである。そうした危機感を持っているのは僕だけではないであろう・・・・・・・。しかし、正月はやはり一年に一度のめでたいとき、古今東西民衆たちは、この時を家族団欒で、村や町をあげて、祝い、唄い踊り、酒を飲み、ささやかではあるがご馳走を食べ、神々に祈りを捧げて過ごしてきたのである。僕も先人たちに習いこの正月を送ることにしょう。新年は1月5日からの写真展、2月の中国・日本写真家共同展、3月の「上州の探検家・矢島保冶郎」の巡回展、5月までに奄美諸島とヒマラヤとチベットへの取材を予定している・・・・・・。新しい年も「光陰矢のごとし」という日々になりそうである・・・・・・・・・。

みなさん~!☆ 1年間ありがとうございました。新しい年もよろしくお願いいたします。 穏やかな初春をお迎えくださいませ・・・・・・・・・・   合掌

 

☆2012年 春待月  埼玉・Tさん(芋焼酎2升、おせち料理) 今年最後の心からの御礼となります。ありがとうございます。   日本お布施党  党首

 

28日午後2時から僕の地元の居酒屋「三福」で、毎年やってきた「恒例・ぶどうパン社”最後の望年会”」が開かれた。今年は20名の参加予定だったが、足の捻挫や緊急な仕事などでドタキャンが3人出て17名の参加だった。それでもこの師走の忙しい中で、こうして集まっていただき恐縮している。写真家の丹野章さんをはじめ、写真研究会「風」、写真集団・上福岡のメンバー、写真仲間、画家の友人などが参加してくれたのだ。

この会は一年の写真創作活動を振り返り、新しい年への豊富や目標をそれぞれが語りながら大いに飲み、食べようというのが趣旨である。丹野さんからは写真の肖像権問題の重要性が語られた。 越後の酒「影虎」の蔵出し生しぼりの甕入りや高知の四万十川上流の酒蔵の栗焼酎「火振り漁・ダバダ」などの差し入れがあり、1次会は5時半過ぎまで続いた・・・・・・・・・。

 

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(鈴木孝雄写真集『我が心の山嶺』を持つ著者とそれを購入したBさん)

2次会には10人程が残り引き続き会場となった居酒屋で席を替えておこなった。みんなは大いに元気で語り呑んでいたが、僕はこの日は体調が優れず、ほとんど酒も料理も口にしていなかった。2次会になってからは悪寒が走り、全身の節々が痛くなった。熱も出てきたみたいなので、女将に熱止めの薬をもらい飲んだ。しかし体調は悪化するばかりなので近くの漢方の薬屋さんへ行って薬を調合してもらった。そして宴たけなわでみんなには申しわけなかったが、先に帰らせてもらったのだ・・・・・・・。僕が主催しておきながら、本当にごめんなさい。しかし、こんなことは珍しい。記憶にないくらいの珍事である。みんなも驚いた顔をしていた。この間の疲れやプレッシャーが一遍にでたのだろう。8時過ぎには薬を飲んで床に就いた。みなさんもくれぐれもご自愛くださいませ・・・・・・・・。  合掌

26日、昼過ぎに写真家の塩崎亨君が車で、搬入の荷物を取りに自宅まで来てくれた。途中遅い昼食を軽くとって会場の新宿御苑前にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」へ向かった。3時から作業が開始された。ギャラリー館長の山下さんをはじめ、写真弘社の神谷君、フレームマンから3人、それに僕と塩崎君に友人のAさんと総勢8人だ。昨日までのこの間、ギャラリーの平面図とにらめっこして作り上げた展示構成をみんなに説明してから一斉に作業に取り掛かった。作品プリントはB2が10点と全紙が61点の合計71点。それに地図、挨拶文、プロフィールが入る。11面の壁面に三国志のストーリーにそって、地域順に並べていくのだからけっこう大変だった。

前日の午後までかかった約8000字を超えるキャプションを各作品に付け、最後にライティングを確認して終わったのは7時を廻っていた・・・・・・・。手馴れたプロ揃いにもかかわらず4時間もかかった。でも満足のいく展示ができたのでほっとした。この1ヵ月間は頭の中はこのことばかりで相当疲れた。一応展示が終了したのだ。後はまな板の鯉である。襟を正して正月5日の写真展のオープンを待つしかない・・・・・・・・。協力してくれたみなさん、ありがとうございました。 こころから感謝いたします・・・・・・・・。 合掌

塩崎君は用事があると言うので、Aさんと遅い食事を済ませて家路に向かった。この間の疲れと安堵感がいっぺんに出たのか心地よい酔いだった。冷たい北風のなかに満月に近い月が冴え冴えと光輝いていた・・・・・・・・。

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遅い夕食を食べた後、新宿のゴールデン街にある「ギャラリーことじ」へ行った。ずーと昔から行っている店だ。写真家の森山大道さんの常連の店としても知られている。この日は僕の写真展のDMをお願いしてきた・・・・・・・・。

 

 

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22日午後から写真集団・上福岡の今年最後の例会と恒例の蕎麦打ち年の瀬の会へ出かけた。この3日間半分徹夜みたいな状況だったので体調はあまりよくなかったが、その場で打ち立ての蕎麦が食えるとあれば、行くしかないと冷たい雨の中を駅まで歩いて来たのだ。写真集団・上福岡は、今年で創立30周年を迎えた歴史ある写真倶楽部である。ここ2年間で新入会員が女性を中心に10人近く増えたのでなおさら活気がある。

この日は何人かが体調不良などで休んでいたが多くの新入会員は参加していた。いつもどうりの例会をした後に、蕎麦、うどんを会員の蕎麦打ち名人が打ち、みんなで食べるのだ。その他に自然野菜のサラダ、漬物、燻製ハム、卵などみんなでもちよって一年間の写真創作活動について語り合うのである。それにづーと続いているプレゼント交換、これがまた楽しみなのだ。1000円程度の物を各自が創意工夫をこらして用意をし、ビンゴゲームをしてくじを引いていく。最後にプレゼントをみんなにお披露目して贈った人がひと言語るという指向だ。僕は自分で焼いたという陶器をもらった。温度感のあるユニークな形で気に入った。さっそく部屋に飾ってある・・・・・・・。

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新しく入った女性会員たちのパワーには圧倒される・・・・・・・。
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蕎麦打ち名人こと会員のマッチャン。この日は蕎麦20人前、うどん30人前を打った。うどんは2人前づつお土産にみな持って帰ったのだ・・・・・・・。
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会の終了後、有志で蕎麦を打ったマッチやンのご苦労さん会をいつもの焼き鳥屋へ行ってやった。途中でさすがに疲れがでて僕は眠ってしまった。今年最後の合評とあって力作が沢山並んだのではりきったこともあったのかな・・・・・・・。 今年も美味しい蕎麦をマッチャンありがとう・・・・・・・・。

ところで今日はクリスマス・イブ。どうぞ楽しい夜をお過ごしくださいませ・・・・・・・・。  合掌

☆2012年 春待月  埼玉・Iさん(信州そば) 心から感謝申し上げます。  日本お布施党  党首

早いものでもう3回目となった「フォトコン」3月号の”組写真の部”の審査が終了した。この企画は18年ぶりに復活スタートしただけあって反響が大きいと言う。僕自身もパーティなどで、「こんどの組み写真の審査期待しています」などと何回か声をかけられた。こうしたことはいままでにもいろいろな審査をしてきたがはじめてのことである。応募作品にも熱気を感じられて審査する僕自身も身を引き締めて望んでいる。組写真表現の新たな地平を切り開くために、この一年間全国の応募者のみなさんと切磋琢磨して頑張っていきたいと思っている・・・・・・・。

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この一ヶ月間集中して準備をしてきた正月5日から新宿御苑前のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開かれる僕の年男と還暦を祝う写真展「三国巡礼」のプリントチェツクがようやく終わりに近づいた。後数点をのぞいてはOK!をだしたのである。残りは細かく指示を出して、僕の担当を20数年来務めている写真弘社の神谷君に一任した。彼は僕の作品の隅々まで理解しているので安心して任せられるのだ。後はこれらの作品を展示するためにきれいにマット加工をしてくれるフレームマンの出番。こちらの方も何度か社長と打ち合わせをしているので大丈夫だ。
いよいよ残りは挨拶文、プロフィール、地図、それに71本のキャプションである。26日展示・飾りつけだから時間が無い。それに23日、24日は休日となっているので25日しかない。原稿の方は一応脱稿して渡してあるのだが、レイアウトと校正チェツクがある。それから展示できるように仕上げなければならない・・・・・・・。そして最後の最後に大切な展示構成がある。これはすべての作業が終わった後にしょうと思っている。つまり25日となるだろう。 本当に忙しい年の瀬となった。26日の展示・飾りつけが終わればようやく一息つけると思っている・・・・・・・・・・。

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プリントチェツクやら何やらでこの間、写真弘社がある神田へ通う機会があったので駅前で僕好みの店を探した。サワーなどは200円、生ビールは250円、芋焼酎は300円等々安い。つまみの肴は30種類ぐらいそろっていてすべて手作りがいい。そのほとんどが200円、高いものでも300円だ。呑んべぇたちにはうれしい店だ。それも改札から1分足らずのロケーション。客はサラリーマンが圧倒的に多いが若い女性客もいた。この店には、神田へ行く度に寄ったのである。つまみ、肉じゃが、バイ貝の煮付け、しらすとわかめの酢の物3品と黒甕芋焼酎のお湯割りとチューハイを飲んでしめて1050円也とはうれしい限りなのだ。  思わず合掌したくなるみ立ち飲みの店である・・・・・・・・・。
☆2012年 春待月  埼玉・Sさん(狭山茶詰め合わせ)  埼玉・Tさん(焼酎一升、温泉水、知覧茶)    埼玉・Yさん(りんご、みかん)  埼玉・Tさん(下仁田ネギ)
心から感謝いたします・・・・・・。 合掌            日本お布施党  党首

 

昨日は朝のうちに投票所へ行き、師走の総選挙の投票を済ました。はじめて投票所を出た所で「共同通信」の者という人から出口調査のアンケートをとられた。最近はこの調査の分析によってまだ開票が0パーセントなのに”当確”がマスコミで流されるようになったのだと実感した。家に戻り朝風呂にのんびりと浸かった。

11時過ぎに新橋へ向かった。この日は午後3時から新橋の「井筒」というちゃんこ料理屋で、俳句同人結社「一滴」の第137回目の句会が選者の中原道夫さんを招いて開かれることになっていた。終了後は恒例の忘年懇親会だ。しかし、僕は大きな勘違いをして午後1時に港区立生涯学習センターと言う場所に行ってしまった。当然誰も来ているはずはない。最近、物忘れや勘違いが多い。ショールや帽子が見つからなかったり、先日も大切な会議や授賞式もすっかり忘れてしまって失礼したばかりだ。 トホホ・・・・・・・。

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句会はいつもながら熱が入っている。開始の2時間も早く新橋へ着いたので喫茶店へ入りまだ出来ていなかった俳句をひねった。それが次の3句です。
極月や候補者の口大となり
みちのくのひとと別れし牡蠣雑炊 (入選)
しわぶきの夜生姜酒床に置く (入選)
やはり急ごしらえの俳句はいけませんな。これから推敲を重ねて人様に見せられるような句に仕上げて行きたいと思っている・・・・・・・・・。
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代表の岡井輝毅さんがあいさつの後、乾杯の音頭をとって忘年懇親会は始まった。句会には間に合わなかった同人たちが参加し、懇親会は18人となって賑やかになった。
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今年の年度賞は、柳沼宝海さんが受賞した。10数年闘病生活を送っている奥さんを詠んだ絶唱の句が多い。
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大相撲の井筒部屋で長年料理長していた大将が作るちゃんこ鍋は旨い。毎年ここでちゃんこ鍋をつつき年の瀬を迎えるということをはじめて15年程がたった・・・・・・・・。
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正式な集合写真は、アサヒペンタックスに勤めている俳句仲間が撮影しているが、僕もちょつとと撮ったらこの通り手振れをしてしまったのだ~。酒のせいではないのだが・・・・・・・・。
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「井筒」の女将と岡井代表。
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女性陣に囲まれてご機嫌な中原先生でした・・・・・・・。一人ドサクサにまぎれて入っているのは、この日新たに事務局長になった内田露光さん。
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宴がお開きになってから有志で、よく行くホテル・オオクラのバーへ。夜の街を行く中原先生と同人のうららさん。
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ホテル・オオクラの玄関前もXマスの装飾に彩られていた・・・・・・・・。
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7人でブランデーのボトルを2本空けた。話はもっぱら俳句と写真談義。俳句もやるが写真家か、編集者がこの会のメンバーの大半を占めているからだ。
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中原さんに同人のうららさんとこの日、特選を2句と準特選を1句取った写真編集者として知られる板見浩史さん・・・・・・・・・。午前0時過ぎに帰宅してテレビを付けたら見出しのような状況・・・・・・・。酔いがいっぺんに醒めたので半ばヤケ酒気味に焼酎をあおりながらテレビ画面を2時間ばかり見ていたが、アホくさくなって寝ることにした。国を動かす主人公は国会議員ではないわ古今東西みてもすべて名も無き民衆たちだぞ~。己のすべきことを着実に一歩一歩していけばいいさと思ったのである・・・・・・・・・。

それにしても師走の寒空の忙しいときに何をしているんだ・・・・・・という思いは捨てきれない。戦後最低の投票率、膨大な死票、300議席にせまる議席を独占獲得した自民党の全国比例区で取った票のパーセントはたった27パーセントという現実・・・・・・・。残りの73パーセントの民意は一体どこに生かされるのだろうか・・・・・・・・。今後しっかりと注視していく必要はありそうだ。

☆2012年 春待月  鹿児島・Mさん(霧島黒豚詰め合わせ)  岡山・Hさん(信州りんごの箱詰め)
心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。  合掌      日本お布施党  党首

 

昨日12月14日は、鈴木渉写真展「男衆ー小江戸 川越まつりより」を見に行った。場所は川越にある蔵里の展示ギャラリー(TEL049-228-0855)。17日(月)まで。10時から夜の9時30分までオープンしている。最終日は午後8時までだ。終日作者本人が会場にいるという。

彼とは30年近い付き合いだ。3年前までは写真研究会「風」の同人として中心メンバーとして活躍していた。体調のことなどもあり休会していたが、その間、一人で黙々と取材を続けていた成果が今回の個展。伝統行事を守り継承して行く男たちの姿とその苦労が丁寧に撮影されていて見る者の心を揺さぶる。特に祭りの裏方の様々作業を取材しており、撮る側と撮られる側の人間関係の深さを滲ませているのには感動した・・・・・・・。

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鈴木渉さんと長年連れ添ってきた奥様と記念写真。あんまり2人で撮ることはないだろうから・・・・・・・。
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写真展会場で。全紙、B2,B1と大きなサイズのプリントが並び壮観であった・・・・・・・。
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この日は、「風」のメンバーや元会員、それに今年8月鈴木さんと一緒に中国・四川省西南部地方へ取材に行った人も駆けつけた。お祝いに作ってきたという写真家・並木すみ江さん手作りのお赤飯が美味しかった・・・・・・・。
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夜は有志で作家の鈴木さんを囲んでささやかな祝う会を「三福」に会場を移しておこなった。出席者はのんべ~仲間の写真家の烏里烏沙君、塩崎亨君、菱山忠浩君をはじめ、並木すみ江さん、それに久しぶりに参加した元会員のTさん。今度「風」に入会する新進気鋭のGさん。やはりこの日も最後まで写真談義に花が咲いていた・・・・・・・。僕は正直、写真の話はもうしたくない~と思ったのだ。のんびりと飲んだり、食ったりする暇がないのだもの・・・・・・・。それでもって2次会も終わり、みんなを駅まで送ってから独りでじっくりと飲み直しをしたのだ~。写真談義となるとみな熱が入りすぎて、酒の味がわからなくなるのがいけません~!!

 

 

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「三国志巡礼」より(中国・雲南省大理)
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「三国志巡礼」より(中国・安徽省烏江)
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「三国志巡礼」より(中国・江蘇省宿遷)

来年正月の5日から新宿御苑前のギャラリーシリウスで始まる小松健一写真展「三国志巡礼」の展示・飾り付けまで後、12日と迫った。この3日間集中してDMの発送作業をしていた。宛名などすべて手書きと言う超アナログ手段なので手間がかかる。切手貼り、封印、紙を折るなどただただ同じ作業を繰り返してどうにか1250通程は投函できた。

そのせいかどうかわからないが左肩と右足の太股に激痛が走りどうしょうもないのでよく行く針灸の診療所へ行って診てもらった。針やら電気など1時間半ほど治療をしてもらったら少しは良くなった。足の痛みは腰からきていると言うし、肩の痛みは一ヵ月半ほど前にぶつけたのが再発したのだという。暖房器具を使わず、寒い部屋の中で同じ姿勢を3日間も続けていたからだろうか。やはり歳だな・・・・・・・。先生には「とにかく体を温めなければだめだよ~」と針でなく釘をきつく射されたのである。

それでもって昨年は1度も購入しなかった灯油を買って石油ストーブにさっそく点火。部屋が急に暖かくなった。とにかく手がかじかまなくなっただけでもうれしかった。原稿を書こうと思っても手が冷たくてうまくペンが動かせなかったのだ。でももう大丈夫。手が冷たくない。これで溜まっていた原稿を一気に書くぞ~!!

さらについでに毎年受診している肺がん、前立腺がん、大腸がんをはじめとした市の特定検診も受けてきた。胃がんはしばら調べていなかったので申し込んだが予約がいっぱいで年内は駄目。来年早々に受診するつもりでいる・・・・・・・・。後いくつかの原稿を仕上げて、写真展の準備に集中しないと間に合わなくなる。キャプション、あいさつ文なども書かなければいけないし、最後の大仕事である展示構成がある。年の瀬をゆるりと楽しみながら飲み歩くことなどは今年は出来そうもない・・・・・・・・・。

でも16日の選挙だけはいかないと。まだ1年9ヶ月 しかたっていないのにもうあの福島原発事故の怖さを忘れたのか、この寒空にまだ16万人以上の人々が故郷の我が家に戻れず避難生活送っている現実を直視しなければと思う。 地球の未来と未来の子供たちに禍根を残す原発だけは廃炉にしなければならないのだ~!!☆ これは人類の最低限の責任と使命だろう。    合掌

☆2012年 春待月 福岡・Tさん(博多明太子) 心から感謝いたします。 合掌  日本お布施党 党首

 

 

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長らくお待たせいたしましたが、師走に入ったこの時期にようやく1月5日から16日まで新宿御苑前のアイデムフォトギャラリー[シリウス」の年頭企画展として開かれる小松健一写真展「三国志巡礼」のDMが出来上がった。デザインは元3Dデザイナーだった写真家の塩崎亨君。書は恥ずかしながら僕が書いた。10月の僕の写真展「ヒマラヤ古寺巡礼」も彼のデザインだ。僕は彼の簡素なデザインが気に入っているのである・・・・・・・・。

とにかく22年間、中国大陸を巡った距離は60,000キロメートルを超える取材だったので、撮影したフィルムは膨大な量になる。11月の前橋での写真展が終わった後、銀座での第5回日本中国写真藝術協会展があったものの丸々10日間は家に篭り作品のセレクト作業を集中して行った。そうは言ってもやはり22年間分の作品を一つの写真展にまとめるという作業は大変だった。それぞれの作品にどうしても思いが入ってしまう。なかなか削れないのである。

それでも今月26日が展示・飾りつけと決まっているので後が無い。プリントの仕上げ、額装の加工作業、それに展示構成と考えると・・・・・・。焦るばかりであった。でも一昨日ようやく71点に絞り込んでポジ原稿を写真弘社の担当者へ渡すことができた。しかし、まだまだすべきことは山ほどある。まずキャプション原稿を書かねば成らない。挨拶文やプロィールも。プリントの焼きチェクも必要だ。それに重要な展示構成もしなければならない・・・・・。また、誰にも出していないDMの発送作業。PRが大幅に遅れてしまっている。手書きの宛名書きなどもけっこうな作業である。

みなさん、「よし、配ってやるぞ!」という協力してくださる方がおりましたらご一報ください。DMを必要な枚数をお送りします。よろしくお願いいたします。何はともあれ、総選挙も入り乱れた師走のこのあわただしさの中で、最優先にやらなければならない。2013年は僕は還暦を迎えるし、年男でもある。よ~し、がんばるしかないんだ~☆!!

 

☆2012年 春待月  東京・Tさん(飛騨・高山の漬物セット)  名古屋・Hさん(讃岐の鎌田醤油の詰め合わせセット)  埼玉・Kさん(丸大ハム詰め合わせ) 心からありがとうございます・・・・。 合掌

日本お布施党 党首

 

昨日、久しぶりに外出した。この間、前橋での展覧会終了後、10日間家にこもって来年1月5日からはじまる僕の写真展「三国志巡礼」の作品セレクトに明け暮れていた。特にこの4日間は根をつめていただけにこの日は久しぶりの気分転換になればとの思いもあった。写真構成の七割方までが出来、方向性が見え始めたから出かける気になったのである。新宿のカメラ店にも寄りたかったし、写真弘社との打ち合わせもセッティングした。最近は余り都内に出ないので、出たときに幾つかの用件をまとめて済ますように心がけているのだ。

今年度の伊奈信男賞は、日系4世のBRIAN Y.SATOさんの「ごくろうさま ハワイの日系二世」だ。テーマ性や表現方法は別段新しくはないが、丹念に取材しており、その努力は評価できる。しかし、プリントや展示の仕方には一考を要すと思った。三木淳賞には、斉藤麻子さんの「FIELD NOTE」が選ばれた。彼女はすでにこの作品で今年日本写真協会賞の新人賞も受賞している。最近の若い写真家のなかでは骨太な作品ではあるが、けして目新しい作風ではなく、類似作品もあるのが気になった・・・・・・・。

久しぶりのパーティーに参加したので、日本写真家協会の田沼武能会長や熊切圭介副会長をはじめ、多くの人たちと話しが盛り上がって楽しかった・・・・・・・・・。

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新宿ニコンサロンがある副都心の新宿エルタワー28階から見た東京の夜景。最近街の灯が暗くなったと感じる・・・・・・・。

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第14回三木淳賞を受賞した斉藤麻子さん(左)と日本写真協会の事務局員のTさん。
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伊奈信男さんのご子息(右)と三木淳さんのご子息。生前僕は両先生にお世話になった。その思い出話をするとお二人は喜んでくれた・・・・・・・・。
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公益社団法人日本写真家協会名誉会員の丹野章さんと常務理事の山口勝広さん。二人は長きに渡っての良き先輩写真家である・・・・・・・・。
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先輩ではあるが写真仲間でもある中村征夫さん(右から2人目)と市原基さん(左端)。女性は中村さんの事務所のスタッフ。2人ともいい仕事を残している本物の写真家である。
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パーティーに参加していた写真家の塩崎亨君と編集者のYさんと3人で先代から付き合っていた新宿の「樽一」へ牡蠣と鯨を食べに行った。この日、石巻港からはじめて牡蠣が入荷したというメールを2代目店主の慎太郎君からもらっていたので、震災復興の一助となればと出かけてきたのだ。例年の2割ほどしか収穫がまだないという。牡蠣は小ぶりではあったが東北の潮の香りと甘みが口の中に広がってきた・・・・・・・。
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僕らにとっては鯨は子供の頃、いやというほど食べさせられた記憶が残っているが、現代っ子の2人は余り口にしたことが無いという。とくにYさんは山国育ちのためか、物珍しそうに写真を撮りながらメニューなどをメモしていた
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塩崎君もYさんも明日は仕事で朝から忙しいと言うのでそこそこに引き上げた。僕もまだまだ1月の写真展の展示構成が終わったわけではない。今日も一日格闘して、明日6日に写真弘社へポジを引き渡す予定だ。22年間、60、000キロメートル歩いて撮影してきた重みはやはりある。還暦の年の初めにふさわしい、自分で納得のいく作品展にしたいと強く決意している・・・・・・・・・。

☆2012年 春待月  長崎・Yさん(長崎ちゃんぽん・長崎皿うどんセット) 東京・F社さん(恵比寿ビール詰め合わせ) 神奈川・Mさん(手作り梅酒、オリーブ漬けなど詰め合わせ) ・・・・・・・心から感謝します。  合掌    日本お布施党 党首

 

クラブツーリズム(株)主催の企画ツアーに同行することとなった。「ヒマラヤ山麓の素朴な村々とそこに暮らす人々と交流するネパール撮影紀行6日間」という旅だ。出発は来年、2013年2月1日(金)。担当者が僕のオフィシャルサイトを見ていて依頼してきたのだ。この間、中国、チベットへ集中していたので、ここ3年ほどヒマラヤにはご無沙汰していたこともあり、引き受けたのである。

6日間という短い期間だが、日程とコースは僕が計画した。この短期間で、ヒマラヤネパールの魅力を最大限に味わってもらえるコース設定をした。古都・カトマンズをはじめ、ポカラ、バクタプル、パナウティ、ナガルコット、チャングナラヤン、パタンなどの歴史ある世界遺産の町を巡り、通常のツアーでは絶対に行くことができない場所に案内したいと思っている。また、ただ撮影するというのではなく、そこに生きる人々と同じ視線に立って交流し、民族や文化、宗教の違いをお互いに認識したうえで交流を深める旅にしたいと思っている。

旅行代金は一人348、000円(チラシの値段よりも50.000円安くなった)とチャーター直行便とあって弱干高めに設定してあるようだが、タイ・バンコックで一泊するなどの無駄な時間がなく、時間を有効に活用できることも魅力であろう。この季節は、ヒマラヤの山々の眺望が一番美しく、気温も日本の春先ぐらいで気持ちよく過ごせられる。ぜひ、一緒にヒマラヤの峰峰に抱かれた麓の村々をのんびりと歩いてみませんか。 そして今までの自分の人生を振り返り、自分のこれからの生き方を発見しましょう・・・・・・・・。そんな素敵な旅となるように、心をこめてご案内いたします。  合掌

☆詳しい問い合わせ・資料の請求  クラブツーリズム(株)TEL:03-5323-4455 ・03-5323-66589:15~17:30(月~土) 申し込み締め切り日:12月27日(木) [コース番号は20028-490] です。

 

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(写真はすべて小松健一「ヒマラヤ古寺巡礼」、「雲上の神々-ムスタン・ドルパ」の旅より)

昨日、銀座で開催している第5回日本中国写真藝術協会展の会場当番だったので午後から出かけた。来年の2月26日から虎ノ門の東京中国文化交流センターで開催する「中国イ族」の中国・日本写真家共同展についての打ち合わせをした。また1月5日から新宿御苑前のギャラリー「シリウス」で始まる僕の写真展「三国志巡礼」のDMの色校について印刷屋さんと内合わせをした。このDMは遅れに遅れてようやくここまでこぎつけたが出来上がりは10日前後となってしまう・・・・・・・・。完成しだい送りますのでよろしくお願いいたします。

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写真展会場に昨年9月に東チベットの取材に同行してくれたメンバーのうち写真家の烏里烏沙君をはじめ、4人が集まってくれた。長崎在住の写真家・山崎政幸君と鈴木紀夫さんが来られなかったのは残念だったが体調が悪かったり、遠方なので仕方がない。6時過ぎから新橋の「いそむら」へ繰り出して、1年ぶりの再会に大いに親交を暖めたのである。少し早めのXマスプレゼントをいただいたり、写真談義や新たな人生のスタートを切る話など盛り上がった。家が遠いKさんをのぞいた4人は元気に2次会へと繰り出したのはいうまでもない。師走を前に新橋・烏守口界隈の飲み屋街は遅くまで賑わっていた・・・・・・・・・。

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新橋・烏守口の「いそむら」は、大将が元編集者で、現在も女将とともに俳人として結社もしていることもあり、多くの俳人仲間から愛されてきた店だ。今年で創業30周年の節目となるが、それを契機に今月27日で店をたたむのだと言う。こういういい店がどんどん東京から消えていってしまうのは、呑べぇにとっては本当に座年でならないのである~!!東チベットへ行った仲間と大将と女将さん(真ん中の2人)

 

☆2012年 春待月  埼玉・Sさん(紀州南高梅)  埼玉・Yさん(みかん、柿、大根など)  東京・社団法人K組合さん(高級干椎茸どんこ)   香川・Sさん(讃岐うどん)  東京・Yさん(マフラー・ウィスキー)  ありがとうございます・・・・・。 合掌  日本お布施党  党首

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